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2005.12.10

田代ロープウェー ~コクド初の交走式CWA搬器

TASHIRORW01

田代ロープウェー
事業者名:株式会社コクド
スキー場名:かぐらスキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/index.html
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町二居田代高原

キロ程:2174m
支柱基数:2基
高低差:612m
最急勾配:25度24分
輸送能力:617人/時
搬器台数:2台
速度:7.0m/s
動力:電気 500kw
許可年月日:1983年3月31日
運輸開始年月日:1983年12月10日
種別:普通索道
方式:四線交走式(2支索2えい索)
搬器定員:101人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:日本ケーブル
搬器メーカー:CWA
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年3月24日

2005-2006シーズンから「かぐらスキー場」と改称した「かぐら・みつまた・田代スキー場」のアクセス用ロープウェイ。田代エリアに直行する。『鉄道要覧』では「田代ロープウェイ」となっているが、コクドでは営業上「田代ロープウェー」と案内している。これはみつまたロープウェーでも同様。コクドでは以前から交走式を「ロープウェー」と称していたにも関わらず、申請が「ロープウェイ」でなされたのは謎だ。

尾根に登った後、一気に清津川の谷を渡る交走式以外では難しい線下地形。101人乗りの大型搬器を採用するが、延長が長いために輸送力はシングルリフト程度しかない。

前面が3枚窓なのは、地上高の高い清津川横断区間における救助のため。すなわち、この区間では乗客を地上に降ろすのは困難であるため、山頂駅から支索にぶら下がった救助搬器を出し、搬器の山頂寄りに連結。中央の窓をはずして乗り移るようにしているため。同様の救助方式を立山ロープウェイでも採用しているが、こちらは扉を設けており、鉄道で言う貫通式先頭車のような形状をしている。

TASHIRORW02

筆者はこの日、苗場から田代エリアにアクセスしたため、用もないのにゲレンデから山麓まで往復した。山頂駅は、このとおり非常にシンプルな構造だ。

TASHIRORW03

これが搬器内。椅子は、前後の中央窓下に折りたたみ式があるのみ。この位置に椅子を設けるのは珍しいが、おそらくは前述の脱出時に踏み台になるものと思われる。吊り手の長さから、天井が高いのがわかるが、これは当時のスキー板の長さを考慮したものと思われる。スキー板と言えば、ここの搬器はスキー道具を持った乗客をきっちり100人乗せるために、他の101人乗り搬器よりも大きく、120人乗り相当の床面積があると聞いたことがあるが、他所の搬器と図面を見比べたわけでないので真偽は不明だ。

TASHIRORW04

CWA製の証である銘板。ここの前にコクドで架設したロープウェイは、1980年開業の雫石であり、こちらは国産搬器なので、これがコクドの交走式としてはCWA社製の第1号だったと思われる。

執筆日:2005年12月10日

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