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2005.05.28

ヒラフゴンドラ ~CWA旧形4人乗り搬器採用の国内最終路線

HIRAFUGL01

ニセコ グラン・ヒラフ ヒラフゴンドラ
事業者名:ニセコ高原観光
スキー場名:ニセコ グラン・ヒラフ
公式サイト:http://www.grand-hirafu.jp/index.html
所在地: 北海道虻田郡倶知安町字山田204
キロ程:1878m
支柱基数:15基
高低差:449m
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:4.0m/s
動力:電気
許可年月日:1984年7月23日
運輸開始年月日:1984年12月8日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4人 グレッシャー

山麓:原動
山頂:緊張(重錘)
索道メーカー:日本ケーブル
搬器メーカー:CWA

観察日:2005年3月21日

ニセコに4基あるゴンドラのうち2番目に営業を開始したもの。

ニセコ地区は、開発された順に「ヒラフ」「アンヌプリ」「東山」の3地区に大別され、さらにヒラフ地区は索道会社がニセコ高原観光とサンモリッツリフトに別れており、前者は「高原エリア」、後者は「アルペンエリア」と通称されていた。高原エリアに隣接する花園エリアに東急不動産が進出する事になり、東急では1985年にニセコ高原観光を傘下に収める一方、花園エリアは直営での開発を行い1992年にスキー場営業を開始した。しかし、バブルがはじけ花薗エリアの開発はスローダウンし、実質的に中断する形になっていた。このような状況の中、オーストラリアでニセコブームが起こり、2004年にはオーストラリアメルボルン市に本社を置く「ハーモニー・リゾーツ・ニセコ・Pty.Ltd」社傘下の日本ハーモニー・リゾート(5%だけニセコ高原観光も出資)が東急不動産から花園地区の資産を買収、その一方、ニセコ高原観光は経営の行き詰っていたサンモリッツリフトよりスキー場設備とホテルニセコアルペンを買収した。そして、花園エリアも含めたヒラフ地区のスキー場は東急不動産子会社の東急リゾートサービスと東急不動産・ニセコ高原観光の3社共同で行う事になり、長年続いていたヒラフ地区の分割統治がようやく東急系に一元化された最初のシーズンが、訪問した2004-2005シーズンとなる。

さて、このヒラフゴンドラはニセコ高原観光が「高原ゴンドラ」として架設したものだが、ニセコ高原観光が架設したリフトで現存するものは全て東京索道製であるが、なぜかゴンドラだけ日本ケーブル製となっている。ゴンドラへの参入は、当時の四大メーカーで最後発となった東京索道だが、ヒラフゴンドラが架設された時には、すでに富良野ゴンドラの実績を持ち、ゴンドラに限ってメーカーを変えた経緯が興味深い。部外者の感想としては、もしも東索のゴンドラだったなら、ニセコにある4本のゴンドラが全てメーカー違いで面白かったのに・・・というくだらないものだが、当事者にはおいそれとは語れない秘話があるかもしれない・・というは考えすぎかも。単に食い込みたかった日ケーが安値で受注しただけかもしれない。

架設された1984年は、世界初の単線自動循環式着席8人乗りゴンドラがつくば科学博に登場した年であり、国内のゴンドラでは、すでに6人乗りが主流だった。現に、この後に登場したゴンドラの内、4人乗りは1985年建設「神居山ゴンドラ」・1986年建設「阿佐山ゴンドラ」・1996年建設「獅子吼高原ゴンドラ」しかない。

さらにここは、4人乗りゴンドラとして安索のポマ式卵型搬器と勢力を二分していた側面が平面のCWA旧形搬器を使った国内最後のゴンドラだ。ちなみに、その後国内の単線自動式に導入されたCWAの搬器オメガ形」や「BB形」などは、側面が曲面となっている。

しかし、山頂駅の位置は理解に苦しむ。上部へのリフトの乗継が非常に悪く、延々と歩いた上にやや昇らないと乗り継げない。キング第3トリプルで滑る場合でも、いったん旧アルペンゲレンデに行き、エース第2クワッドか、さらに上がったエース第3ペアからアプローチした方が楽。

執筆日:2005年5月28日

&h3f3fさんの「つなわたり」にある掲示板で、ちゅうさんからCWAの旧形搬器はグレッシャー形というと教えていただきました。以前にも、名称を教えてもらった事があるのですが、すっかり忘れていて、この文を書いたときから気になっていたのですが、言われて思い出しました。以前うかがった時も確かにグレッシャー形と聞いたと思います。

2005年5月30日補筆

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コメント

お久しぶりです。数年ぶりに書き込みします。
来季のヒラフはリフト架設から50周年ということで、記念?も含めてヒラフゴンドラは8人乗りへ架け替えされるようです。
公式サイトにもざっくりですが概要図が掲載されてます。

投稿: kiki | 2011.05.28 21:23

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