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2006.06.15

高鷲スノーパーク SPゴンドラ ~国内唯一の15人乗りゴンドラ

Takasuspgl01

高鷲スノーパーク SPゴンドラ
事業者名:東和観光株式会社
公式サイト:http://www.takasu.gr.jp/main.html
所在地:岐阜県郡上市高鷲町西洞
キロ程:2538m
支柱基数:26基
高低差:577m
最急勾配:不明
輸送能力:3272人/時
搬器台数:57台
速度:6.0m/s
回転方向:反時計
動力:電気 1120kw
許可年月日:1998年10月15日
運輸開始年月日:1999年12月20日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:15人
山麓:車庫線
山頂:
索道メーカー:樫山工業
搬器メーカー:Fibercar
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年4月8日

2002年春のスキー場巡り最終日。スケジュールの都合で、夕方には名古屋に着かないとならないので、高山に泊まって奥美濃地区で1ヶ所攻めて帰る事にする。そうなれば、このエリアの大型スキー場で唯一未訪だった高鷲スノーパークしかない。

この規模のスキー場としては、国内ではもっとも新しく、現在の状況から考えると、新規スキー場としては最後の大規模開発となるかもしれない。しかし、以前にダイナランドの記事で触れたように、元々はダイナランドの拡張エリアとして考えられていた場所で、しかも山頂付近では実にスムーズな形で両スキー場の連絡が可能となれば、新規スキー場としてカウントするのは間違っているのかもしれない。それはともかく、つくづく、両スキー場の不仲が惜しまれる。

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これがベルリンの壁ならぬ「かますの壁」をダイナランド側から見たところ。両スキー場を隔てるのは、このロープと看板のみだが、これを無視して侵入すると財布に大打撃を受ける事になる。・・・・なお「かます」とは、高鷲スノーパークがある場所が「叺谷」で、本スキー場計画段階では「かます谷スキー場」とか「かます高原スキー場」とか呼ばれていた事から、筆者がいま名付けた。

脱索した話を索道に戻そう。ここの特徴は人工降雪機大手の樫山工業製のゴンドラであること。むろん、そうそう簡単に索道メーカーになれるわけではないので、イタリアのライトナー社と技術提携しての参入だった。リフトは何ヶ所か実績をもち、ゴンドラもよみうりランド「スカイシャトル」の実績があるが、スキー場ではここが唯一の実績だ。また、国内で4箇所目の立席ゴンドラとなっている。

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スキー場ベース部にある山麓停留場は、センターハウスからやや離れている。もう少しセンターハウスに近いほうが筆者の好みなのだが、長く並ばせる事を想定したのだろうか。訪問日は4月の月曜だったので、人影もまばらでハイシーズンの様子は想像もできなかった。

停留場本体は機械カバー式で、隣接して建屋式の車庫線がある。スキー場全体のイメージコンセプトがイタリアらしいので、配色はイタリア国旗を意識したものだろう。搬器も赤・白・緑の3色。

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仕様銘板。速度はゴンドラ国内最高速の6.0m/s。

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オープン後3シーズン目で、まだまだ線路敷緑化の途上である事がわかる。

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立席と言っても、多少は腰を預ける段差がついている。とはいえ、着席とは大違いなので、スキーヤーの評判は悪いと聞く。筆者も、登行設備ならともかく、繰り返し乗るゲレンデ用の設備なら着席がいい。

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搬器内の銘板。この画像では見難い「LEITNER KASHIYAMA」のステッカーと手摺の間に貼ってある小さなステッカーを拡大すると下のとおり。

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この「made by Fibercar」が搬器のメーカー名と思われる。「Piacenza」はミラノ州の都市名のようだ。

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山頂停留場も機械カバータイプ。奥側に見えるのはダイヤモンドクワッドの山頂。

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まるでクワッドの山頂のような降り場。側線がある事がわかる。

執筆日:2006年6月15日

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コメント

確か、「テイネスキー場」のテイネゴンドラと山頂駅の形が似ていますね。

やはり、ゴンドラでも機械カバー方式が増えているのでしょうか?

