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2005.08.16

八甲田ロープウェー ~2003年3代目搬器に

HAKKOHDARW01

八甲田ロープウェー
事業者名:八甲田ロープウェー株式会社
スキー場名:八甲田スキー場
公式サイト:http://www.hakkoda-ropeway.jp/index.asp
所在地:青森県青森市荒川寒水沢
キロ程:2459.7m
支柱基数:4基
高低差:649.5m
最急勾配:25度43分
ロープゲージ:7.00m
輸送能力:577人/時
搬器台数:2台 (2代目1981年製:しゃくなげ・あすなろ)
速度:5.0m/s
動力:電気 DC150kw×2 予備原動ディーゼル124kw/1800rpm
許可年月日:1967年7月3日
運輸開始年月日:1968年10月1日
種別:普通索道
方式:2支索2えい索四線交走式
搬器定員:101人
山麓:緊張重錘 支索686KN 平衡索59KN
山頂:原動
索道メーカー:日本ケーブル
鋼索メーカー:東京製綱
搬器メーカー:2代目 東急車輛、3代目 CWA

観察日:2001年5月2日、2005年5月7日

青森県を代表する観光地の一つ「八甲田山」に架かる交走式ロープウェイ。豪雪地帯に位置するが通年営業を行っており、冬季は本格的山岳スキー場である八甲田スキー場の輸送機関となる。

ほぼGW過ぎまでがスキーシーズン。ただし、筆者は2回の訪問共に滑走はしていない。2005年の訪問は、搬器交換があったので搬器写真を撮り直すためだったが、現地到着時には強風で運休中。仕方がないので昼食をとっているうちに、営業前の試運転が始ったので、なんとか撮影はできたが、乗車はしていない。

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これが2005年再訪問時に撮影した山麓駅。2004年に改修。この裏側にも駐車場がある。

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こちらが2001年訪問時の山頂公園駅。1992年に改築。スキー場は営業中だが、駅舎周りの雪は融けていた。

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こちらが山頂からの眺め。山頂駅周りと違い、山腹に十分な雪がある。

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こちらが2004年に交換された3代目の新搬器。青と赤の色違いとなっており、メーカーはCWA。

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2001年訪問時に撮影した索道仕様の銘板。2005年初夏に運休して、駆動制御装置・予備原動設備・受配電設備の更新を行なっており、建設当初のワードレオナード方式は変更された(おそらくサイリスタレオナード)と思われる。

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ロープのサンプル。これも2001年の撮影。

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HAKKOHDARW12こちらが1981年5月から2003年5月まで使われていた2代目搬器。こちらには1号搬器「しゃくなげ」(上)、2号搬器「あすなろ」(左)の愛称があり、塗装は同一ながら、搬器正面に愛称が大きく書かれていた。

サスペンダーと走行機は3代目に流用されたように見えるが、確認はしていない。

下に示すように、東急車輛の製造を示す銘板が車内にあった。日本ケーブルの銘板は、現在のロゴ(確か1986年か1987年にC.I.で変更)になる前のもので、「日の丸ケーブル」と呼ばれるタイプ。

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執筆日:2005年8月16日

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コメント

秋田県大館市早口の岩野目集落内で2代目キャビンが物置になっているそうです。
参考:早口森林鉄道跡のレポート→http://yamaiga.com/rail/hayaguti/main3.html

投稿: こぶ | 2011.03.06 17:20

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