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2006.04.08

ホワイトピアたかす 第2クワッド ~三菱YANに代わる2代目

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ホワイトピアたかす 第2クワッド
事業者名:トーカイ開発(株)
スキー場名:ホワイトピアたかす
公式サイト:http://www.whitepia.jp/index.html
所在地:岐阜県郡上市高鷲町鷲見
キロ程:1100m
支柱基数:14基
中間停留場:なし
高低差:240m
最急勾配:不明
輸送能力:2400人/時
搬器台数:80台 モデルE
速度:5.0m/s
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:不明
運輸開始年月日:2005年12月10日
建設年:2005年11月
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4名
山麓:原動
山頂:緊張油圧
索道メーカー:日本ケーブル
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年3月23日

ベースエリアから見て右手の尾根にアクセスするデタッチャブルクワッド。この尾根からメインコースであるセンターウェイに滑り込む中上級者コースが何本か設定されており、これらのコースを滑るには効率がよい。

初代第2クワッドとして、三菱重工が米国リフトエンジニアリング社との技術提携により導入したYANリフトのデタッチャブルクワッドが架設されていたが、2005年に架け替えられた。初代の記事はこちら

2005年にはパルコール嬬恋にあった三菱YANデタッチャブルクワッドも架け替えられたため、国内でこのタイプのリフトは絶滅したものと思われる。

2代目第2クワッドには日本ケーブルが導入された。第3ペアリフトとして三菱重工も残るため、安全索道と合わせて3社のリフトが共存している。この規模のスキー場事業者で索道メーカーが3社というのは珍しい。

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索道センターと山頂停留場位置は初代とほぼ同一と思われるが、山麓停留場の位置は引き上げられ、センターハウスである「ホワイトステーション」から乗り場が見えるようになった。車庫線はないが側線がカバーの外側に伸びている。これを利用してシーズンオフの搬器格納を行なうと思われる。あるいは組み立て式の車庫線を考慮しているのかもしれない。

ちなみに運転速度5.0m/sは、スキー場公式サイトによると西日本最速だそうだ。これが正しいなら、2004年建設のめがひらクワッドは4.0m/Sという事になる。(この項4月12日加筆)

日本ケーブルでは、クワッドの機械カバーをモデルチェンジしたようで、90年代に多く見られたタイプETとは異なる形状になっている。同形状の機械カバーは、筆者の確認する限りでは2002年製のサンメドウズパノラマ/フラワーリフトでも確認しており、2004年架設のめがひらクワッドの形状が気になる。

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握索機は90年代後半から日ケで標準となったトーションバースプリングを使うタイプ。

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山頂停留場の機械カバーも山麓とほぼ同デザイン。

支柱は本体もメッキ仕様でなかなか豪華仕様。メッキ支柱はランニングコスト節減に役立つのだろうが、景観としては寒々しく、スキー場には似合わないような気がする。

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山頂停留場は鷲ヶ岳スキー場オーロラ第3クワッド山頂停留場が隣接するが、両スキー場の共通券はないため、このようにロープが張られ注意を促す看板がある。ちなみに看板の左上に見えるのがオーロラ第3クワッドの最終支柱。

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今回の訪問時に使ったチケット。携帯電話サイトからの応募で当てた1日券なので、午後からの滑走でも惜しくない。昨年のチケットとほぼ同デザインだが色違いだ。

執筆日:2006年4月8日


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コメント

石打丸山スキー場の中央山頂高速リフトと同じですね。このリフトは秒速5mですね。珍しいです。石打丸山スキー場の丸山第3クワッドリフトも秒速5mですが、距離が500mと短いです。風がよく通るため、減速運転がいつもされています。車庫線て、組み立てもあるのですか?石打丸山スキー場中央山頂高速リフトはカバーの正面から2本の搬器のローラーを乗せる棒があります。組み立て式なのでしょうか?

観光第1Expressは大生総業さんの人が手で、外しているのを見たことがあります。ライブカメラで。外した搬器をトラックに積んで、乗り場の地下にある、車庫に運んでいます。クワッドとなると重いのでしょうね。

乗り場から握索機は見えますか?中央山頂高速リフトは毛みたいなので覆われています。石打丸山に行った時、中央山頂高速リフトに慣れなくて、酔いました。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.08 07:37

