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2006.04.09

シャトレーゼスキーリゾート八ケ岳 ホーンリフト

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シャトレーゼスキーリゾート八ケ岳 ホーンリフト
事業者名:(株)シャトレーゼリゾート八ケ岳
スキー場名:シャトレーゼスキーリゾート八ケ岳
公式サイト:http://www.chateraiseresort.co.jp/SKI/
所在地:長野県南佐久郡川上村御所平
キロ程:347m
支柱基数:7基
中間停留場:なし
高低差:100m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:58台
速度:不明(キロ程と搬器台数から逆算すると2.0m/s)
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:1988年9月14日
運輸開始年月日:1988年12月17日
建設年:1988年11月
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2名
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年3月24日

ベースから扇形にコースが広がる本スキー場の下から見て右手に架かるペアリフト。正式名称は第1ペアリフト。中級者向けの快適な中斜面ホーンコースをカバーする。適度にうねりがあって面白いコースだが、いかんせん短いのが辛い。

本スキー場は、往年のアルペン名選手トニー・ザイラーのコース設計という触れ込みで八ケ岳ザイラーバレースキーとして1988年にオープン。事業者はゴルフ場運営会社大手の総武都市開発グループの一員である(株)アルパインカントリークラブで、アルパインカントリーゴルフクラブと一体のリゾート施設としてホテルなど共に開発した。有名選手をコース設計者として掲げるのは、ゴルフ場でよく見られる手法で、親会社の出身を物語る。実際にトニー・ザイラーが、地図を読み、開発前の山を歩いてコース設計したとは思えず、ゼネコンの設計部門か土木コンサルタントの計画図にアドバイスをした程度だろう。まだ、日本人の名前を担いだスキー場の方が信用できるが、H先生の名前を担いだ某スキー場の計画は、H先生監修と言い出す前にはほぼ完成していたのを知っている。

イメージ戦略はコース監修者にとどまらず、リフトもフランス仕込のお洒落なデザインというのも売りにしていた。実際にフランスに同デザインのリフトがあるのかどうかは知らないが、安全索道の提携先のポマガルスキー社は、フランスの大手索道メーカーであるのは確かなので、トニー・ザイラーよりも説得力がある。

それはさておき、時代は流れてバブルもはじけ、アルパインカントリークラブは業績不振から債務カットを条件に和洋菓子製造販売大手のシャトレーゼに営業譲渡される事になった。同社は、2002年7月に民事再生手続きを開始、同年10月よりシャトレーゼの経営に移った。ただし、スキー場の実際の運営は(株)スポーティングマネージメントに委託されている。同社は(株)鈴木総本社の傘下にあり、赤倉熊堂や水上奥利根スキー場の事業者である(株)グランドレジャーと兄弟会社の関係になるようである。(本社所在地が同一で、社長も同一人物)

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話をリフトに戻そう。前述のフランス流デザインというのが、この八角柱の支柱と肩の部分が丸く落ちている搬器フレーム。座席も一人分づつ独立している。山麓停留場に、この規模のペアリフトでは珍しいアルファドライブタイプの原動緊張装置を採用したのはデザイン優先という考えからだろうか?

レストランがお洒落だとか、センターハウスの使い勝手が良いというのはスキー場選択の理由になると思うが、リフトのデザインがかっこいいからとスキー場を選ぶ人がいるとは思えない。そもそもデザインの違いに気が付くのは、筆者のようなヲタしか居ないような気がする。

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曲線でデザインされた監視室の形状もフランス流なのだろうが、さすがに終端装置は標準型だった。

執筆日:2006年4月9日

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コメント

支柱が面白い形をしていますね。

搬器は東京索道のクワッドに似ていますね。ペアですが・・・・・・。このような形のペアリフトと固定循環は見たことがありません。しかし、安全索道は色々な形の搬器を出しますね。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.09 08:41

索道趣味さん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りフレームの肩の部分がアールの大きな曲線で処理されているところが東索のクワッド搬器に似てますね。
ただ東索のクワッド搬器もバラエティがあって、ニセコグランヒラフのキング第2クワッドはむしろ日ケーの搬器に似てるように思います。
http://cable.cocolog-nifty.com/sakudo/2005/05/2_84b6.html

投稿: こぶ | 2006.04.09 12:33

この、ニセコのクワッド搬器はガーラ湯沢のクワッド・ワゴネットと同じような気がします。支柱のアームの形は違いますけど・・・・・。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.09 20:59

索道趣味さん、コメントありがとうございます。ヒラフキング第2クワッド・ガーラのワゴネットの架設時期と万座第1高速や妙高三田原第1高速の架設時期を考えると、東京索道でも2種類の搬器を併用していたようですね。なんでそんなにややこしい事をするのでしょうね?

投稿: こぶ | 2006.04.09 23:09

東京索道も安全索道同様、色々な搬器をだしていますよね。フード付きでも、クワッドでも。

投稿: 索道趣味 | 2006.04.10 07:02

索道趣味さん、コメントありがとうございます。
搬器は索道関係では数少ない量産できる部品のはずなのに、種類を増やすのはなぜなのでしょうね。日ケもよく見るとマイナーチェンジや事業者の要望を受けた特注仕様があったようですが、だいたい統一されているのに比べると不思議です。

投稿: こぶ | 2006.04.11 17:31

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