カテゴリー「中国運輸局」の記事

2011.02.17

千光寺山ロープウェイ3代目キャビン登場~尾道市

尾道市が運営する千光寺山ロープウェイの搬器が2011年2月上旬に交換され、2月10日から新搬器での営業を開始した。

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山頂駅を発車する試乗会第1便の折り返し 2011.02.10

これだけの人数がロープウェイにカメラを向ける光景は珍しい

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2008.03.04

【ニュース】宮島ロープウェイ獅子岩線で搬器交換

宮島ロープウェイは、2月27日から3月7日まで運休し、獅子岩線の搬器交換を行った。新旧の輸送作業は3日にヘリを使って行われ、包ヶ浦自然公園に荷吊り場を設定、中日本航空のシュペルピューマが使用された。

2台の旧搬器は、共に榧谷駅付近に留置され、走行機、サスペンダーごとロープに載せた状態から直接吊り上げられ、走行機、サスペンダーが付いた状態で準備された新搬器は、榧谷駅付近の支索上にヘリから直接降ろされた。

中国新聞の記事には、大阪市内の車両メーカーで製作されたとあるので、旧搬器と同様に大阪車輌製造製と推察される。新搬器は、従来と同様にアルミ製の30人乗り、高さ2.35m、長さ4m、重量1.7t。外国人観光客の増加に対応して室内高は10センチ高い2.1mになった。神鴉(おがらす)伝説をモチーフにしたイラストが、外板に描かれている。

運行再開日の8日と翌9日には記念イベントが開催され、小学生以下は無料になる。

※主なマスコミの報道
中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803040054.html

読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20080303-OYT8T00672.htm

広島ホームテレビ
http://www.home-tv.co.jp/news/local.php?news_id=2008-03-035
http://www.home-tv.co.jp/news/local.php?news_id=2008-02-274

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2月26日で運行を終えた2代目搬器。
撮影日:2007年4月10日

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2007.02.12

火の山ロープウェイ ~休止中だが復活か?

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火の山ロープウェイ

事業者名:下関市
公式サイト:現在はなし
所在地:山口県下関市みもすそ川町
キロ程:438.96m
支柱基数:なし
高低差:165m
最急勾配:29度5分
輸送能力:不明
搬器台数:2台 No.1まんじゅ、No.2かんじゅ
速度:3m/s
動力:電気 56kw
許可年月日:1957年7月18日
運輸開始年月日:1958年4月1日
種別:普通索道
方式:1支索2曳索三線交走式
搬器定員:31人
山麓駅:
山頂駅:
索道メーカー:安全索道?
鋼索メーカー:不明
搬器メーカー:大阪車輌工業 1978年

観察日:2006年10月29日

関門海峡の下関側(本州側)にそびえる火の山に架設されている下関市営ロープウェイ。源平合戦の古戦場である壇ノ浦を望むみもすそ川(御裾川)と山頂を結び、山麓駅は関門国道トンネル人道入り口にも近い。1972年に火の山山頂に通じる有料道路「火の山パークウェイ」が開通した影響もあり、長期低迷が続き、2003年4月から休止された。その後、国土交通省の「まちづくり交付金」の助成事業として、存廃を決める実証実験としての期間限定運転を2005年秋季、2006年春季・夏季に実施し、現在は存廃を検討中である。

筆者は1973~75年に下関在住の経験があり、1973年11月開通した関門橋の夜景見物などに何度か本ロープウェイを利用した。オイルショックの直後に開通した関門橋は、ライトアップの実施を極端に制限したので、その実施日にはかなり混雑していた記憶がある。

読売新聞の地域版ニュース山口1月25日付記事によれば、下関市は前述の実証実験の結果を受け、存続の方向で検討に入ったそうである。火の山パークウェイの無料化などの影響で利用者数は以前よりも減ったものの、業務を人材派遣会社に委託するなどの経費削減策により赤字額は大幅に縮小されたそうで、観光振興策として許容範囲の赤字という判断のようだ。記事によれば、存続が正式に決まれば、ロープ交換などを行ったうえで夏休みごろから期間限定運行で再開する見込みだそうだ。