投稿: 索道趣味 | 2006.06.15 06:16

それから、万座温泉第1高速は東索、第2高速は日ケですよね。第1ロマンスABはどこのメーカーか分かりますか?搬器は見た感じ、日本ケーブルですが、パラレルの支柱がどうも日本ケーブル製ではないような気がしたので聞きます。

投稿: 索道趣味 | 2006.06.15 06:49

索道趣味さん、コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり「テイネエイトゴンドラ」も機械カバー方式ですね。あと「ヘブンスシャトル」の山頂も機械カバー方式です。

完全な機械カバーでなくても、加減速押送の部分だけを機械カバーにしたゴンドラも多いですね。乗り場、降り場は建屋の方が乗客サービスになるでしょうが、加減速押送の位置は、建屋にする必然性は低いですから、建設費の問題と、スキー場全体のデザインの問題なのでしょう。

万座第1ロマンスA・B線は日ケ(1981年建設)ですね。原動緊張ではなく、オーバーヘッド形の固定原動という点が特徴になってます。

投稿: こぶ | 2006.06.15 13:00

ありがとうございます。

加減速押送の部分の機械カバーのゴンドラとして、プリンス第2ゴンドラはそうですよね。

投稿: 索道趣味 | 2006.06.15 20:56

ここのゴンドラ、立ち乗りなのでイマイチ快適でなく、1回だけ乗った後は全てクワッドに乗車しました。
同じ立ち乗りでも野沢温泉の長坂ゴンドラやアライのゴンドラみたいな角型の方が、乗っていても安定感があった気がします。
何かSPゴンドラは乗り物酔いし易い感じでした。

周りに腰掛があるのは、この写真を見るまで気付きませんでした。
てっきり全員立ち乗りだと思っていましたから。

ちなみにここのスキー場、私が唯一自分の車の止めた場所がわからなくなると言う、不覚を喫した所でした。
深夜に到着してスキーセンターのトイレに行った後、歩くナビと友達に称される私が本当に停めた場所が分からなくなったぐらいですから。

投稿: ヤックル | 2006.06.15 23:55

>索道趣味さん

おっしゃる通り苗場第2ゴンドラはそうですね。あと、コクド関係ばかりですが、苗場第2ゴンドラ津別ゴンドラ箱館山ゴンドラもそうです。むろんコクド以外にもあって、確か岩岳ゴンドラもそうだったように思います。面白いのはおじろゴンドラで、山麓は機械カバー式なのですが、その半分を覆うように車庫線と一体となった建屋が建てられています。

>ヤックルさん

私は特に乗り心地が悪いとは感じませんでしたが、理由があるとしたら、ここは速度が6m/sなので、加減速度が高く設定されているのかもしれません。といっても野沢も新井も乗ったのは10年以上前なので、正直よく覚えていない・・新井は多少は写真を撮っているはずなので、ネタに困ったら出すかもしれません。

ここの駐車場はかなり広い平面駐車場ですから、確かに油断していたら迷うのも無理ないですね。私が行ったときは数えるほどしか車が止まっていませんでしたから迷いようがなかったですが。安比もここと同じような感じ(安比のほうが広い)で、迷いそうでした。

投稿: こぶ | 2006.06.16 01:00

>かますの壁

わたしも今後はそう呼びます(笑)
しかし、かます谷やかます高原と言う名前にならなくて良かった(?)ですね。

高鷲SPでは07/08シーズンに、FISスノーボードワールドカップも開かれますし、それを機会にベルリンの壁(古!)より高いかますの壁にも何らかの変かが現れるかもわかりませんよ。

投稿: CSSSB | 2006.06.16 01:28

CSSSBさん、コメントありがとうございます。

「かますの壁」に清き一票ありがとうございました(^^)

