« 小代第4ペアリフト | トップページ | うつくしま未来博ゴンドラ「キビタン号」 ~博覧会場内ゴンドラ »

2005.09.06

書写山ロープウェイ ~最後の交通局ロープウェイだった?

SHOSHA01

書写山ロープウェイ
事業者名:姫路市(交通局)
公式サイト:http://www.mt-shosha.info/
所在地:姫路市書写1199番地の2
キロ程:781.09m
支柱基数:1基
高低差:210.87m
最急勾配:不明
ロープゲージ:7.5m
輸送能力:840人/時
搬器台数:2台
速度:5m/s
動力:電気 DC225kw(サイリスタレオナード) 予備原動:ディーゼル95ps
許可年月日:1991年11月1日
運輸開始年月日:1992年10月1日
種別:普通索道
方式:三線交走式(1支索2えい索)
搬器定員:71人
山麓:
山頂:
索道メーカー:安全索道
搬器メーカー:大阪車輌工業(1992年)
鋼索メーカー:東京製綱

観察日:2002年5月19日

姫路市北部の天台宗の古刹「書寫山圓教寺(しょしゃざんえんぎょうじ)」に登るロープウェイ。

現在の設備は、1992年に架け替えられたもので、以前は現在線に平行する位置に31人乗り安全索道製三線交走式ロープウェイ(傾斜長785.2m、高低差202m、1957年6月29日免許、1958年3月19日営業開始)があった。

市営やそれに準ずるロープウェイは、全国に何ヶ所かあるが、架設当初は交通局の管轄であっても、観光関係の部署や外郭団体に移管される例が多く、おそらくここが唯一の交通局経営のロープウェイだ。

姫路市の観光地としては、姫路城に次ぎ、近年では映画“ラストサムライ”のロケ地になったことでも知られる。ちなみに、近年の利用実績は以下の通り。

 2002年度 383,795人
 2003年度 393,225人
 2004年度 382,560人

安定した利用実績といえよう。ただ、一般会計からの補助を受けてようやく黒字という状況のため、2006年度に交通局から産業局に移管し、運営を民間に委任する「指定管理者制度」を導入する事になっている。既に締め切られたはずだが、応募がどの程度あったのか興味深い。

SHOSHA02

こうして山頂から見ると平坦地から一気に山上に上がる立地条件が良く判る。ただし、山頂駅は台地状になっている山頂部の端に位置するので、円教寺の中心部まではかなり歩く。以前は山上に馬車が走っていたが、筆者訪問時は廃止された直後で歩くしかなかったが、現在ではマイクロバスが走っているようだ。現在線の新設時に、もう少し延ばしても良かったようにも思うが、お寺の考えなどもあるのだろう。境内で関係者のものらしき車も見かけるので、山上に通じる車道はあるようだが、一般には開放されていないように思われる。

SHOSHA03

これが山麓駅。むかって左側にあるのが旧線の山麓停留場で、乗客の待機場所として今でも現役。バックの高架橋は山陽自動車道。

SHOSHA04

SHOSHA05

これが山頂駅。ホーム部分と機械室部分が離れている。撮影は、旧停留場の屋上展望台からだ。

SHOSHA06

SHOSHA07

これが油圧跳ね上げ式振れ止め兼桟橋で、これの採用により、停留場進入速度を上げる事が可能になった。パンフレットによると国内で3番目の採用だそうで、最初が函館山ロープウェイで、2番目がピラタス蓼科ロープウェイになるようだ。

SHOSHA08

座席定員は12名ということなので、3人掛けロングシートになるようだ。

SHOSHA09

国産搬器らしく、内張りのある天井。

SHOSHA10

搬器外部の銘板と検査票。

SHOSHA11

停留場に掲示されていた仕様表。

SHOSHATICKET

チケットの栞部分。裏面に簡単なロープウェイ仕様と営業案内、書写山円教寺の解説が書かれている。

執筆日:2005年9月6日 11月20日チケット画像追加

追記:2006年3月8日
姫路交通局のサイトによれば、指定管理者への応募は神姫バスのみ。同社は指定管理者選定委員会の選定を経て、市議会で議決され指定管理者となった。この結果、2006年4月1日から2009年3月末日まで神姫バスにより運行されることが決まった。

改訂:2006年5月18日
予定通り神姫バスに委託されたので、タイトルを変更し、URLを改訂した。


« 小代第4ペアリフト | トップページ | うつくしま未来博ゴンドラ「キビタン号」 ~博覧会場内ゴンドラ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83381/5780872

この記事へのトラックバック一覧です: 書写山ロープウェイ ~最後の交通局ロープウェイだった?:

« 小代第4ペアリフト | トップページ | うつくしま未来博ゴンドラ「キビタン号」 ~博覧会場内ゴンドラ »