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2006.03.09

スキーメビウス カルテットリフト

MEBIUSUDQ01

スキーメビウス カルテットリフト
事業者名:(株)グラウンズ
スキー場名:スキーメビウス
公式サイト:http://sc-op.jp/index.htm
所在地:北海道北見市端野町2区
キロ程:1004m
支柱基数:17基
高低差:216m
最急勾配:不明
輸送能力:2400人/時
搬器台数:89台
速度:4.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 350kw
許可年月日:1989年11月8日
運輸開始年月日:1989年12月16日
建設年:1989年
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端 車庫線
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月1日

留辺蘂八方台に寄った後、あと1ヶ所、近隣でナイター営業を行うスキー場に寄ろうと考えた結果、太平索道のフード付きクワッドリフトを擁するスキーメビウスに決めた。

太平索道のフード付きクワッドの第1号であり、筆者は他に同社のフード付きクワッドの架設場所を知らないので(ここが唯一という事はないと思うが)、確実に見ておく良い機会と思ったのだ。

ナイター営業でも全コースがカバーされ、初級者コースから上級者コースまでそろい、1キロを越える連続滑走距離が確保されているので、ナイターゲレンデとしては満足度が高い。昼でも半日くらいなら十分に楽しめそうだ。ゲレンデトップからは、北見市街地の明かりも見え、駅前の東急と思われる赤いネオンも確認できた。

リフト名がカルテットとデュオ、コース名がピッコロ、ビオラ、ホルン、クラリネットと音楽用語で統一され、ホテルが併設された洒落たデザインのセンターハウスなど市民スキー場のレベルを超越しているが、いかんせんメインターゲットはオホーツク海側最大の都市とはいえ人口が約11万人の北見市、過剰な施設なのかもしれない。メンテナンスが十分ではないという印象を受けた。

リフト停留場のデザインは、太平索道製デタッチャブルリフトの標準的な形状。

MEBIUSUDQ02

車庫線は山頂にあった。こういう気遣いもリゾートとしてトータルデザインされたスキー場である事をうかがわせる。

搬器は、センターにもアームレストがある座面が2+2に分かれたタイプ。フードのデザインは正面下側が不透明で、背面は背板とフードの間を布で塞ぐという日本ケーブルとよく似た設計。

MEBIUSUDQ03

しかし、フードのメンテナンスの悪さは気になった。安全上問題がある部材ではない事は承知しているが、このように大穴を開けたまま運行している搬器もあった。

MEBIUSUDQ04

穴は開かないまでも、このように補修してある搬器もある。ここまでひどく無くても無傷のフードは皆無と言ってもよいくらいで、視界が効かず支柱の銘板でさえも読み取れないのはまいった。

メンテ担当者が出来る限り努力している事は、このフードの補修からもうかがわれるが、この状態なのはメンテ費用の不足だろうか? それとも太平索道が廃業してしまったからだろうか? 前述のようにフード付きの実績が少ないメーカーであるのでフードの交換部品は簡単に入手できないのだろう。

実に痛ましいリフトだった。平日のナイターでもそこそこの来場者があるだけに頑張って欲しい。

行った後で気が付いたのだが、たぶん日本で最北端・最東端のクワッドリフトと思われる。

執筆日:2006年3月9日

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コメント

車山スキー場に太平索道社のフードクワッドがあったと思います。
今年行った際乗りましたが、老朽化が激しく、寿命は長くないようでした。
フードは傷だらけで外が良く見えない状態、シートはボロボロで、並行するペアリフトと変わらないほどの超低速運転(機械不良か強風のためかは不明ですが)という状態でした。

投稿: 五菱 | 2006.03.11 17:59

五菱さん、コメントありがとうございます。
言われて見れば車山は太平索道のヘビーユーザーでしたから、フード付が大平製なのは容易に推測できる事でしたね。お恥ずかしい。
JFEメカニカルのサイトには主要納入先として「信州綜合開発」が上がってますから、車山のリフトのメンテは、今ではここが担当しているのでしょうね。でも信州綜合開発観光が正式社名なんですけど。お得意様の名称を間違えるなんて、出入禁止って言われますよ>JFEメカニカルさん
速度が出ないのは気象条件ではないでしょうか? スキーメビウスも低速運転ではなかったですし、まだまだ現役の太平のデタッチャブルはありますから、三菱YANのような事はないでしょう。

投稿: こぶ | 2006.03.11 18:44

私のリストでは、太平のフード付はクワッドが上述のメビウスカルテット、車山第3、ペアがパルコール嬬恋フーガの3機のみでした。
車山の係りの方に聞いた話しでは、日産系列のメーカーに太平が発注していたらしいです。独自仕様なので少数ロッドには対応できず、こぶこぶさんのおっしゃるように代替調達はできないのでしょう。
ちなみに五菱さんご指摘のシート部材も、製造した国産部品メーカーはすでに無く、同一素材の再調達はできないんだそうです。なお車山には別素材を試行した搬器が存在するとのことでした。
いずれにしても防寒・防風が図られるとはいえ、外が見えないフード付きよりも、視界クリアな方が乗客としては安心なんで、私はここではいつもフードを揚げてますけどね・・・(笑)。

投稿: tune | 2006.03.12 16:55

tuneさん、情報ありがとうございます。

パルコールは日ケと太平の2社が入っていることは知ってましたが、デタッチャブルペアをどちらが担当したか迄は把握してませんでした。ここって、以前は最上部の2本がフード付だったと思うのですが、今では1本だけなのですね。もしかすると状態の良いものだけを1本に集中して残したのでしょうか?

北関東も行きたいスキー場が多いのですが、関西からだとなかなか手が回りません。

投稿: こぶ | 2006.03.12 18:23

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