ダイナランド αライナー

ダイナランド αライナー
事業者名:(株)平安
スキー場名:ダイナランド
公式サイト:http://www.dynaland.co.jp/
所在地:岐阜県郡上市高鷲町西洞
キロ程:1377m
高低差:325m
輸送能力:2400人/時
速度:4.0m/s
動力:電気
許可年月日:1984年6月16日(トリプルとして)
運輸開始年月日:1984年12月23日(トリプルとして)
建設年:1999年(クワッド化)
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4名
山麓:原動緊張(油圧) タイプET
山頂:終端 タイプET
索道メーカー:日本ケーブル
搬器:モデルE
観察日:2005年3月18日
ここダイナランドは、奥美濃地区の大規模スキー場の先駆者となったスキー場で以前は「大日岳スキー場」を名乗っていた。事業者の「平安」は結婚式場か京都の会社かと思うような名前だが、実は本社は名古屋にあり、オーナーは映画館経営などで知られるヘラルドグループの創始者古川一族の出身らしい。
さて、このαライナーはスキー場のメインラインとなるリフトで、奥美濃地区デタッチャブルリフトのトップをきって1984年にトリプルリフトとして登場した。この時は安全索道製であったが、1999年にクワッドに更新された際、日本ケーブル製となった。同一箇所での架替えであったので、廃止・新設ではなく、トリプルリフト時代の事業許可を活かし、変更認可で架け替えられたため、許可日や運輸開始日はトリプルリフト時代の記録を受け継いでいる。
同系統のデザインのめいほうスキー場第3・4クワッドに比べても、YANリフトのコンパクトな停留場機械に匹敵するような小型化が行なわれたように見えるが、デザイン上の錯覚なのか本当にコンパクトになったのか不明。
日本ケーブルのゴンドラやデタッチャブルトリプル以上のリフトは、角錐支柱を標準にしていたが、この頃から円筒支柱も出てきており、このリフトも円筒支柱だ。ダイナランドには日ケーのクワッドが2本あるが、全てデザインが異なっており、日ケークワッドの進化を見ているようで面白い。
執筆:2005年4月17日
古川一族の関わる会社はいろいろあり、血縁関係はあっても資本関係がない企業グループもあり、私にも全貌はよく判りません。その中で(株)平安は、名古屋でパチンコ店、映画館などを経営する(株)エフワンの関連会社です。このエフワンが、2006年2月27日民事再生法の適用を申請したそうです。ダイナランドへの影響は現時点では不明ですが、ちょっと心配です。
追記:2006年3月7日
誤記修正:2006年4月29日(許可・運輸開始年月日)
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