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2006.03.19

町営金山スキー場 第1リフト

SHIBETSUKANAYAMA01SL01

町営金山スキー場 第1リフト
事業者名:標津町
スキー場名:町営金山スキー場
公式サイト:http://www.shibetsutown.jp/sports/index.html
所在地:北海道標津郡標津町字古多糠国有林標津事業区
キロ程:450.47m
支柱基数:10基
中間停留場:なし
高低差:84m
最急勾配:不明
輸送能力:600人/時
搬器台数:84台
速度:1.79m/s
回転方向:反時計
動力:電気 22kw
許可年月日:1979年7月2日
運輸開始年月日:1980年1月21日
建設年:
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:1人
山麓:原動
山頂:重錘緊張
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月4日

この日の本来の予定は、日本最東端のスキー場である羅臼町民スキー場でひと滑りして、この町営金山スキー場に立ち寄るというものだったが天候に阻まれた。

ちょどこの冬最大級の寒気団が北日本を覆うという日だったわけだが、根室地方の天気予報はそれほど悪くなく、中標津のホテルを出たときはときおり薄日も見えるほど。ところが知床半島に近づくとだんだんと悪化、行っても無駄なような予感もしたが冬の羅臼がどんな感じか、またリフトを見るだけでもよいと車を走らせた。スキー場のアプローチ道路が除雪中で除雪車に行方を阻まれたので道の駅に行きスキー場に電話をかけてみる。電話は出ないし、吹雪が酷くなったので、先ほどの状況をあわせ考えてスキー場は臨時休業と判断、リフトを見るのも無理そうだと判断し移動する事に。ところが吹雪のために冬の羅臼町に通じる唯一の道路である国道335号線が通行止めで袋のねずみになった。国道上で開通待ちをしていると13時開通予定と案内を受け、取り敢えず少し手前にあったコンビニに引き返し、昼食を確保する。同じ事を考えた人が多かったようで、コンビニは通行止め特需で大混雑だった。

ようやく標津町に戻れたので、町営金山スキー場に向った。国道からのアプローチ道路は車がほとんど通った跡がなく、ここも駄目かと思ったがリフトを見るだけでもと近づくと1本は動いているのが見えた。先客が2人おり、ゲレンデでは圧雪車が圧雪作業中だった。(トップ画像でリフトの間のゲレンデにしみのようにあるのが圧雪車)あとでYahoo!スノー&スキーを見ると休止になっていたので、どうも午後になり天候が回復してきたので営業を開始したところに着いたようだった。

ここは駐車場が上下2段になっており、ゲレンデは上段の上、食堂が下段にある。ブーツに履き替え板を持って索道事務所という小屋に近づくと、リフト券は食堂で売っているとの事。この上下がけっこうな高低差があるのでショック。まっすぐ踏破しようとするが新雪が深くて苦労しそうだったので、諦めてブーツを脱いで車でリフト券を買いに行く。リフト券を買っていると、筆者のすぐ後に着いたボーダーが新雪をかきわけリフト券を買いに現れた。この彼は戻りは車道を登ってきたので、やはり真っ直ぐ突っ切るのを取りやめたのは賢明な判断だったようだ。

SHIBETSUKANAYAMA01SL02

ようやくたどり着いたリフトは安全索道製のシングルリフト。この時代のリフトはどのメーカーも良く似ていてメーカーの判断が難しいのだが、大きな銘板が残っていたので助かった。

SHIBETSUKANAYAMA01SL03

工事現場の掲示のような仕様表。

SHIBETSUKANAYAMA01SL04

山頂は重錘式緊張装置だった。

執筆日:2006年3月19日

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コメント

湯沢中里スキー場の第1高速リフトはどこの索道メーカーなのでしょうか?うっすら写真で見た感じ、東京索道製っぽく見えたのですが、安全索道っぽくも見えたのでお願いします!

