【ニュース】箕輪スキー場が加森観光傘下に
毎日新聞社「毎日jp」の地域ニュース福島12月19日付記事によれば、加森観光が猪苗代町の第3セクター横向高原リゾート(株)の経営権を実質的に掌握したようだ。
横向高原リゾートは、不動産・ゴルフ場会員権販売業の(株)エスティティコーポレーションと猪苗代町が1988年に設立した第3セクターで、1989年に箕輪スキー場を開業した。エスティティコーポレーションの母体となったゴルフ場開発・運営会社エスティティ開発のノウハウを導入した高級リゾートを目指したスキー場で、バブル期に開業したリゾートホテルらしい高級感のあるホテル設備を誇った。エスティティ開発が2002年10月に民事再生手続き開始を申し立て、次いで2003年2月にエスティティコーポレーションが民事再生手続開始を申し立てた。
エスティティグループの再建スポンサーとして名乗り出たローンスターグループと大口債権者であったゴールドマン・サックス・グループが米国系投資ファンド同士で同グループを巡って争い、結局、ローンスターグループの元で再建が行われていた。
スキー場の経営改善は順調にはいかなかったようで、上述記事に拠れば、12月1日付で加森観光を引き受け先とする4億5500万円の第三者割当増資を実施の上で、ローンスターグループが保有の13,327株の全てを加森観光に売却したそうだ。町の出資は、そのままで社長も津金町長がそのまま留任したそうだが、他の役員は全て加森側に入れ替えたようで、実質的に加森観光が主導権を握った事になる。
加森観光の公式サイトでは、2007年12月12日付けで箕輪スキー場とホテルプルミエール箕輪のグループ入りが告知されている。これで加森観光系のスキー場は以下の10ヶ所になった。
ルスツリゾート・サホロリゾート・サッポロテイネ・マウントレースイ
中山峠・安比高原・夏油高原・サンライバ・おんたけ2240・箕輪
筆者は、オープン初年の1月か2月に行ったが、とにかく寒いスキー場という事しか記憶にない。
執筆日:2007年12月21日
| コメント (0) | トラックバック (0)
最近のコメント