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2005.11.24

みつまたロープウェー ~コクド最大の交走式 121人乗り

MITSUMATARW01

みつまたロープウェー
事業者名:株式会社コクド
スキー場名:かぐらスキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/index.html
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町三俣
キロ程:823m
支柱基数:不明
高低差:251m
最急勾配:26度31分
輸送能力:1922人/時
搬器台数:2台
速度:7.0m/s
動力:電気
許可年月日:1992年5月28日
運輸開始年月日:1992年11月28日
種別:普通索道
方式:四線交走式(2支索2えい索)
搬器定員:121人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:日本ケーブル
搬器メーカー:CWA
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年3月23日

2005-2006シーズンから「かぐらスキー場」と改称した「かぐら・みつまた・田代スキー場」のアクセス用ロープウェイ。ほぼ同位置にあった旧「みつまたロープウェー」(1970年開業)のリプレースだが、旧線廃止・新規開業の手続きがとられている。

一応、下山コースも用意されているが、急峻である上、少し離れた位置に降りてくるため、大半の来場者はロープウェイで下山する。

比較的短い路線に大型搬器を導入したため交走式としては、非常に大きな輸送能力を持ち、8人乗りゴンドラには及ばないものの6人乗りゴンドラを凌ぐ。

山麓停留場付近は、清津川ダム建設により水没が予定されていたため、輸送能力不足から架け替えが待たれていたが実施されなかった。ダム建設が反対運動などのために膠着状態に陥る中、スキーブームで輸送能力不足がますます酷くなったために架け替えたものと思われる。2002年にはダム計画が正式に廃止されたので、妥当な結論だったといえよう。

停留場は、振れ止め兼用の油圧式跳ね上げ桟橋付きのホームとなっているが、えい索・平衡索をソケットで走行機に接続する方式で、新世代の交走式への過渡期の製品と言えよう。

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MITSUMATARW03

搬器はCWA社製だが、近年同社が好んで採用する握り玉式の吊り手ではなく、吊り輪式となっている。

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八海山から到着したら、まず駐車場に置かれていた旧線の搬器が目に付いた。残念ながら女子更衣室で内部は不明。側窓が上下に分割され、中央部が開閉式に改造されている事から、当初は物販用の店舗に転用され、後に更衣室に再転用されたと思われる。

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この銘板で、これがNo.2搬器で、交換は1985年秋に行なわれたことがわかる。もう1台の搬器は、筆者の訪問時にはかぐらゴンドラ山頂付近で、軽食販売コーナーとなっていた。ちなみに、2005-2004シーズンの和田小屋の紹介ページのトップ画像に、コース脇に置かれているポマ4人乗り搬器が写っており、焼額山第1ゴンドラの旧搬器が再利用されているものと思われる。

参考までに、旧みつまたロープウェーのスペックを書いておこう。

・線路長:917.66m
・高低差:254.68m
・最急勾配:26度2分
・支柱:2基
・搬器定員:61名
・運転速度:5.0m/s
・電動機出力:150kw
・三線交走式(1支索2えい索)普通索道
・許可年月日:1970年7月23日
・運輸開始年月日:1970年12月17日
・索道メーカー:日本ケーブル

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駐車場には、旧搬器の他にゴンドラ搬器(CWA・8人乗り)が置かれていた。「フラワーキャビン」の愛称はガムテープで隠してあったが、1台ははがされていた。

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搬器下部のシールはそのまま残っており、日ケー・安索で共同企業体を組んだ大阪花博のゴンドラ搬器である事は確実。懸垂機の下半分が付いた状態になっており、独特の接続方法で搬器に付けられていたのがわかる。この搬器は、ごりん高原でも再利用されていた。

登行用としては、主に大島集落の民宿宿泊者を対象とした「みつまた第1ロマンスリフト」もあるが、こちらは見ていない。

執筆日:2005年11月24日

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