スキー場の仮称といえば、この近所ではWH白鳥リゾートは桧峠スキー場と呼ばれていたのを聞いたことがあります。めいほうもスキー場付近の地名である水沢上を名鉄だか名鉄住商の幹部が字面だけ見て気に入ったが「みぞれ」と読むことが分かり、スキー場に縁起が悪いと却下、村側の提案である「明方村の宝」で明宝となったのだそうです。いつの間にか村名まで明宝と変わり(今は郡上市ですが)、今では「明方ハム」を見て、漢字が間違っていると言われるのは気の毒です。

投稿: こぶ | 2006.06.16 01:51

結構ありますね。

やっぱり、ロープ上で速度が高ければ、停留所内でも速くなりますよね。

私は石打丸山の中央山頂高速リフトで場内で速すぎて、ロープにくっつくところで、地面が坂になっていて、そこで落ちました(笑)

投稿: 索道趣味 | 2006.06.16 06:47

海外サイトのリストに「Nagano Kamasu Kougen」と表示されていた意味がようやくわかりました。高鷲を読み違えてるんだろうと思ってました(恥)
Fibercarという名前は聞いたことがなかったので調べてみると、Piacenza(ピアチエツァ)に本拠をおき正式名称は゛FIBERCAR TECNOLOGIE゛、化学製品製造となっています。車輌専門というわけではなさそうで、イタリアの゛天龍工業゛みたいなイメージか?

ライトナーとのコンビは長く、こんなのや↓
http://members.aon.at/msfal/Homepage/Liftanlagen.html 
(3枚目の白い搬器、25枚目位の赤黄の搬器  しかしこのページ一体何の映像集なんでしょうか?)

こんなの↓
http://www.funivie.org/funigallery/displayimage.php?album=4&pos=12
で相当年代もののライトナー-Fibercarを見ることができます。

欧州ではライトナーは8人乗りゴンドラこそ4割近くのシェアがありますが、それ以外のゴンドラの架設は数が少なく、使用搬器もほとんどがCWAかスウォボダなので、高鷲SPゴンドラは世界的にも希少種だと思います。読売ランドも特殊環境とはいえ希少なので、今のところ、樫山ゴンドラ=変り種 ですね。
それにしても、写真でみるとライトナーの圧索装置はゴツイですね。

投稿: tune | 2006.06.17 01:37

>tuneさん

このサイトのことでしょうか。

http://www.seilbahntechnik.net/lifte/Ort/15-gondelbahn/page1.php

Kamasu Kougennならまだしも、Naganoは間違えすぎですね(笑)

投稿: 五菱 | 2006.06.17 15:11

tuneさん、五菱さん、海外サイトのご紹介ありがとうございます。

外国語恐怖症なので、こういうサイトの発掘は非常に苦手ですので助かります。ここがリストで「Nagano」になっているのは、メーカーの所在地ではないのでしょうか? 樫山の本社は東京ですが、工場は佐久ですから・・
「Nagano」といえば、リストに“Nagano Verdy J 8-MGD Leitner 1998”とあるのがよみうりランドでしょうか?

安索のゴンドラはPomaでリストアップされているのに対し、日ケのゴンドラはNipponCableでリフトアップされているのが面白いですね。安索が全てPomaかと言えば、新穂高の2階建て交走式はAnzenSakudoですし。

このサイトによると、スウォボダはCarvatechという会社になったのですね。買収されたのでしょうか? 確かCWAもドッペルマイヤーの傘下に入ったのではありませんでしたっけ?