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さて、筆者が現地を訪問したのは、復活の目があるかどうかもはっきりしなかった昨年秋。実は、春・夏と実証実験運行を行っていたので、秋もあるだろうと勝手に思い込んで計画し、出発前には運行の発表がなされていない事に気がついたものの、休止中の様子を記録するだけでもよいかと計画通り立ち寄ったというわけだ。山麓駅舎内のトイレが、日中は公衆トイレとして開放されているため、ホームこそ入れないものの、このように駅への立ち入りは可能である。トイレは駅車内を通り抜けた別棟となっており、乗降場のすぐ横にあるため、トイレ横からトップ画像のような搬器の撮影が可能である。筆者のようなヲタを喜ばせるために意図的に行ったとは思えないが、トイレ側の搬器が山麓駅に留置してあるのは実に喜ばしい。

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山麓駅を遠目に見ると、囲われているように見え、中に入れるとは思えなかった。この仮設フェンスの内側に駅舎に登る階段があり、日中だけ開放されるというわけだ。山頂駅も写っており、ロープウェイとしては理想的なワンスパンの線路であることがわかる。

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望遠レンズで見ると、このように山頂駅に1号搬器が留置されているのがわかる。

山麓の2号搬器の内部を望遠レンズで覗くと昭和53年という年号の入った安全索道と大阪車輌工業の銘板が確認でき、1978年の搬器交換は安全索道の施工である事がわかる。『日本近代の架空索道』の巻末資料によれば、本ロープウェイの施工は安全索道という事になっているが、走行装置の形状が東京索道の製品である尾道千光寺山ロープウェイ防府太平山ロープウェイ岡山スカイガーデンロープウェイ(旧京山ロープウェイ)と酷似しており、本ロープウェイと同年に安全索道が架設した弥彦山ロープウェイの走行装置とはあまり似ていないため、東京索道製という可能性も否定できない。一方、サスペンダーの形状は弥彦山に似ているが、1960年に東京索道が架設した志賀高原ロープウェイのサスペンダーにも似ており、サスペンダーの形状はメーカー判別の決め手にならないようにも思われる。さらに搬器交換時にサスペンダーも含めて安全索道が交換したという可能性もありえる。

ということで筆者は、同書の記述が誤っており、東京索道製ではないかと睨んでおり、今後の研究課題である。運行を再開したら、再訪してさらに究明をすすめたい。

執筆日:2007年2月12日

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2006.03.29

神郷第一スキー場 第2ペアリフト

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神郷第一スキー場 第2ペアリフト
事業者名:神郷町ふるさと振興(株)
スキー場名:神郷第一スキー場
公式サイト:http://www.city.niimi.okayama.jp/?ID=5197
所在地:岡山県新見市神郷高瀬
キロ程:743m
支柱基数:12基
中間停留場:なし
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:124台
速度:不明(搬器台数から逆算すると2.0m/s)
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:2004年10月6日
運輸開始年月日:2004年12月25日
建設年:2004年12月
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動緊張油圧
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月13日

神郷第一スキー場の中上級者リフト、正式名称は神郷第2リフト。こちらはリニューアルによって拡張されたエリアと思われる。山頂停留場付近は尾根上の緩斜面にあり、トップ画像はその付近。

リフト沿いに尾根を降りるコースが中級者向けで、トップ画像のやや下で、リフトの線下をくぐり、谷に降りていくのが上級者コース。この上級者コースを大回りするような形で林道・・・というより作業道があり、パンフレットのマップではここを林間コースと案内しているが、ゲレンデに立てられてる看板のマップでは避難通路となっており、実際には入口にフェンスがありコースになっていなかった。おそらくは幅が狭すぎで圧雪車が入れず、コースとして使えないのだろう。

