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2006.03.12

国設阿寒湖畔スキー場ペアリフト

AKANKOPL01

国設阿寒湖畔スキー場ペアリフト
事業者名:釧路市
スキー場名:国設阿寒湖畔スキー場
公式サイト:なし
所在地:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉シュリコマベツ
キロ程:937.71m
支柱基数:18基
中間停留場:1ヶ所
高低差:275.7m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:136台
速度:2.3m/s
回転方向:反時計
動力:電気 132kw
許可年月日:1987年8月18日
運輸開始年月日:1987年12月13日
建設年:平成11年12月
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:東京索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月3日

国設阿寒湖畔スキー場は、阿寒湖の岸辺にある阿寒湖畔温泉から少し高台に上がった位置にベースがある。高台と言っても大して高低差があるわけではないので、車でのアプローチに難はないが、温泉街から徒歩で来るには遠すぎる。

元々は阿寒町営であったが、2005年10月11日に釧路市・阿寒町・音別町が合併し、新「釧路市」となったため釧路市営となった。なお、「国設」とは国有林を借りて作られたスキー場という意味だ。

リフトの許可・運輸開始日をみれば判るように、現在のペアリフトは古いリフトの架替え。古いゲレンデガイドを見るとシングルリフト2本となっており、当時の鉄道要覧を見るとパラレルリフトA(935m、1987年12月13日運輸開始)とパラレルリフトB(682m、1980年1月20日運輸開始)がある。さらにパラレルリフトBは1987年10月に施設変更認可を受けている。リフトの名称と、現在の線路敷が必要以上に横幅がある事から考えると、まず現在の中間停留場付近までのシングルリフトが架けたが、1987年にはこのリフトを撤去し、長さの違うシングルパラレルリフトを架設。そして、現在のペアリフト架替えにあたり、中間停留場を設置して1本に統合したのだろう。架替えのペースが非常に早いスキー場といえよう。

リフトのスペックを見れば、十分に滑り応えがあるコース長と高低差がありリフト1本ながら十分に楽しめるゲレンデだとわかる。まったくの初心者ではリフト乗車は無理だが、しっかりとボーゲンをマスターしていれば、中間停留場からは降りてこられると思うので、天気が良い日には絶景を眺めるために一度はリフトで上がろう。ここに来て山麓のロープトゥだけではもったいない。同様に中級者は、一度はリフト山頂に上がる事をお勧めする。正面に雄阿寒岳、眼下には凍った阿寒湖と温泉街とさらに絶景である。

上級者はリフトにほぼ沿って山頂から直線状に降りるコースが楽しいだろう。

さすが道東の内陸部だけあって雪質もよく、リフト1本と聞いて、単なる温泉の裏山スキー場と馬鹿にはできない。まさに「なめたらあかん」なのだ。

AKANKOPL02

無骨なデザインの機械室(大型機械カバー)。筆者がこれまで見た東京索道の固定循環式リフトの機械室は他社に比べて長く機械枠に固定されていて、カバー内で原動装置が摺動する方式であったが、ここの機械は他社と同様に機械カバーも動くように見える。

AKANKOPL03

中間停留場の水平部を生み出すために、その前後の支柱が両方とも連立柱になっている事から線路勾配のきつさがわかる。

AKANKOPL04

終端装置デザインは日本ケーブル製によく似ているが、折返滑車の支持が吊り下げ式(日ケーは挟み込み)という点が異なる。

AKANKOPL05

ここも仕様が山麓に掲示されていた。お客が多いと人ごみにまぎれて撮影できるが、これだけ空いてると開き直って堂々と撮るしかない。変な客と思われているのは確実だ。

AKANKOPL06リフト1回券は、赤い紙に単色印刷という質素なものだった。


執筆日:2006年3月12日

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コメント

本文とは直接関係ありませんが、昨日、初めて1日あたりのアクセス数が300回を越えました。週間アクセス数も今年になってから連続して1000回を越えています。今週はこれまた初めて1500回を越えそうです。
これからも皆様どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: こぶ | 2006.03.12 00:30

>まさに「なめたらあかん」なのだ。

♪なめたら阿寒~、なめたら阿寒~。
ロコ巡りをしていると意外な穴場があったりしますね。
ここが北海道でなく滋賀県あたりだったら、これ程ロコ扱いではないのかもしれません。
びわ湖バレイも阿寒湖バレイだったら、確実にロコ扱いになりかねませんしね。

投稿: ヤックル | 2006.03.12 19:21

ヤックルさん、コメントありがとうございます。
びわ湖バレイはまさに地の利が最大の武器というスキー場ですからねぇ。バブルの頃、奥美濃の某スキー場関係者が視察から帰ってきて「スキー場向けの地形でなくても、サービスが悪くても、場所がよければあれだけ客が来るんだ。学ぶべきものは何もなかった」と言っていたのが印象に残ってます。
この山が滋賀県にあったら、奥伊吹のように切って盛っての大造成工事で大スキー場になっているでしょうね。

投稿: こぶ | 2006.03.12 21:09

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