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2005.09.10

山口きらら博パルスゴンドラ「きらゴン」 ~初の冷房付きゴンドラ

KIRAGON01

山口きらら博パルスゴンドラ「きらゴン」
事業者名:21世紀未来博覧会協会
博覧会名:山口きらら博
所在地:山口県阿知須町きらら浜
キロ程:476m
支柱基数:不明
高低差:26m
最急勾配:不明
輸送能力:869人/時
搬器台数:4群12台(他に1台/群の電源搬器)
速度:4.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 200kw
許可年月日:不明
運輸開始年月日:不明
種別:普通索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:12人
やまぐちゾーン駅:緊張(油圧)
スポーツゾーン駅:原動
索道メーカー:日本ケーブル
搬器メーカー:CWA

観察日:2001年8月26日

小郡の近くの山口県阿知須町きらら浜で、2001年7月14日から9月30日まで開催された「ジャパンエキスポ山口きらら博(21世紀未来博覧会)」会場内に架設されたパルスゴンドラ(単線固定循環式)。湾状の人工海浜を横断する形で架設されている。

埋立地を会場としているために、会場内に高低差があまりなく、ゴンドラからの眺望は魅力的だったが、運賃の600円に割高感があるためか、平日である事も手伝い、訪問日の乗客数は少なかった。「きらゴン」という愛称は公募で決められた。

2001年度の1年間で、事業許可と廃止が行なわれたために『鉄道要覧』に記載される事はなかった。そのため、許可日と営業開始日は不明。

国内の単線固定循環式は和歌山市で1994年に開催された世界リゾート博に架設されたものが最初で、ここは2番目。実際は、リゾート博のゴンドラがここに転用されたと思われ、さらに姫路セントラルパークに転用されている。

KIRAGON02

これが1群の構成。小形の搬器に電源ユニットが積まれている。

KIRAGON03電源搬器のアップ。

低騒音型の内燃機関発電機を搭載しているものと思われる。

空調の搭載が不可能なことが、公共交通機関として評価する場合の索道の弱点であったが、これを解決する手段として考案されたと思われる。サービス電源を電源エンジンに依存するのは鉄道では一般的な手法であるが、索道では荷重等の問題で踏み切れなかったと思われる。

転用先の姫路セントラルパークには、この方式は引き継がれなかった。

KIRAGON04

搬器天井に付けられた国内初の索道用クーラー。

KIRAGON05

パルスゴンドラとは、数台の搬器で構成された群が、等間隔に取り付けられ、群が停留場を通過する際は、減速ないしは停止して乗降を行なう。ここの例では、4群なので、ロープ1/4周の間隔で取り付けられているので、中間地点で対向するタイミングで、他の2群が乗降をするため、このようにすれ違いは微速運転中に行なわれる。

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これが緊張停留場であるやまぐちゾーン駅。ホームやロアーガイドごと摺動する。

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こちらが原動停留場であるスポーツゾーン駅。

KIRAGON08

索道仕様の記載された銘板。(スポーツゾーン駅)

執筆日:2005年9月10日

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