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2007.09.25

【ニュース】鈴木商会(旧・鈴木総本社)グループの動向

白樺湖ROYAL HILLのニュースを目にして、ちょっと検索してみたら、(株)グランドレジャーや(株)ホテル&リゾートマネジメントを傘下に持つ鈴木商会グループの新たな動きが見てきたのでまとめておく。
※鈴木総本社の社名変更は知られていないようだが、2006年9月に鈴木商会と改称した。(参考サイト

○アルピコグループ(松本電鉄系)から「白樺湖ROYAL HILL」を取得
 NIKKEI NETのニュース(9月20日付 地域経済>甲信越)によれば、アルピコグループは、約80%の株を保有する「白樺湖観光開発」の保有株式を全て、グランドレジャーが設立する子会社に譲渡するそうだ。同社は、「白樺湖ロイヤルヒルスキー場」と「白樺湖ロイヤルホテル」を経営する会社で、記事に拠れば、今シーズンからはスキー場・ホテル共に鈴木商会グループ系として運営される。

○旧プリンス系2ヶ所の運営も
 (株)グランドレジャー・(株)ホテル&リゾートマネジメントのサイトには、新たに「函館七飯スノーパーク」「表万座スノーパーク」が加わっている。
この2スキー場は、プリンスホテルからシティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパン(株)に譲渡され、07-08シーズンからウィンターガーデンリゾーツ(株)の運営と告知されていた。
鈴木商会グループに再譲渡されたのか、単なる運営の受託かは不明だ。

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2007.09.15

【ニュース】事業者の動き

このところ更新が滞っており、申し訳ないm(_ _)m

さて、本ブログでは索道業界のちょっとしたニュースは、右側に表示される「索道ニュース」で扱ってきたが、本文記事の更新もままならないところで、サイドバーの更新だけ続くのもおかしな話であるし、「索道ニュース」では詳報も書ききれないので、本文でもニュース的話題を扱うように変える。

取り敢えず「索道ニュース」ネタとして仕入れていた事業者に関するニュースをまとめて紹介しよう。

○奥志賀高原が長野電鉄から分離

皇太子ご一家御用達スキー場として知られている奥志賀高原リゾート事業が、長野電鉄から野村ホールディングス系の投融資会社ユニファイド・パートナーズに譲渡されることが2007年5月11日付で発表された。
株式会社長電パークリゾート(2004年9月1日付で長野電鉄から独立)経営だった奥志賀高原ホテルや電鉄直営だった索道事業などの奥志賀高原事業が、7月に設立した(株)奥志賀高原リゾートに譲渡され、同社の株式をユニファイド・パートナーズに譲渡することで事業譲渡が完了した。
 ユニファイド・パートナーズは、2005年に竜王観光を傘下に収めており、両者を運営することで相乗効果を期待している。奥志賀高原を「数年かけて高級感のある長期滞在・通年型リゾートに作り替えていく」(※1)としており、竜王山と焼額山を結ぶトレッキングコースの整備も構想にあり、両スキー場の普通索道夏山営業の活性化も期待できる。

※1 FujiSankei Business i 07/08/17

○アサヒテングストン・ユートピアサイオトがジェイ・マウンテンズ・グループに?

ジェイ・マウンテンズ・グループのサイトによれば、2007年7月19日付けで「ユートピアサイオト」および「アサヒテングストンスキー場」がグループに加わったそうだ。
1965年12月8日に芸南観光開発(株)として設立された(株)ハートレイは、1966年12月に芸南カントリークラブを開業し、1986年12月にはユートピアサイオトを開業した。1992年にハートレイと改称し、2001年には親会社が倒産したアサヒテングストンを傘下に収めた。2006年8月に穴吹工務店の傘下に入り、穴吹ヴィラサービスと合併、(株)穴吹ハートレイとなった。
同社サイトには、現時点において、事業譲渡についての記載はないが、昨シーズンからスキー場の運営は、ジェイ・マウンテンズ・グループに委託されていたにも関わらず、上述の記載があったことと、両スキー場のサイトにある冬季従業員募集要項に、昨年はあった(株)穴吹ハートレイの記載がないことを考えると、事業譲渡があったと考えるほうが自然に思われる。

※10月4日付中国新聞記事(1週間で削除のはず)で「買収されたことが3日わかった」そうです。穴吹工務店系となった自体が買収の結果なので「スキー場の買収が中国地方でも活発化してきた」も含め、ちょっと情けない記事ではありますが、売却の事実を掴んできた努力に免じて許しましょう。
記事掲載の情報をご提供いただいた、まつーらさん、どうもありがとうございました。
2007/10/9加筆


○ホワイトピアたかす運営のトーカイ開発民事再生手続き開始申し立て

ホワイトピアたかすの他、2ゴルフ場を運営するトーカイ開発(株)は、2007年8月31日付で名古屋地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い、事実上の倒産となった。直接の引き金は、ゴルフ場預託金債務返還の目途がたたない事である。スキー場・ゴルフ場共に営業は継続される。
同社の親会社は、リネン類などのリースレンタル事業を中心として堅実な業績を残す(株)トーカイ(名証2部上場)で、ゴルフ事業については、すでにスポンサー企業が決まっており、親会社の支援を受けた上で最終的に事業を譲渡する見込みである。スキー場事業も来年には譲渡先を探すと報じられている。

執筆日:2007年9月15日
修正日:2007年10月27日
 
ジェイ・マウンテンズ・グループの社名表記訂正と公式サイトリンク

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