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2006.04.29

木島平 池の平第1クワッドリフト

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木島平 池の平第1クワッドリフト
事業者名:木島平観光株式会社
スキー場名:木島平スキー場
公式サイト:http://kijimadairakanko.jp/skipark/index.htm
所在地:長野県下高井郡木島平村大字上木島
キロ程:882.09m
支柱基数:15基
中間停留場:なし
高低差:203.9m
最急勾配:不明
輸送能力:2400人/時
搬器台数:79台
速度:4.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 260kw
許可年月日:1994年9月28日
運輸開始年月日:1995年12月23日
建設年:1995年12月
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4名
山麓:原動油圧緊張 車庫線
山頂:終端
索道メーカー:日本ケーブル
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年3月25日

池の平エリアのメインリフトであるデタッチャブルクワッド。

池の平エリアは従来の木島平スキー場と高井富士スキー場の中間部分にあり、ここが開発された事で両スキー場が結ばれた。山麓部には木島平観光の経営するホテルシューネスベルクが位置し、同ホテルがセンターハウスの役目も担う。

本リフトがカバーする池の平コースは中級コースとなっているが、滑り出しのもっとも斜度のある部分はコース幅が広く、その下はそれほどの斜度は無いので、初級者でもなんとか楽しめると思う。旧来の木島平とも高井富士とも隔離された独立感のある立地であるので落ち着いた林間コースの趣があり、筆者はけっこう気に入った。

トップ画像は高井富士からの連絡コースから見下ろした山頂停留場。このリフトは木島平観光で唯一の日本ケーブル製である。

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山麓停留場の後ろにあるコンクリート打ちっぱなしの建物がホテルシューネスベルク。大きな窓が目立つ多角形の部分はカフェテリアとメインレストランだそうだ。左手には池の平第2ペアの山麓停留場がある。

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山麓停留場にある車庫線のレイアウトは独特で、後と横にかぎかっこ状に配置される。またレール部分のみを覆う小さな屋根があるのも初めて見た。

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搬器は、現在の日ケで標準的なモデルE。

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ただし、握索機は現在の標準タイプであるトーションバースプリングではなく、一世代前の皿バネ方式。この画像でも皿バネの一部が見えている。

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山麓と共にETタイプの機械カバーの山頂停留場。油圧ユニットらしきグレーの箱が見えたため、当初は山頂緊張と思ったが監視所内の機器に「終端装置制御盤」と書かれており、油圧ピストンも発見できなかったので終端停留場と判断した。緊張装置ではなく終端滑車の位置を変更して固定するような構造になっていると思われ、そのために小型の油圧装置があるようだ。ロープ切り詰めの回数を節減するための構造だろう。

このトップから、高井富士スキー場のかもしかコースに入る事ができる。筆者もこのコースで高井富士のリフト観察に向った。

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これは高井富士スキー場日向平ゲレンデの画像。正面の山に索道線路敷きとスキーコースらしき伐採跡があるのがわかるだろう。この下部がちょうどこの第1クワッドの山頂駅付近になる。現地で見たときは、旧コース跡とリフト廃線跡かと思ったが、帰宅後に古いゲレンデガイドの空撮写真を見るとこの伐採は確認できない。池の平エリア開設後にはこの伐採が確認できるので、おそらく池の平エリアの一部としてコースとリフト架設が予定され伐採したものの計画が中止されたものと思われる。『鉄道要覧』を見る限り、索道事業許可申請が出された形跡はないので、未成線ならぬ計画線の痕跡といえそうだ。

なおこのコース予定地、下部の方は高井富士のかもしかコースから入り、池の平コースに抜ける形で滑る事が出来る。

執筆日:2006年4月29日

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コメント

支柱の形はどうでしたか?円柱でしたか?車庫線の置き方が石打観光第3Expressと全く同じです。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.29 08:35

索道趣味さん、コメントありがとうございます。
トップの画像に写っている最終支柱の形からわかるかなと思ったのですが、このサイズだとちょっとわかりにくいですね。角錐形支柱でした。翌96年建設のダイナランドγライナーでは、角錐形支柱とトーションバースプリング式握索機の組み合わせになっていましたので、日ケの皿バネ式握索機の最終世代のクワッドになるものと思われます。
車庫線の配置は石打観光第3エキスプレスと同じなのですね。参考になりました。

投稿: こぶ | 2006.04.29 13:32

はい、そうです。観光第3Expressは他のスキー場では見たことのない形でした。石打丸山には年に平均3回は足を運びます。握索機までのサスペンダーが太く、曲がっていて、支柱は円柱です。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.29 20:39

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

>観光第3Expressは他のスキー場では見たことのない形
ということは、以前、中央山頂高速リフトと同じとコメントいただいた今シーズン営業開始のホワイトピアたかす第2クワッドとも違うという事なのでしょうか?

先のコメントでも触れた、ここの翌年に架設されたダイナランドγライナーの原画を原寸で確認すると、こちらはこの池の平第1クワッドと同じ搬器形状で握索機だけ異なるのに対し、WPたかす第2クワッドではサスペンダーが大きく曲がってますね。この形状の違いは、ぜんぜん気が付いていませんでした。勉強になりました。

投稿: こぶ | 2006.04.29 22:08

それが握索機は皿バネ式です。写真があのブログにあった気がするので見てください!

投稿: 索道趣味 | 2006.04.30 11:40

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

あのブログって、スキーバカさんのブログでしょうか? 見当たらなかったのですが、リニューアルで削除されてしまったのかな?
石打丸山観光第3Expressは1993年建設ですから、確かに皿バネ式握索機の世代ですね。試験的に円筒支柱を採用したのでしょうか? 円筒支柱のためにサスペンダーの形状が違うのかなと一瞬思いましたが、ここの翌年にあたる96年建設の牧の入第6クワッドはトーションバースプリングの握索機に円筒支柱にも関わらずサスペンダー形状はこちらと同じですし、2001年建設のサンメドウズパノラマリフトフラワーリフトもトーションバースプリングに円筒支柱ですが、サスペンダー形状はここと同じですね。
観光第3Expressはいろいろと試作的要素が多そうなリフトですね。

投稿: こぶ | 2006.04.30 22:15

スキーバカさんのブログです。大生総業は日本ケーブルの子会社ですから、試作品を置く場合も考えられますよね。

スキーバカさんのブログ、リンクしときます。

投稿: 索道趣味 | 2006.05.01 06:40

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

スキーバカさんのブログへのリンクありがとうございました。やはり石打丸山の画像は削除されてしまったみたいですね。残念!

投稿: こぶ | 2006.05.01 12:55

では石打丸山かってにゲレンデガイドを見てみてください!掲示板をもチェックしてみてください!リンクしときます!


投稿: 索道趣味 | 2006.05.02 06:56

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

「石打丸山かってにゲレンデガイド」も拝見しましたが、拡大できる画像は最近のレポートだけのようで、観光第3Expressの握索機や搬器を大きな画像で確認できなかったので、よく判りませんでした。またまた残念です。
来シーズンは、久々に中越エリアに行きたいと思っているのですけど、関西からだと遠くて・・

投稿: こぶ | 2006.05.02 15:50

そうですかか~。期待してます!

投稿: 索道趣味 | 2006.05.03 08:22

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

石打丸山は私が未滑走のスキー場中では最大級なので、以前から行きたいと思っているのですが、なかなか行けないのです。はげましの言葉をいただくと励みになります。ありがとうございます。

投稿: こぶ | 2006.05.03 23:05

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