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2007.03.07

ルスツリゾート イーストゴンドラ1号線 ~国道横断水平移動

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ルスツリゾート イーストゴンドラ1号線

事業者名:加森観光(株)
公式サイト:http://www.rusutsu.co.jp/winter/
所在地:北海道虻田郡留寿都村字泉川
キロ程:1654.52m
支柱基数:不明 鋼板方錐型(一部トラス支柱)
高低差:41.89m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:5.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 230kw
許可年月日:1987年11月9日
運輸開始年月日:1987年12月27日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:6人
山麓:終端停留場
山頂:原動緊張(重錘)停留場 車庫線
索道メーカー:日本ケーブル
搬器メーカー:CWA (オメガタイプ)
鋼索メーカー:不明

観察日:2007年1月29日

ルスツ高原スキー場が大拡張を目指し、従来のスキー場から国道230号線をはさんで南東側にある貫気別山開発に着手。従来エリア(ウエストMt)との移動手段に導入したゴンドラである。国道から貫気別山の斜面に取り付くまでは、凹凸のある平坦地が広がり、グリーンシーズンはゴルフ場となっている。本ゴンドラは、ウエストゴンドラ山麓駅の近くを起点とし、国道を横断、さらにルスツリゾートゴルフ場タワーコース上空を通過して拡張エリア(イーストMt)のベースエリアを終点とする。遊園地などの普通索道がほとんど無くなった現在においては、国内唯一の水平移動を目的とする交通機関としての普通索道かもしれない。日本索道工業会が実用化をめざす都市型索道に一番近い施設であるのは確かだ。

トップ画像は、本ゴンドラを象徴する国道230号線を横断する部分。かなり堅固な保護設備が道路を覆っているのがわかる。かつらぎ山スカイパーク「スカイライド」の登場までは、おそらく国内唯一の国道を横断する普通索道であった。

索道工業会の資料などでは輸送能力が1800人/時となっているが、現地に取り付けられているエッチング板の仕様表記では1200人/時となっていた。日本ケーブル製の普通索道やデタッチャブルリフトにあるエッチング板の仕様表記はメーカーが準備するものなので改造等が無い限りは一番正しいと思われるので、本記事ではこの数値をとっている。

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これが件のエッチング板の仕様表示。建設着手時の名称は「貫気別山スキー場ゴンドラリフトA線」であったことが判る。

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これがウエストMtにある山麓停留場。ルスツの索道停留場は、雪下ろしを避けるためか、この駅舎のように急勾配の三角屋根が多い。ここから右手に線路が延びるが、ここを出ればすぐに冒頭の国道横断地点である。

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山麓停留場内部。

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山頂停留場は、イーストゴンドラ2号線山麓停留場と同じ建物。両線は直線状に並んでいるわけではないので、建物の中央でこのように折れている。ちなみに右側が1号線、左側が2号線。

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これが停留場内部。1号線と2号線は、このようにまったく接続されていないが、その位置関係は、直通運転するように改造する可能性も踏まえて決められているように見える。こちらも右が1号線、左が2号線。

1号線の搬器には制振装置が搭載されており、2号線の搬器には無いことがわかる。

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本線はつながっていないが、車庫線の一番奥で、このように1号線車庫と2号線車庫をつなぐ連絡線を発見した。前述のように制振装置の有無で使用線区が分けられているので搬器の混用はないと思われるが、比較的簡単に搬器の融通はできそうである。

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搬器の銘板。

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スキーボックスはカービング対応に交換済み。これはルスツの他のゴンドラでも同様であった。

執筆日:2007年3月7日
加筆日:2007年3月10日
 スキーボックスの画像追加

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コメント

イーストゴンドラ2号線ができた当時は、まだ1号線が無かったという話を聞いたことがあるのですが、運輸開始日は1・2号線とも同じ日なのでしょうか?

投稿: kiki | 2007.03.10 22:18

kikiさん、コメントありがとうございます。
1号線と2号線は同時施工であった事は、工事中から聞いておりましたし、日本ケーブルの工事経歴書を見ても、日本索道工業会作成の資料を見ても、両線共に昭和62年度完成になっています。また運輸開始日は運輸局への届け日は同日になってます。これは届出上の問題ですから、実際の営業開始日と違う場合もありますが、未だ完成していない設備に対しては届けは受理されませんから、2号線完成時には1号線があったのは確実です。
翌年完成のイゾラゴンドラと混同されていると言うことはないでしょうか?

投稿: こぶ | 2007.03.10 23:38

イゾラゴンドラとの混同というわけではないですが、私も以前に他の人から聞いた話であるため、詳しくはわかりませんでした。こぶさんの解説を聞き納得しました。失礼しました。

投稿: kiki | 2007.03.11 19:05

kikiさん、コメントありがとうございます。kikiさんの勘違いはなくても、話された人が勘違いしていることはあるかなと思ったものですから、気分を害されたならごめんなさい。
記事の中に搬器の銘板を画像を入れてますが、1号線では「CWA-Typ OM 2981」となっています。“CWA-Typ OM”はCWA社オメガタイプを示すと思われ、最後の4桁の数字は、どうも製造順のシリアル番号のようです。数字に関しては私の推測ですが、これが当たっているなら、1号線は2981番、2号線は3037番、(まだ記事は執筆中ですが)イゾラは4147番ですから、1号線の搬器のほうが2号線よりも先に出来ていた事になります。
実は、この番号について推論している最中で材料を集めてますので、まとまったらここで発表したく思っています。

投稿: こぶ | 2007.03.11 20:12

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