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2007.11.24

【話題】今年度デビューの索道

たぶん、夏山リフト・ロープウェイはなかったと思うので、全てがこれからの、07-08スキーシーズンのデビューだろう。

◎普通索道編
○びわ湖バレイロープウェイ
 今年度最大の話題がこれ! 1975年に登場したびわ湖バレイのポマ テレキャビンが、ついに交走式に架替。後継は、日本ケーブル製の121人乗り交走式で、傾斜長1783m、高低差782m、最高速度12m/s。国内最高速の索道が誕生する。大径間はないので、この最高速度で支柱通過も可能だと思われる。ようやく欧州のレベルに追いついたことになる。
 ゴンドラからの切替えのタイミングが、なかなかはっきりと広報されなかったが、公式サイトの料金のページに「1月下旬までゴンドラで営業」とあるので、ゴンドラの廃止とロープウェイの開業は1月下旬と思われる。

Biwakov
8月31日に撮影のびわ湖バレイ
右側のクレーンが交走式の支柱位置。おそらく第2号柱と第3号柱と思われる。

◎特殊索道編
スキー場ガイドやサイトから07-08シーズンデビューのリフトを探してみた。見落としや発見するに至らなかったリフトもあるとおもうので、コメントで指摘して欲しい。

○富良野スキー場 ダウンヒル第3ロマンスリフト
 1982年建設、東京索道製のシングルリフト「ダウンヒル第3リフト」をペアにリニューアル。11月24日から運転開始のもよう。

○ニセコ グランヒラフ ホリデー第1ペア
 1978年建設、東京索道製ホリデー第1リフトB線の架替、隣にあった休止中の1970年建設、東京索道製ホリデー第1リフトA線も撤去されたものと思われる。
架替と言っても、平面的な位置も変わっているようだ。全長669m、高低差131m、輸送能力1200人/hのペアリフト。所要時間6分とあるので1.8m/sと思われる。

○ルスツ タワーペアリフト
 ルスツタワー(ホテル)から、イーストMt.山麓のイーストセンターステーション付近へダイレクトで向うリフト。フード付き高速2人乗りとあるので、デタッチャブルペアで間違いないだろう。ルスツタワーの宿泊者は、これまで本館にモノレールかシャトルバスで移動した後、イーストゴンドラ1号線で移動しており、かなり時間がかかったが、これで大幅に改善される。

○ルスツ アクロス第2ペアリフト
 アクロス第1ペアリフトの完全な平行線であった第2ペアリフトを大幅に延長(142m→513m)した。平行線ながら双方を運転する頻度は低かったようなので、延長することで有効活用するのであろう。
 稼働率といえば、シーズン始めにイゾラ山頂部だけでオープンするために昨年度新設されたイゾラ第5ペアは、今年は11月23日のオープン当日からイゾラ第1クワッド山麓まで滑走可能だったので、1日も運転されていない。昨年も数日しか運転していないはずで、新設早々からここまで稼働率の低いリフトは珍しい。

○猪苗代スキー場中央 はやま第3ファミリーリフト
 猪苗代第3リフトA/B線(シングル)に代わり、はやま第3ファミリーリフト(ペア)を新設。『平成19年度 鉄道要覧』には、これに該当するリフトも第3リフトA/B線も掲載がなく、旧線を廃線の上で新設したものと思われる。

○かぐらスキー場 かぐら第1ロマンスリフト
 1979年建設、日本ケーブル製のパラレルシングルリフト「かぐら第3リフトB/C線」のリプレースで登場。公式ブログの画像によれば日本ケーブル製と思われる。山麓停留場が今時には珍しいステージであるのが、豪雪地のスキー場である事を思わせる。11月23日から運転開始のもよう。


とりあえず、これだけしか見つけられなかった。ここ数年、意外なロコゲレンデで、リフト新設・架替があったので、まだあると思う。皆さん、教えてください。

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