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2006.03.13

津別ゴンドラ ~国内最東端のゴンドラ

TSUBETSUGL01

津別ゴンドラ
事業者名:(株)コクド
スキー場名:津別スキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/tsubetsu/
所在地:北海道網走郡津別町上里
キロ程:2986.45m
支柱基数:31基
高低差:445.88m
最急勾配:26度49分
輸送能力:1800人/時
搬器台数:117台
速度:5.0m/s
回転方向:反時計
動力:電気 500kw
許可年月日:1991年5月13日
運輸開始年月日:1991年12月22日
建設年:1985年
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:6人
山麓:油圧緊張
山頂:原動
索道メーカー:東京索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月2/3日

オホーツク海側随一の規模を持つ津別スキー場のメインライン。スキー場付帯のホテルがあるわけでもなく、コクドでなければここにスキー場を開発してもゴンドラを架けるようなことは無かっただろう。直線距離なら屈斜路プリンスホテルは近いのだが、最短経路の津別峠は冬季通行止め、通年通行になるという見込みでもあったのか、屈斜路湖側からアプローチ用のロープウェイでも架設するつもりだったのか。

極寒で知られる道東の内陸部にあるだけあって、気温は低く雪質も申し分ないが、ゴンドラを使っての滑走では、中間の平坦部分が長すぎ、連続滑走感に欠ける。スノーボードでは苦労するだろう。ベース部から見上げるとすぐ上にそれなり壁があるので、期待が膨らむだけに実際のコースとのギャップが大きく、正直言ってゴンドラを使っての滑走にはさほど魅力はない。スキー場トップから迂回しながら降りる初級者コースを持つスキー場は多数あるが、ゴンドラ沿いにほぼストレートに降りるコースが初級者コースというスキー場は珍しいだろう。中級者以上が滑って楽しいのは第1ロマンス沿いだ。初級者でもしっかりとボーゲンができれば、こちらの方が楽しめると思う。

山頂エリアは地形的にはまだまだ拡張できるエリアがあるので、もっと拡大する計画があり、ゴンドラは登行ゴンドラの性格が強い計画だったのかもしれない。

筆者が2月2日に行ったところ、山頂付近強風という事でゴンドラは運休、アリエスカロマンスのみの営業だった。北見や津別市街ではほとんど風も無く、天気も良かったのでまさか運休とは思わず確認せずに訪問した筆者のミス。アリエスカロマンスに1回乗り、昼食をとっただけで引き上げる。3日は朝一番で営業を確認し、スキー場に向う途中、津別市街地からも電話を入れ、ゴンドラ運行をしつこく確認した。

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車庫線つきの山麓停留場。加減速押送部分が建屋外に設置され、この部分だけ機械カバー方式になっているが、車庫線の関係で大きな建屋なので、わざわざこうしたメリットがよくわからない。今では省略される事も多い本線出入口の扉が珍しい。

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運休はしていたが、駅舎の入口は開いていたので、ゆっくりと見ることが出来たのはラッキーだった。山頂原動なので山麓停留場内は開放感がある。油圧緊張がだったのが意外だった。上下2本の油圧シリンダーで緊張力を発生させている。

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この仕様の掲示は、通常の動線だと目に入りにくい位置にあるので、運休していなかったら気が付かなかったかもしれない。

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搬器は安全索道以外ではお馴染みのCWA。以前のコクドでは標準仕様のアルミヘアライン仕上げ。同じCWA搬器でもサスペンダーの取付方式が索道メーカーによって違うのが面白い。

筆者が到着した時は、出発間隔を大きく開けながらも一定間隔で発車させていたが、昼食を終えて再度登ろうとすると、ロープのみ回して、お客が居る時のみ搬器を出発させるようにしていた。交互発車規制と停留場の収容能力の関係で、山麓で1台出ると山頂からも1台出すので、さながら交走式の面持ちがある。この方式は10年以上前に、今は無き内海ゴンドラで体験して以来だ。

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山頂停留場には、本線周回部の後に側線がある。これはその位置から見た内部全景。山頂停留場外観の全景は、撮影に適当な足場が無く断念。

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トップ画像と合わせて見ると最終支柱を除くと全線に渡り、低い線路になっている事がわかる。風対策だと思われるが、山頂付近を除くと、そのままクワッドに転用できそうな線路だった。中間部の平坦さがわかる画像でもある。

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チケットが「スキーツアー」なのは、ヤマケーの読者アンケートのプレゼントでもらった1日券引換券を交換したチケットのためだ。古くからのコクド標準のリフト券様式が懐かしい。

執筆日:2006年3月13日


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コメント

昨日も少し書きましたが、先週は非常に多くの方にアクセスいただきまして、最終的には週間アクセス数1744回、1日平均249回という新記録を達成しました。弊ブログ開設以来(昨年2月11日)の累計アクセス数は34213回となり、開設以来の1日平均も100回の大台に乗りました。
読んでいただき、まことにありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: こぶ | 2006.03.13 21:01

うーん・・・最後の写真でわかりますが、なんだか、のぺーとしたゲレンデですね。索道というより送電線の趣きです。

投稿: CSSSB | 2006.03.13 21:34

CSSSBさん、コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりですね。滑り出しと最後はそれなりの斜面ですが、中間部は初級者というよりも初心者向け程度の斜面ですからね。ここは、ゴンドラで上がって、第1ロマンスで滑るのが正解です。

投稿: こぶ | 2006.03.13 21:49

これはゴンドラより、デタッチャブル式のクワッドの方がいいのでは?距離は結構あるけど、フットレスを付ければ足も疲れないと思いますけど・・・・。

投稿: あっちゃん | 2006.03.19 14:50

あっちゃんさん、コメントありがとうございます。

寒くてクワッドは無理でしょう。フード付きでも寒くて足が凍傷になるかもしれません。ちなみにこの日昼過ぎの山頂の気温はマイナス16℃でした。(http://touzainamboku.cocolog-nifty.com/kobu/2006/02/20065_747e.html)

あと技術的にもこの長さではフルスペックのクワッドは難しいと思われます。特にフード付きとなれば無理でしょう。輸送力を落とせば可能でしょうが。

投稿: こぶ | 2006.03.19 21:40

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