石打の中央山頂高速リフトという事は、2002年建設ですね。本文で触れたサンメドウズのクワッドも同年の建設ですから、やはり標準の機械カバーをモデルチェンジしたのかもしれません。4m/s仕様のはずのめがひらがますます気になります。ただアクリル窓から見える骨組みを見る限りではETタイプの機械カバーも装着可能なようにも思えます。
サスペンダーが通る部分はブラシのような毛に覆われて内部が見えませんね。ここから内部に吹き込む雪などで押送装置が凍結するのが嫌なので塞ぐみたいです。
山頂停留場の画像を良く見ると監視所裏に小型のコンプレッサーがあり、配管が機械カバー内に伸ばされているのがわかります。おそらく高圧空気で停留場に進入するグリップの雪を落とす仕組みだと思うのですが・・

組立式の車庫線が実際にあるかどうかは判りませんが、着脱式のレール支柱を用意してレールを取り付けるだけですから、技術的には問題はないはずです。
車庫線がないとしてもシーズンオフの搬器着脱用に用意された側線であるのは確実ですね。あるいは、車庫線を後年建設できるように準備しているだけもしれません。
クワッドの搬器格納方法はいろいろありますね。岩原だったと思いますが、山頂停留場ステージ下に車庫線を準備し、ステージに開けた搬入口からチェーンブロックでダイレクトに降ろす方式とか、エコーバレーだったと思いますが、地下車庫線につながる勾配のある連絡レールを持つ方式(この連絡レールが取り外し式と聞いた覚えがあるのですが自信がありません)などさまざま。デタッチャブルのグリップは重いですから、クワッドの搬器はかなりの重量があるのは確実でしょう。

投稿: こぶ | 2006.04.08 13:29

こちらのクワッドも、ブラシのような毛に覆われていますか?石打観光第1Expressもやはり、地下までつながるのがあるのでしょうか?クワッドのグリップはこれも重いのでしょうか?

岩原の中央クワッドリフトは毎日、搬器をしまうのですが、観光第1Expressはシーズンオフまで外しません。なにか違うのでしょうか?っていっても、見ないと分かりませんよね・・・・。でも、見た限り、地下に続く線はないようなのですが、原動装置は山麓だったと思います。車庫も山麓です。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.08 18:51

毛はどうだったかよく見ていませんでした。というのも、原動装置なのか原動緊張装置なのか見極めるために、運転室内部の制御盤に書かれている表示を読み取ろうと運転室内ばかりを見ていたからです。きっと変な客と思われたことでしょう。石打は行った事が無いのでわかりません。
岩原中央の車庫線は、シーズンオフだけだと思います。毎日、チェーンブロックで上げ下げしていたら、たぶん時間が足りません。

投稿: こぶ | 2006.04.08 21:14

支柱が安全索道のに似ていますね。

投稿: 六菱 | 2006.04.08 21:15

でも、ヤフーのスキー場チェックのライブカメラ「中央クワッドリフト降り場から」で毎朝、7時頃見ると、下り線のみ搬器がついています。ということは、毎日取り外ししているのではないでしょうか?

投稿: 索道趣味 | 2006.04.08 21:18

私も、運転室の原動・緊張・速度なんかを見ています。どこ見てるんですか?と聞かれたこともあります。こぶさん同様、リフトに乗るさえは、必ずチェックします。現在のデタッチャブルリフトの原動・緊張は見分けがあまりつきません。難しいです。須原フーディクワッドリフトは山頂原動で車庫線も山頂です。古いので騒音がすごいです。

でも、スキー場はなぜ、問題になっていた三菱に注文したのでしょうか?それとも、架設の時には、問題に上がっていなかったのでしょうか?三菱は索道も、もともとやっていたのでしょうか?私が知る限り、安全索道、東京索道、日本ケーブルの索道メーカーのメインのようなものです。三菱重工業がまさか、索道までに手を出していたとは確か6年前、パルコール嬬恋スキーリゾートの第2クワッドだったと思います。私もちょっと乗る時、不安でした。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.08 21:27

コメントありがとうございます。今では主流のの下部が覆われたタイプのデタッチャブルは本当に原動・緊張の区別がつかなくて困りますね。原動はモーター音が聞こえますからなんとなく判りますけど、原動緊張なのか、固定原動なのかは緊張位置が確認できないとわかりません。

索道メーカーに関しては、今シーズンのレポートが終われば記事にまとめてみたいと思ってますが、平成になってから国内で旅客索道を建設した実績があるメーカーは、日本ケーブル、安全索道、東京索道、太平索道、小島製作所、九州大和索道(大和索道建設)、川鉄鉄構工業(JFEメカニカル)、三菱重工業、樫山工業の9社になります。
三菱の業界参入は1989年で、技術提携先の一社であるリフトエンジニアリングのYANリフトは画期的なリフトとして業界で注目を集めていました。日ケのデタッチャブルのETタイプの停留場は、あきらかにYANリフトの影響を受けています。当然、三菱が参入した頃はYANリフトに問題があることは判明していませんでしたから、天下の三菱を信じて発注したのでしょう。嬬恋は村営でしたから、入札による受注だったのでしょうが、民営で導入したWPたかす、サンメドウズは共にスキー場への新規参入事業者でしたから、三菱ブランドに目がくらんだのかもしれません。

