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2005.03.06

キューピットバレイ ゴンドラネージュ ~川鉄-ギラクのゴンドラ

CVGL01

キューピットバレイ ゴンドラネージュ
事業者名:株式会社キューピットバレイ
スキー場名:雪だるま高原キューピットバレイ
公式サイト:http://www.yukidaruma-kogen.com/winter.asp
所在地:新潟県上越市安塚区須川
キロ程:2828m
高低差:531m
輸送能力:1800人/時
速度:5.0m/s
動力:電気
許可年月日:1990年5月11日
運輸開始年月日:1990年12月22日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:6名
山麓:緊張(地下)
山頂:原動(地下)
索道メーカー:川鉄鉄構工業
搬器メーカー:Swoboda社

観察日:2002年3月22日

キューピットバレイのベースとトップを直結するゴンドラネージュは、本スキー場の基幹路線で、山頂から初~上級の各技量に応じたコースがある。斜度変化に富んだコースは退屈させないが、この山がスキー場としては必ずしも恵まれた地形でなかったことを物語る。

川崎製鉄と安塚町(当時)で構成された第3セクター安塚総合開発が開発したが、1999年に川崎製鉄が撤退し同社は解散、安塚町が98%出資の(株)キューピットバレイが事業を引き継いだ。営業開始当時の正式名称は「菱が岳ゴンドラリフト」だったような気がするが、これはちょっと自信がない。

この関係で、ゴンドラのメーカーは川鉄鉄構工業(当時)となっている。同社は川崎製鉄の子会社で、索道業界に参入するにあたりオーストリアのギラク社と提携、本スキー場のほか川鉄系の会社が出資した小海リエックス(長野)とスカイバレイ(兵庫)に実績を持つが他のスキー場の実績は不明。普通索道もここ1基だけと思われる。ゴンドラ搬器は3次元曲面を持つ大きな窓を持つデザインで、輸入品かもしれない。(Swoboda社製と判明)

川鉄鉄構工業は、その後、川鉄マシナリーとなり、さらに川崎製鉄と日本鋼管の合併により、鋼管系のメンテック機工と合併、現在ではJFEメカニカルとなっている。同社は、現在でもメンテナンスを中心に索道製作事業を継続している模様。

CVGL02

緊張装置は、この画像のように山麓駅にあり、支えい索が垂直方向に設置された大きな滑車で地下に誘導されている。おそらくは地下に垂直方向に設置された緊張滑車があり、重錘式となっているものと思われる。この方式は、滑車の重量も緊張力として利用できるので、合理的ではあるが、ロープの曲げ回数が増えるので、あまり得策といえないような気もする。日本ケーブルのデタッチャブルリフト1号機である高天原トリプルリフトが似たような構造の原動緊張装置を採用(こちらはモーターや減速機も重錘の一部になった)したが、すでにクワッド化されて現存しない。

CVGL03

山頂駅の原動装置も地下に設置されており、原動軸が床の穴から立ち上がり原動滑車に連結されている。

執筆日:2005年3月6日

「索道な人たち」でリンクさせていただいている『スキー場四方山話』の“リフト一本勝負”によれば、北海道のキャンモアスキービレッジにも川鉄鉄構工業のクワッドがあるそうです。

(2005年3月13日追記)

Swoboda社から分離したCarvatech社のサイトにここの搬器が掲載されているのを見つけました。
(2006年6月19日搬器メーカー追記)

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コメント

こんばんわ。
大会があり上越国際スキー場へ行ってきました。
大沢ゲレンデ「大沢トリプルリフト」ですが、このゴンドラと同じような原動装置になっていました。縦方向に滑車が回っていました。メーカは日本ケーブルだと思います。
昭和59年架設とあり、かなり老朽化していたようでした。

投稿: 五菱 | 2005.03.17 19:23

本文内で書いた高天原トリプルが昭和58年の架設ですから、大沢トリプルはその翌年の架設ですね。高天原と同じ構造である可能性は十分あると思われます。そうなると、原動緊張装置なのでしょうね。
大沢トリプルは、乗っていますが、もう十数年前になりますので、よく覚えていません。国内における単自リフトの黎明期のリフトもだんだん少なくなってきてますから、貴重品ですね。

投稿: こぶ | 2005.03.19 22:57

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