ところで、東京索道はフードのない4人乗り高速リフトを今、造っているのでしょうか?GALA湯沢の「ワゴネット」、妙高杉の原の三田原第1高速リフト、万座温泉スキー場の第1高速リフトが東京索道製でフードの付いていないものなのですが、かなり古かったです。GALAの「ワゴネット」はフットレスなしで、万座と妙高はフットレスと救助用部品の付いたリフトでした。どうも、見た感じ、フードを外したような感じがしました。セフティーバーも直接搬器自体にくっついていて、日本ケーブルのモデルEのような付き方ではありませんでした。しかもバーの付いているところにばねが付いていました。気になるので投稿させていただきました。

投稿: あっちゃん | 2006.03.19 14:41

あっちゃんさん、コメントをありがとうございます。湯沢中里スキー場は、もう十数年行っていませんので現状はわかりませんが、1987年の新設時から架替られていないなら第1高速は安索製です。
近年はメーカーを問わずクワッドの架設自体が少ないですから、最近の製造が無いからと言ってラインナップから外れている事はないでしょう。フードの有る無しは設計上は大した差ではありません。リフトは自動車やテレビのように量産品ではなく、ビルや橋のようなオーダーメードの構造物です。なお三田原第1高速も万座第1高速もフード付だった時代はないと思います。少なくとも新設時にはフード無しでした。

投稿: こぶ | 2006.03.19 21:35

有難うございました!

日本ケーブルのモデルEはいつ頃製造が始まったのでしょうか?石打丸山のハツカ石スーパーリフトと中央第3高速リフトはケーブルを回転させる滑車?が(山麓駅のみ)後ろに2つに並んでいて奥で折り曲げてという装置がありました。よく分かりませんよね・・・・・。でもどこ行っても見たことない装置でした。

投稿: あっちゃん | 2006.03.20 19:36

日ケのモデルEは、クワッドは1986年架設の苗場第1/第2高速が第一号です。1987年から同社のクワッドはモデルEが標準となったはずです。ただ、初期のタイプはコクド向け以外は座席が2人分づつ左右に分かれており、中央に肘掛がありました。後にコクド向けと同様に4人分の座席が一体のタイプにモデルチェンジしてます。ペアリフトのモデルEは1988年からだと思います。もしかしたら87年製にもあるかもしれません。在庫の関係で逆に89年製でも旧形という例があるかもしれません。

ご紹介の石打丸山のリフトは、トリプルですよね? それはロープはその滑車で曲げられ地下に入っていませんでしたか? もしもそうなら、日ケが初期のデタッチャブルで採用した、ピット式の原動緊張装置だと思います。これは巨大ピットを設置して、原動装置の自重を緊張力の一部として利用するもので、合理的な設計なのですが、初期のみで消えました。おそらく停留場が大型化するのと、ピット内の湿気が電気品に与える影響、ロープ折り曲げ回数の増大によるランニングコスト増が嫌われたのだと推測してます。日ケのデタッチャブル第1号である高天原トリプルにあったのは知ってましたが、石打にもあったとは知りませんでした。

投稿: こぶ | 2006.03.20 21:17

地下に入っていました。私も始めて石打で見たとき、驚きました。こんな原動装置あるのか?と思いました。日本ケーブルのはじめてのデタッチャブルトリプルの装置でしたのですね!有難うございます。ところでこのころはまだ日本ケーブルにはクワッドはなかったのでしょうか?

舞子後楽園スキー場の後楽園トリプルリフトは日本ケーブルのデタッチャブルトリプルでしたが、このような原動装置ではありませんでした。でも日本ケーブルで唯一かわらなかったのが支柱ですよね。現在、製造されているリフトの支柱は円柱ですが、日本ケーブルの初期デタッチャブル式リフトから10年ちょっとはあの四角形の形の支柱が使われていますよね。やはりあの支柱は良いのでしょうか?