投稿: こぶ | 2006.04.08 21:54

六菱さん、コメントありがとうございます。
安索では作業アームの形状が1980年代後半にW型のタイプから立に似た形にモデルチェンジしましたが、日ケーがすぐに追随し、そして1990年代後半から日ケで支柱本体を角錐柱から円筒柱にモデルチェンジしたので、おっしゃる通り最近の日ケのクワッド支柱は、安索そっくりですね。それでも索輪で区別がついたのですが、今度は安索がスポーク輪からプレート輪にモデルチェンジしたのでますますそっくりになってきました。遠目には赤玉の有無ぐらいしか区別がつきません。近づくと支柱本体とアームの接続位置が違う事で判りますね。

投稿: こぶ | 2006.04.08 22:05

索道趣味さん、コメントが後先してすいません。

岩原中央Qの地下車庫線は、同クワッドが建設中に工事現場を見学させていただき、見聞きした話ですから、今は違うのかもしれません。苗場の第2高速が同じステージ地下格納構造にしましたが、けっきょくほとんど使わずに車庫線を建設しましたから、岩原もなにか違う方式にしたのかもしれません。

投稿: こぶ | 2006.04.08 22:08

純粋に索道関係のお話の途中なのに割り込みm(_ _)m

ホワイトピアたかすのリフト券ですが、友人から貰った(切符を集めてるとは決して恥ずかしくて言えませんでしたが)今年、1月28日発行のリフト券http://image.blog.livedoor.jp/csssb/imgs/8/4/84fdde39.JPG
と券紙のデザインが変わっていますね。文字の配置は同じなので印発機の変更はないと思いますが、月か週替わり(まさか日替わり?)で券紙を交換しているのかもわかりませんね。
考えられるのは不正使用防止の識別でしょうか。

投稿: CSSSB | 2006.04.08 22:59

CSSSBさん、コメントありがとうございます。

同一シーズンでも複数の券紙を使っているのですね。そうなると偽造防止で時々変えているのかもしれませんね。そうだとするとコレクターの人は大変ですね。

投稿: こぶ | 2006.04.08 23:08

>コレクターの人は大変ですね。

なんで、こんな趣味やっているのだろうかorz...

日付を大きく印字するより、券紙をそのものを変えるほうが効果が大きいでしょうね。
他のスキー場でも、ホワイトピアたかすと同じ方法を採用しているかも。

投稿: CSSSB | 2006.04.08 23:40

おじゃまいたします。
機械カバーの形が、たざわ湖が今季に新設した「かもしかクワッド」とよく似ていますね (あちらも日ケーでした)。

「かもしかクワッド」で面白かったのは、乗り場にある青灯・赤灯が別々ではなくひとつにまとまっていて、色を変える灯火になっていたことです。写真で見ると、これも同様のように見えますが。

投稿: 井上@Kojii.net | 2006.04.10 00:43

井上@Kojii.netさん、コメントありがとうございます。
そう言われれば今シーズン開業した日ケーのクワッドにはたざわ湖がありましたね。すっかり失念してました。こことよく似ていたとなると、モデルチェンジしたと考えた方が良さそうですね。
乗車規制の信号灯はおっしゃる通り1灯式でした。やはりここと同形状のサンメドウズでも1灯式でしたから、これも機械カバーと同時にモデルチェンジしたのかもしれません。
クワッドの登場当時は、4列になった開閉式のゲートが必要とされていましたから、ずいぶん簡便な規制方式で済むようになりました。

投稿: こぶ | 2006.04.10 03:25

2代目モデルのホワイトピアの第2クワッドですが、以前の型の搬器がやたらクッション性の良い物だった記憶があります。
リフトなのにソファーのような柔らかな座り心地でしたが、今回の物はどうだったのですか?

投稿: ヤックル | 2006.04.11 12:33

ヤックルさん、コメントありがとうございます。2代目は日本ケーブルの標準的な搬器でしたから座り心地は他の日ケのクワッドと同じでした。最近、ヤックルさんが行かれた中ではマイアやハンターMt.のクワッドが日ケですね。ジーンズもそうだと思うのですが、こちらはまだ行ってないので違うかもしれません。

投稿: こぶ | 2006.04.11 17:49

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