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2005.07.07

テイネ 北かべリフト ~いまなお現役 国内デタッチャブルリフト第1号

Teinekitakabedt00

テイネ 北かべリフト
事業者名:加森観光株式会社
スキー場名:札幌テイネ
公式サイト:http://www.sapporo-teine.com/
所在地:北海道札幌市手稲区手稲金山172
キロ程:1253m
支柱基数:不明
高低差:426m
輸送能力:1800人/時
搬器台数:不明
速度:4.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 350kw
許可年月日:1983年8月25日
運輸開始年月日:1983年11月30日
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:3人
山麓:終端
山頂:原動緊張
索道メーカー:安全索道

観察日:1998年2月13日/2005年3月25日

テイネハイランドエリアのトップに上がる幹線。国内初のデタッチャブルリフトであり、また初のトリプル(3人乗り)リフト。同年に志賀高原高天原に日本ケーブル製のデタッチャブルトリプルが架設されているが、運輸開始日はこちらが早い。当時の索道規則では、リフトに単線自動循環式は認められておらず、本省特認で建設された。

聞くところでは、業界として単自のリフトを認めるように運輸省(当時)に働きかけていたところ本リフトの特認が予想外に早く認められ、索道行政では国内の第一人者を自認していた新潟運輸局(当時)が「北海道に先を越されるのはメンツに関わる」と傘下の事業者に働きかけると共に、安索のライバルである日ケーに「安索に負けても良いのか」とハッパをかけて完成させたのが高天原トリプルだったらしい。真偽は不明だが高天原の認可日や運輸開始日をみるとうなづけない話ではない。

余談はさておき、この同期の高天原トリプルはすでにクワッドにリプレースされ、翌年建設のデタッチャブルトリプルもリプレースされたリフトが増えており、国内索道史の貴重な生き証人だ。

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手稲山はこのように放送局の送信所が多くあり、そのアンテナ近くに見えるのがロープウェイの山頂駅であり、リフトの山頂は稜線をやや下った位置にある。

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最大の特徴が、この場内機械と原動緊張装置を分離した構造で、停留場に広大な敷地が必要になるが、建設時やメンテにはメリットがあるものと思われる。安索の初期のデタッチャブルリフトにはニセコグランヒラフのエース第2センターフォーのように同様の構造が多く見られ、ゴンドラにもある。

2005年の訪問時には、ロープウェイと共に強風で運休しており、山頂は前回の訪問時に撮影した画像だ。

以下追記
ポジを見直していて、1998年訪問時に撮影した山麓停留場の画像を見つけた。

Teinekitakabedt11

トップ画像とはまったく形状が異なる。現在の上屋は、この機械カバーの上に重ねて設置されたか、機械カバーを撤去して設置されたものと思われる。前述の通り、運休していたため乗車しておらず、停留場内に入っていないので詳細は不明。

執筆日:2005年7月7日
追記:2006年9月17日

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コメント

国内初のデタッチャブルリフトである北かべリフトですが、2009シーズン、ついにクワッドへ架け替えられることになったそうです。
公式サイトによると、日本ケーブル製のフード付きクワッドと見て間違いなさそうです。
不確定情報ですが、このクワッド完成後は、ロープウェーの運転も取りやめになってしまうとの情報も得ました。

投稿: kiki | 2008.10.07 00:43

kikiさん、情報ありがとうございました。

公式サイトによると、クワッドの運行開始は12/12だそうで、ロープウェイは12/11までとありました。ただ、手稲山ロープウェイの夏季営業終了のお知らせには来季に関しては書かれていないので、ロープウェイは夏季のみの営業にする可能性もありそうですが、現時点でははっきりしないですね。

果たして今季は12/11までにオープンするのでしょうか?

投稿: こぶ | 2008.10.19 18:15

現地に行って確認したところ、日本ケーブル製のフード付4人乗りに架け変わる。長さ1230m,支柱数17,運転速度5m/s。

投稿: AI | 2008.10.26 12:05

AIさん、情報ありがとうございます。
長さの違いは、停留場構造の違いから来ている数字っぽいですね。

5m/sのクワッドとなると、出物は少ないでしょうから、新品でしょうか?

投稿: こぶ | 2008.10.31 22:10

私が見たときは支柱のみ完成していた。ピカピカの円筒型の支柱だ。索輪とロープはスキーセンター裏の駐車場に置かれていた。おそらく新品だと思う。何枚か撮影したので、写真を貼りたいのだが、このサイトでは出来ないようだ、残念。

投稿: AI | 2008.11.02 21:10

今日サッポロテイネに行ってきました。サミットExpは何回も乗車しました。スペックを書いておきます。線路傾斜長と運転速度は省略、搬器台数75、山麓駅は原動・車庫線、山頂駅は緊張(制御盤が詰所にあるが、機械カバーで被せられて中が見えない・エイトゴンドラの山頂駅と同じ構造)出力450kw・搬器は足掛なし。北壁コースと平行する部分(#11ー#16支柱まで)造成をして低くなっているうえ、フェンスで仕切られて立ち入りが出来ないのでコース幅が若干狭くなっている。入り口は広くなったけど。

投稿: AI | 2009.01.18 20:34

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