フォンロールももう無いのですね。

投稿: こぶ | 2006.06.17 18:32

五菱さん、こぶさん こんばんは

このサイトの表の゛Place(Ski resort)゛の項目としては、「Nagano」は明らかに間違いですが、こぶさんが看破されたように佐久を指しているのかも知れないですね。「Nagano Verdy J 8-MGD Leitner 1998」は、よみうりランド以外条件にあてはまらないし、とすると両者の共通事項は樫山繋がりですものね。何でこの欄に架設業者のデータが入力されたか知る由もありませんが、他にもチグハグな表記が散見されますから、可能性はありとみました。

ところで、Carvatechの記事がこのサイトに出ているのですか?気づきませんでした。Seilbahn.netによれば、昨年夏にSwobodaの索道部門を閉めて、Carvatechとして再生したというようなニュアンスで書かれています。資本移動があったかどうかまでは、私の語学力では解読できませんでした。HPをみると、スウォボダ社自体は自動車車体製作やチューンを行う会社として存続しているようです。
http://www.swoboda-karosserie.at/

高鷲SPとは別の話題で恐縮なのですが、CarvatechのHP製品案内の2枚目の写真は榛名山ロープウェイではないでしょうか?私は、国内でスウォボダ製ゴンドラは無いもの(ロープウェイ搬器はありますが)&榛名は天龍製だと思い込んでいたのでビックリです。榛名の銘板を確認した方いらっしゃいますか?
http://www.carvatech.com/Umlaufbahnen.36.0.html#

ちなみに、ドッペルマイヤは1996年にフォンロールの索道部門を吸収し(スウォボダ同様、フォンロール自体弱電メーカーとして存続しています)、2001年にCWAを完全子会社化しています。

投稿: tune | 2006.06.19 19:52

tuneさん、コメントありがとうございます。

Carvatechのサイトは、私ものぞいて見たのですが、英語のページはアイコンだけ用意されてまだ無いようなので、トップページしか確認していませんでした。Swoboda社から搬器や特装車体などの部門が分離されてCarvatechになったというような感じなのかもしれませんね。

確かに榛名の搬器に見えますね。私は榛名は未乗車なので、銘板はわかりません。他にないか見ていたらキューピットバレイの搬器が掲載されていました。

投稿: こぶ | 2006.06.19 20:58

「Verdy J 」気になります。これがよみうりランドゴンドラだとしたら、読売ヴェルディ(現・東京ヴェルディ1969)から取ったのではないでしょうか?

キューピットの独特な般器はCarvatech社製だったようですね。この会社は初めて聞きました。海外サイトは読むのが大変ですが、新たな情報がたくさんありますね。。

投稿: 五菱 | 2006.06.19 23:37

五菱さん、コメントありがとうございます。

なるほど、ヴェルディですね。読売ジャイアンツの屋内練習場の上は通過しているのですが、Jリーグの方だとはうかつにも気づきませんでした。計画段階ではヴェルディゴンドラというような名称が検討されていたのかもしれませんね。

>キューピットの独特な般器はCarvatech社製だったようですね

Carvatech社成立以前の建設ですから、Swoboda社時代の実績だったのだと思います。そういえば榛名山とほぼ同じ形状の徳島眉山ロープウェイもSwoboda社なのかなぁ。

投稿: こぶ | 2006.06.20 20:42

五菱さん

よみうりランドHP-園外の施設 にも掲載されていますが、欧州でよみうりランドは、地方都市の遊園施設としてよりも、サッカーチームのホームグラウンドとしての認識の方が一般的であると思われます。五菱さんがおっしゃるように「東京ヴェルディ1969」を指しているという推測で当たっていると思います。サッカーは門外漢ですが、1969年はよみうりランドにサッカー場がオープンした年なんですね。

Carvatechの前身、Swobodaは1969年創業のオーストリアの名門企業です。Doppelmayrよりも長い歴史を持ち、かつては索道架設も行っていました。近年は事業を縮小し、キャビン製造のみを手がけていたようですが、昨年そのブランドも消えてしまいました。国内でも、北海道函館山や旭岳等、優れたデザインのロープウェイ搬器の実績があります。