安全索道製のシングルリフトは搬器の座る部分が上がるのですね。日本ケーブルのは上がらないけど、乗りやすくて良いです。

投稿: あっちゃん | 2006.03.20 21:28

モデルEはその後も2つに別れるやつは色々なスキー場で採用あれていますよね。

↑書き忘れました・・・・。

投稿: あっちゃん | 2006.03.20 21:33

またまたごめんなさい・・・・。

現在も日本ケーブルのモデルEのペア、トリプルのデタッチャブルは製造はしているのでしょうか?前はモデルEのペアは石打観光第2Expressにありましたが、撤去されました。現在もペア、トリプルのデタッチャブルの製造は行われているのでしょうか?

投稿: あっちゃん | 2006.03.20 21:36

クワッドが認可されるようになったのは1985年からです。日ケでは石打観光第1クワッド、安索ではニセコグランヒラフエース第2クワッドが第1号です。これは技術上の問題ではなく、運輸省(当時)の認可の関係です。1984年製の赤倉チャンピオン第7トリプル(日ケ)は、トリプルの搬器でしたがクワッドの仕様で設計されており、ここにクワッドの搬器を持ち込み索道工業会による実証実験を行ない、この結果が良好だったために運輸省が許可をするようになりました。

日ケのシングルでも座面が上がるタイプもあるのですがオプション扱いなので、なかなかお目にかかれないかもしれません。

投稿: こぶ | 2006.03.20 21:43

確かに日ケでは、一時角錐型の支柱をゴンドラとデタッチャブルリフトとトリプルパラレルで採用してました。図面を見たわけで無いので目測ですが、角錐型のほうが搬器との隔離距離が大きく取れるので強風に強いのだと思われます。ただ、加工が複雑ですから価格はかなり高いのでしょう。コストの問題でやめたのだと思います。私が見た中で最も最近の採用例は、1996年製のダイナランドγライナーです。逆に円筒柱採用の最も古い例は1994年のスキージャム勝山イリュージョンクワッドA線です。したがって、この頃に変ったのでしょう。
いつ頃まで座席が2分割されたモデルEのクワッド搬器があったのか私も良く判りません。
日ケの公式サイトにはデタッチャブルリフトの説明に「 2人から6人までを運ぶことができ」とありますので、オーダーがあれば作れると思いますよ。ただ、最近はデタッチャブルペア/トリプル新設の話を聞きませんから、近年の製造実績はないと思いますけど。リフトのようなオーダーメードの製品では「製造できる」と「製造している」はまったく別の意味になりますので注意が必要です。

投稿: こぶ | 2006.03.20 22:17

お久しぶりです。

去年、菅平高原に行ったとき、割と新しいモデルE形のデタッチャブルクワッドに乗りました。そのクワッドは真ん中が仕切られていて、2人りずつ乗るタイプでした。
製造年月日は忘れてしまいました。
握索装置の形は覚えていませんが、駅舎は凍結防止のブラシがついたコンパクトな新しい感じでした。
あれはどうなのでしょうか?


個人情報のような気がしますが、私、湯沢町に住んでおります。
必要でしたら、湯沢中里の写真を撮ってきましょうか?
中里でなくても町内ならどこでも・・。

投稿: K,T | 2008.01.03 20:56

K,Tさん、コメントありがとうございます。

新しいリフトで座面が2分割されてるモデルEは珍しいですね。相乗りのときは、このタイプが好きですが、最近は相乗りのケースは少ないので、バランスよく乗れる4人掛けタイプがいいですね。

せっかくのお申し出ですが、中里の写真は御遠慮申し上げます。当ブログの基本は、あくまでも私のレポートですので、私のレポートの中で欠けている情報、間違っている情報への御指摘や訂正情報は大歓迎ですが、実見していないリフトを写真だけ見て判断するのは、自信がありません。わざわざ御足労かけて、あやふやな事しか書けないようでは申し訳ありませんので。

投稿: こぶ | 2008.01.05 21:27

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