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2005.02.11

索道入門 その3

特殊索道の分類

普通索道と特殊索道の違いは、搬器が密閉式か開放式かの違いなので、理屈の上では交走式や複線式の特殊索道も考えられ、実際にリフトの黎明期には複線自動循環式のリフトがあったそうだが、今では単線循環式のみと言っても差し支えないだろう。

単線自動循環式を脱着式という意味のデタッチャブルと呼ぶこともある。普通索道でも同じはずだが、デタッチャブルというとリフトを指すことが多いような気がするのは、筆者の錯覚かな? 固定循環式はフィックスドだが、こう呼ばれるのを聞いたことが無い。

国内の特殊索道の大半は、旧法令で乙種に分類されるスキー用のリフトで、単線固定循環式と単線自動循環式がある。前者では定員1~4人、後者では定員2~6人(除く5人乗り)がある。ヨーロッパには8人乗りの単線自動循環式があるそうだが、日本には未導入で、昨今の情勢だと当分は登場しそうにない。旧甲種の観光リフト・夏山リフトも構造的には旧乙種と同等だが、搬器の地上高や速度の規制値が異なっていた。現在では法令上では規制値が示されていないが、通達のような形で規制値が示されているようだ。以前よりはかなり緩和されているようで、以前では考えられない設計のリフトが登場している。

特殊索道で変っているのは、以前は丙種と分類されていた滑走(滑雪)式の索道だ。この方式では、旅客は自身の装着するスキーやスノーボードに乗ったまま搬器に引っ張られる形で、雪上を滑走して運ばれる。形態としては、法令上索道にならないロープトゥと似ているため、両者が混同されている事もある。旧丙種の索道が少ないこともあって、ロープトゥを丙種だと誤解されている事もあるようだ。

&h3f3fさんのサイト「つなわたり/ロープウェイに乗ろう」には、甲乙丙種の区別があった最後の年、平成9年度の鉄道要覧に掲載された丙種特殊索道の一覧が掲載されているので、大変参考になる。

さて、ロープトゥと旧丙種の違いだが、ロープの材質と搬器の有無が目安の一つになっているようだ。

ロープの材質は、索道の場合はワイヤーロープ・・つまり鋼線のロープに限られ、食物繊維や合成繊維のロープはロープトゥになるということだ。搬器の有無とは、直接ロープを掴む設備の場合は当然ロープトゥになるとして、他にも握索機を用いない簡易なグリップなどの場合も搬器とは見なさないそうだ。

その1~3で、とりあえず最低限の基礎知識は押さえたので、次回からは本論(?)を書き進めたいと思います。基礎知識のほうは、随時補筆改訂するなり、その4以降を加えたりしたいと思いますので、つっこみ・質問など歓迎します。(2005.2.11 風邪ひきで外出不可の日に記載)

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