投稿: tune | 2006.06.20 23:36

こぶさん

こちらは間違いなくキューピットバレイの搬器ですね。Carvatech HPのKabinenbau-Galerieの画像は何回も眺めている筈なんですが、このキューピットバレイ搬器の中央の女性が外国人に見えていて、国内の搬器であることに気づいていませんでした(笑)。言われてよく見りゃ周りはれっきとした日本人お姉ちゃん軍、おまけに下段には「Cupid Valley Japan」とキチンと書いてあったんですね。
しかも、次ページは新神戸ロープウェイ!両者ともよく似ているなあと思ってはいたのですが、同タイプだったんですね。スウォボダ独特のフロントライン(猫ヒゲみたいなヤツ)があれば、もっと早く特定できたのにな。いずれにしても、こぶさんに教えていただいて国内にもスウォボダ製ゴンドラが確実に存在する(しかも2本も!)ことが判明しました。
これら川鉄・三菱のスウォボダ搬器や太平のガングロフ搬器(島根テングストン)は、日ケがCWA代理店であることを意識しての採用決定だったのでしょうね。

徳島眉山ロープウェイ!あわてて検索したら・・榛名山と同じ連結交走式ですねぇ、知らなかった。するとスウォボダ製ゴンドラは国内に4本もあったのか?また安索製だとすると、同タイプのラインナップをポマが有さなかったのでスウォボダを使ったんでしょうかね?

高鷲SP-ライトナーの話題から、大幅に脱線してしまってすみません。

投稿: tune | 2006.06.20 23:42

tuneさん、コメントありがとうございます。

話がいろいろな方面に発展するのは好きですから、気にされないでください。

1980年代後半に、日商岩井が欧州のどこかの搬器メーカーを売り込んでいたそうですから、スウォボダかガングロフだったのかもしれません。川鉄も系列に川鉄商亊がありましたから、日ケを避けて商社経由での搬器輸入だった可能性もありますね。

そういえば、福岡のエバーグリーンの観覧車の箱が確かガングロフでした。

旭岳の搬器がスウォボダとは知りませんでした。ありがとうございます。

眉山は安索です。ただ、榛名山とは搬器とサスペンダの接続方法が違います。この点で、ほんとにスウォボダかどうかが気になるところです。

投稿: こぶ | 2006.06.21 00:08

旭岳の搬器ですが、以前、ガングロフのサイトで同社製という記述を確認したというメモが見つかりました。サイトがリニューアルしたようで、今のサイトをざっと見た限りでは見つからないですが・・・

投稿: こぶ | 2006.06.21 12:06

tuneさん
サッカーの話になってしまいますが…
東京ヴェルディ1969はホームタウンを川崎から東京に移転した際に名称変更されたものです。1969とは、1969年に前身となる読売サッカークラブが設立されたことから付けられました。
読売クラブ設立当初から、ヴェルディはよみうりランド内にあるグランドで練習をしているようで、そのイメージが強かったことからつけられたと断定してもいいかもしれません。(現在は読売新聞、よみうりランドはヴェルディ経営から撤退し、日本テレビフットボールクラブとして活動しています)

投稿: 五菱 | 2006.06.21 21:09

五菱さん、コメントありがとうございます。1999年に「日本テレビフットボールクラブ」となり、よみうりランドが経営から手を引いたのですね。よみうりランドのスカイシャトルはまさに1999年3月開業。事業許可は1998年2月に受けてますので、計画は1997年以前に始まったのは明白で、計画段階ではヴェルディゴンドラとかの「ヴェルディ」を使った名称だったのでしょう。それが建設を進めているうちに東京ヴェルディ1969がよみうりランドの手から離れることになったので、名称を変更したのでしょう。
いくらヨーロッパはサッカーが盛んで、ヴェルディが日本を代表する名門チームとはいえ、あのリストをまとめた人がサッカー小国の一チームの練習場所を知っていて「よみうりランドといえばベルディじゃないか」と勝手に索道の名称をヴェルディと称したとは思えません。受注者である樫山工業がヴェルディという名称のゴンドラ用として、部材や搬器を手配したのでしょう。手配が終わってからの名称変更が発注先に伝えてもいたづらに混乱を招くだけですから、そのままかの地ではヴェルディという仮称が残ったものと思われます。場内装置は仮組程度の調整をしてから建設地に送ったものと思われますので、ライトナーの社内においては、ヴェルディにしてもカマスにしても、部材の送り先は長野県佐久市だったということだと思います。

