« 七飯第1ロマンスリフト | トップページ | 登別ゴンドラリフト ~三線自動循環式を架替え »

2005.07.01

函館山ロープウェイ ~国内初の2支索1えい索交走式

HAKODATERW01

函館山ロープウェイ
事業者名:函館山ロープウェイ
公式サイト:http://www.334.co.jp/
所在地:北海道函館市元町19-7
キロ程:835m
支柱基数:なし
高低差:278.5m
最急勾配:28度58分
輸送能力:1500人/時
搬器台数:2台
速度:7.0m/s
動力:電気 600kw
許可年月日:1958年6月10日
運輸開始年月日:1958年11月15日
現設備竣工:1988年4月20日
種別:普通索道
方式:2支索1えい索交走式
搬器定員:126人
山麓:えい索 原動
山頂:えい索 緊張(油圧)
索道メーカー:安全索道
搬器メーカー: スヴォボダ(1997年)
鋼索メーカー:東京製綱

観察日:2005年3月23日

国内有数の夜景の名所である函館山に登るロープウェイ。1988年に大幅な輸送力増強を伴うリニューアル工事を行なって以来、連続して年間輸送実績国内トップの座にある。これは、山頂まで自動車道が通じているものの、山頂駐車場が狭いため、夜間のマイカー乗り入れを規制しているためにロープウェイに利用が集まるからだ。

HAKODATERW02

1えい索方式の特別認可を受け、安全索道がポマガルスキー社から導入した技術により、2支索1えい索を国内で初めて採用したのが特徴。そのため、えい索と走行装置の固定方式がソケットではなく握索機となっている。

この画像では目視点検のために走行装置に人が見えるが、いつもここに人が乗っているわけではない。

えい索はエンドレスロープとなっており定期的に搬器位置を移動させ、ロープの疲労を抑えている。

HAKODATERW03

山麓停留場。階下がきっぷ売り場や売店・待機スペースになっている。夜はここが人であふれる。
HAKODATERW04

緊張装置は山頂にあり、このように緊張滑車が設備される緊張枠は支索に載って移動する合理的な構造。

HAKODATERW05

この画像にある可動式の停留場の振れ止め(油圧で挟み込み揺れを押さえる)と可動式のステップも国内初。

HAKODATERW06

現設備へのリニューアルは1988年に旧線の変更認可で行なわれ、さらに1997年にオーストリア・スヴォボダ社製の搬器に交換された。

3月ではさすがに観光シーズンには早いのか、このとおり日中はガラガラで、搬器の大きさがよく判る。上りでは数人のお客と一緒になったが、下りは筆者だけで貸し切りだった。ガイドさんも最初は気まずそうだったが、どこを回ったとか、函館は何回目とか色々と話をする・・・と言っても3分間だ。前回の訪問時は、GW中で、しかも夜だったので満員だった。

HAKODATERW07

搬器銘板には三井物産の名前もあり、物産経由で輸入したものと思われる。

HAKODATERW08

仕様が掲示されいるロープウェイはよくあるが、線路断面図まで掲示されている事はそれほど多くない。

HAKODATERWTIC

ロープウェイに乗るのも「搭乗」というとは知らなかった。(乗車記念の文字は、一応、悪用防止のための筆者による加筆です)

執筆日:2005年7月1日

« 七飯第1ロマンスリフト | トップページ | 登別ゴンドラリフト ~三線自動循環式を架替え »

コメント

初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております。
今まで索道のメーカーなど、ほとんど知りませんでしたが、こぶこぶさんのブログで勉強させて頂いております。
私は切符収集が趣味で、私のブログにはリフト券などを掲載しております。もし宜しければ相互リンクをお願いします。(仮)無計画収集記http://blog.livedoor.jp/csssb/

投稿: CSSSB | 2005.07.05 22:56

CSSSBさん、コメントをありがとうございます。喜んで相互リンクさせていただきます。
なるべくきっぷ類も捨てないようにしているのですが、熱心なコレクターというわけではないでので、行方不明になっていたりして、なかなか紹介できないのですが、手元にあれば今回のように紹介するつもりでいます。
それではどうぞ宜しくお願いします。

投稿: こぶ | 2005.07.07 01:54

早速、リンクさせて頂きました。ありがとうございます。
今まで、クワッドに乗っても「このクワッド速いな」か「遅ぇー」しか意識していなかったのですが、この冬からどこのメーカーのリフトか観察しながら搭乗できます。
またひとつ楽しみが増えました。

投稿: CSSSB | 2005.07.07 22:26

私のブログへのコメントありがとうございます。
早速、甘える形になりますが現在、捜索中の案件がいわゆる厚みがある板紙を使用した“硬券”のスキーリフト券です。
過去に「レールマガジン」誌で新潟県の冬鳥越スキー場に存在しているのを知りましたが現在、このスキー場はリフトが廃止され硬券もなくなった模様です。
ご教示頂ければ幸いです。

投稿: CSSSB | 2005.07.08 12:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 函館山ロープウェイ ~国内初の2支索1えい索交走式:

» 帝王賞 回顧と函館スプリントステークス展望 [誰でもできる、競馬予想・必勝法を考えるページ。]
「函館」のキーワードで、トラックバックさせていただきました。宜しければ、一度お立ち寄り下さい。貴重なスペースをお借りして恐縮です。 [続きを読む]

受信: 2005.07.01 11:12

« 七飯第1ロマンスリフト | トップページ | 登別ゴンドラリフト ~三線自動循環式を架替え »