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2005.05.26

ごりんゴンドラ ~不可解な山頂駅位置

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ごりん高原 ごりんゴンドラ
事業者名:コクド
スキー場名:ごりん高原
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/gorin/
所在地:長野県下高井郡山ノ内町湯田中渋温泉郷
キロ程:2456m
支柱基数:23基
高低差:440m
輸送能力:1800人/時
搬器台数:不明
速度:5.0m/s
動力:電気
許可年月日:1987年5月28日
運輸開始年月日:1988年1月10日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:6人
山麓:原動
山頂:山頂重錘
索道メーカー:安全索道
搬器メーカー:不明

観察日:2005年3月19日

ごりん高原スキー場のメインライン。ハードとしては、安全索道製6人乗りゴンドラとして標準的なタイプ。

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山麓駅は湯田中ロープウェー山頂駅と隣接し、通路で直結している。1階にカレーショップがある。

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山頂駅は五輪山山頂の北側、竜王山と五輪山の鞍部にある平坦地に位置し、車庫線は山頂にある。

この山頂駅の位置が不可解で、一応、ここからでも多くコースに滑り出すことが出来るが、実質的なスキー場のトップは第1ロマンスリフトの山頂にあり、多くの来場者はゴンドラとリフトを乗り継いで滑り始める。滑り出しの位置の斜度が不十分で、ほとんど歩くような感じになるためで、第1ロマンスへの連絡でさえも、出だしは十分な斜度があるとは言い難い。リフトの山頂は、車庫線付きのゴンドラ停留場にはちょっと狭いが、車庫線無しなら十分設置可能と思われ、一方車庫線もゴンドラ山麓でも設置可能と思われるため、なぜこのようなレイアウトになったのか不可解である。

おそらくは拡張の計画があり、総合的な判断でこの位置に落ち着いたものと思われる。実際、計画位置は知らないが、第1高速リフト(1005m)の事業許可を1991年に得ており、未成線になっている。

あと、妄想や憶測の類いになるが、ごりん・焼額山連絡構想があったのではないだろうか? コクドには志賀高原岩菅山を開発して、索道により苗場と志賀高原を結ぶ野望があったといわれる事もあるが、それよりもはるかに実現性がある計画だ。五輪山と焼額山は4キロほどしか離れておらず苗場田代連絡ゴンドラを考えれば、建設にそれほど困難があるとは思えない。交走式か単線自動循環式かどちらにしても、普通索道の停留場の設置を考えると、第1ロマンス山頂付近よりもこちらの方が適しているのは確かだ。

しかし、あの貧弱な駐車場では、スキー場を拡張したり、焼額山に直結しても来場者をさばききれたとは思えず、計画の全貌を知りたいところだ。

不可解と言えば営業開始日も不思議だ。湯田中ロープウェーが1987年12月25日営業開始であるのに対し、ごりんゴンドラは1988年1月10日となっている。ゴンドラが動かないとスキー場の体をなさないごりん高原だけに、この間、どのようにしていたのか謎だ。

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山麓駅付近の裏手、レンタルコーナーの横にCWA8人乗りゴンドラ搬器が2台、休憩所代わりに置かれていた。吊り金具の形状から考えると、日ケー・東索・太平ではなく、もしかしたら日ケー・安索の共同企業体で運営された1990年の国際花と緑の博覧会「フラワーキャビン」の廃搬器の可能性もあるが、窓下に赤や緑やオレンジの帯が入っていた点が相違点だ。同搬器はみつまたロープウェイ山麓停留場の駐車場で更衣室として利用されているのを確認しているがこちらでは帯が残っていた。帯は塗装でなくステッカーの可能性が高いので、やはり「フラワーキャビン」の廃搬器と考えるのが妥当だろう。

スキー場としては、前述のようにコース滑り出しに難があるものの、ロングコースが主体で、北西斜面のために標高の割に雪質は良く、それほど悪いスキー場ではないが、志賀高原の麓という立地条件がスキー場の実力を相対的に低めてしまっている。2006シーズン以降の動向が気になる。

執筆日:2005年5月26日

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コメント

焼額山の開発時、もしかすると開発直後くらいだったかもしれませんがその頃、焼額と五輪をロープーウェイでつなぐ計画があると聞きました。どうも志賀高原への入り口として考えたようです。この中間部の開発もあった気がします。駐車場などをどうするつもりだったのかは聞いたことはありません。その後、五輪は行った事が無いので見てはいませんが、山頂駅のそばに支柱の基礎があると志賀の関係者に聞いたことがあります。ですので、実行直前の計画だったのではないかと思われ、経済があのままでしたら今頃繋がっていたのではないでしょうか。

投稿: とおりすがり | 2010.01.29 11:12

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