話は変わりますが、ガングロフのサイトにあるリストには旭テングストンと並んで「Menka Kalsha Tokyo」という実績が書かれています。Menka Kalshaとはトーメンの英語表記の会社名ですから、これを信じるなら東索にもガングロフ搬器のゴンドラがある事になりますが、当てはまりそうなゴンドラが思い当たりません。これが福岡の観覧車ゴンドラの事なら辻褄は合うのですが、この観覧車はインタミン・ジャパンの製品なので、わざわざトーメンを介して輸入するとは思えません。やはり謎の実績です。

投稿: こぶ | 2006.06.21 22:50

こぶさん

旭岳の搬器の件ですが、私の早トチリでした。
当時、国内のパブリシティ等で「初のガラベンタ製」と謳われており、近年ガラベンタ製造のキャビンはないはずなのにおかしいな、と思っていたときに、偶然ガングロフサイトの納入実績に記載があるのを、私も見たのです。そのときは、゛三菱→ガラベンタ→でも内製ではない→ガングロフ゛と頭の中にインプットしたはずですが、今回のスウォボダの件ですっかり興奮してしまって、またCarvatech HPのキャビン画像が旭岳とほぼ同形のものばかりだったので、゛内製ではない→スウォボダ゛にすりかわってしまったようです。こぶさんのコメントを読んですぐに、「Asahi-dake」と記載されたページの記憶が甦り、勘違いに気づきました。
ガングロフのHPだからいつでも見れる、とメモもしなかったのだと思いますが、やっぱりきちんとデータで残していかないとダメですね。混乱させてすみませんでした。こぶさんのご指摘がなければ、今後も゛旭岳=スウォボダ゛の誤データのまま固定されてしまうところでした(汗・・。

「Menka Kalsha」は私も気になっていました。福岡エバーグリーンより以前にすでに掲載されていたので、福岡ではないと思います。東索ゴンドラで変わった形式のものは無いと思うんですが・・なにぶん当てにならない記憶なので(笑)・・。


ヴェルディの件ですが、①受注側であるライトナーサイドでは、゛ヴェルディ゛゛カマス゛等、仮称プロジェクト名がそのまま受注件名となっている ②いずれも納入地は現地ではなく、樫山佐久工場である ③サイト作成者はそれらのデータをもとに資料を作成した、ということであれば合点がいきますね。

投稿: tune | 2006.06.22 21:58

tuneさん、コメントありがとうございました。

旭岳の搬器メーカーはガングロフのサイトで確認した覚えがあるというお話しを伺って、ホッとしました。私の記憶のほうがあてになりませんので「旭岳は輸入品だったのは覚えていたが、スウォボダだったか」と納得してました。よみうりランドの記録を残していなかったかなぁと探していて、なぜか旭岳を見つけてしまい、ガングロフのサイトを見たら、すっかりリニューアルして以前とは内容が異なっていたので、焦りました。

やはりトーメンのガングロフにはお気づきでしたか! 東索では確か中国に交走式輸出の実績もあったはずなので、そちらでしょうか? でも搬器の場合は、現地直送でしょうから、仮にトーメンが絡んでいても中国向けとなりそうなものでこの点でひっかかります。日ケの実績で明昌を代理店に北鮮に輸出したロープウェイが「輸出向け 明昌」となっているのと同様の理由で、国名が明記できないようなところにトーメン経由で輸出したのでしょうか・・・ 東索の実績リストが欲しいなぁ。

投稿: こぶ | 2006.06.22 22:44

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