« 箱館山スキー場 箱館山スラローム第1A・B線リフト | トップページ | ごりんゴンドラ ~不可解な山頂駅位置 »

2005.05.25

湯田中ロープウェー ~交走式国内最長

YUDANAKARW01

ごりん高原 湯田中ロープウェー
事業者名:コクド
スキー場名:ごりん高原
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/gorin/
所在地:長野県下高井郡山ノ内町湯田中渋温泉郷
キロ程:3156m
支柱基数:8基
高低差:370m
輸送能力:585人/時
搬器台数:2台(湯田中号・ごりん号)
速度:7.0m/s
動力:電気
許可年月日:1987年8月26日
運輸開始年月日:1987年12月25日
種別:普通索道
方式:2支索2えい索四線交走式
搬器定員:101人
山麓:原動
山頂:
索道メーカー:安全索道
搬器メーカー:不明

観察日:2005年3月19日

湯田中渋温泉郷の北側にそびえる五輪山の北西斜面にあるごりん高原スキー場と湯田中温泉を結ぶロープウェイ。3キロを越える普通索道で、唯一の交走式。同方式第2位の太龍寺ロープウェイよりも400m近く長く、ダントツでトップとなっている。

ロープウェーとロープウェイの呼称が混在しているが、これはコクドではロープウェーという表記を標準としているのに対し、筆者はロープウェイという表記を標準としており、固有名詞としては「ロープウェー」、一般名詞としては「ロープウェイ」と記載したためであしからず。同様な事例に、コクドなど一部のスキー場事業者やメーカーで2人乗りリフトを「ロマンスリフト」と称するのに対し、筆者は一般名詞としては「ペアリフト」を使うなどがあるのでご承知おき願いたい。

さて本題にも戻ると、当ロープウェイの線路は、山に登るというよりも山すそを横切る形であるので、小さな尾根越えや谷渡りが多い複雑な線下地形となっており、交走式の割に支柱基数も多め。

ごりん高原は、志賀高原を二分して保有する和合会と共益会のうち、湯田中地区住民を会員とする共益会保有の焼額山をコクドが開発する見返りに開発が行なわれたと言われている。そのため湯田中地区宿泊者を主な利用者として想定しているためか、駐車場キャパが公称30台と規模が極めて小さく、とてもいまどきのスキー場とは思えない。実際は山麓駅に隣接する体育館前を駐車場代わりに使っており、もう少し駐車可能台数は多いが、それでもスキー場の規模に見合っているとはいえない。

YUDANAKARW02

山麓駅舎に隣接し、おそらく妙高杉ノ原ゴンドラの廃搬器と思われる4人乗りゴンドラの搬器が並べられ、更衣室として利用されている。駅舎内に更衣室が設けられなかったのも、温泉宿泊者向けと考えられていた証しか。

YUDANAKARW03

山頂駅はコンパクトで、ほぼ直角の方向に出るごりんゴンドラ山麓駅に直結している。画像ではわかりにくいが、ゲレンデにCWAの4人乗りゴンドラ搬器が2台置かれ、休憩所になっている。子供の雪遊びに上がってきた温泉客の利用を想定しているのかもしれない。

YUDANAKARW04

YUDANAKARW05

搬器はCWA社製に非常に似たデザインだが、同社の銘板がなく、握り紐の取っ手形状が同社独特のデザインでなく、似せて作られた国産搬器と思われる。

コクドの経営見直し計画案で、経営分離の対象スキー場となっており、2006シーズン以降の動向が気になる。

執筆日:2005年5月25日

2006年6月25日追記
西武グループ再編で、コクドの事業を引き継いだプリンスホテルは、長野県にごりん高原を売却する意向であることを伝えた。引き取り手が現れるかどうか気になる。

« 箱館山スキー場 箱館山スラローム第1A・B線リフト | トップページ | ごりんゴンドラ ~不可解な山頂駅位置 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 湯田中ロープウェー ~交走式国内最長:

« 箱館山スキー場 箱館山スラローム第1A・B線リフト | トップページ | ごりんゴンドラ ~不可解な山頂駅位置 »