SHINGO02PL02

こちらの原動緊張装置は一見、安全索道の標準タイプに見えるが、よく見ると機械室(機械カバー)の形状が違う。

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安索の標準タイプは、断面が半円のカマボコ形の機械室で、ハメ殺しの半透明のアクリル板で出来ており窓の開閉が出来無いが、この第2ペアでは、側面に垂直部がある丸屋根タイプで、開閉できる窓があるようだ。標準タイプをモデルチェンジしたのか、それとも特殊仕様なのか興味深い。

SHINGO02PL04

山頂は第1ペアと同様に標準タイプ。これまで見たことがない原動緊張装置を2つも見ることが出来、筆者としては大満足。

SHINGO02PL05さて、センターハウスに入って、ちょっとビックリの新発見があった。

それはこの模型。ゲレンデ側の出入口の脇にひっそりと置かれていた。見せているというよりも、置き場に困っているが、捨てるには忍びないので取り敢えずおいておこうという風情だった。

スキー場計画の立体模型はそれほど珍しくはないが、完成後のスキー場での展示はそれほど多くないように思う。コースはほぼこの通りに出来ているので、展示自体はおかしくはないわけだが、施設概要をアップで見ると・・・

SHINGO02PL06第2ペアリフトはクワッドで計画されていたらしい。造雪機という事はスノーガンではなく、ICSを想定していたのだろう。確かにこのエリアで、クワッドを導入するほどの誘客をするにはICSは必須だろうが、ランニングコストが高いだけに、導入しなかったのは賢明だろう。

そうそう、神郷第一の第一の意味が不明だ。現地で従業員に聞こうと思っていたのだが、すっかり忘れていた。他にもスキー場新設の計画があったのだろうか?

執筆日:2006年3月29日

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2006.03.28

神郷第一スキー場 第1ペアリフト

SHINGO01PL01

神郷第一スキー場 第1ペアリフト
事業者名:神郷町ふるさと振興(株)
スキー場名:神郷第一スキー場
公式サイト:http://www.city.niimi.okayama.jp/?ID=5197
所在地:岡山県新見市神郷高瀬
キロ程:289m
支柱基数:6基
中間停留場:なし
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:54台
速度:不明(搬器台数から逆算すると1.8m/s)
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:2004年10月6日
運輸開始年月日:2004年12月25日
建設年:2004年12月
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動緊張油圧
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月13日

岡山県の北西端、旧神郷町(現新見市)にあるスキー場。放牧地を冬季間だけ転用したゲレンデ。その放牧地が2002年度から県の事業として拡張整備される事になったため、シングルリフトを撤去しスキー場を休業し、2004年度にリニューアルオープンした。

今回は倉吉からの帰り、雪が残っているか不安を感じながら寄ってみたら、雪質はともかくとして量はまだまだ十分。さすがに平日では、数えるほどの来場数だったが、知名度を考えると健闘と言えるかも。

リフトは2本。おそらくは旧来からのエリアであろう山麓部の緩斜面に第1ペアリフト。ゲレンデの反対側から、拡張されたエリアと思われる尾根上まで登る第2ペアリフトという配置だ。尾根から降りるコースが2本あり、それぞれ上級コース・中級コースと分けられているが、それほど斜度の差は感じなかった。とにかく、もうザラメ雪で滑りにくい。

さて本題のリフト。第1ペアリフトは公式には神郷第1リフトという名称。山に向かってゲレンデの左側にかかる初心者用リフトだ。メーカーは安全索道だが、このタイプの原動緊張装置は初めて見た。おそらくは小出力リフト用に開発された機械で、筆者が大山豪円山で見た日本ケーブルの小型原動緊張装置に相当する機械と思われる。

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油圧シリンダは見えなかったが、原動装置の下部にある装置は油圧制御ユニットと思われるので油圧緊張で間違いないものと思われる。

このタイプ、日ケーも古臭いデザインに見えたが、安索の機械はさらに古臭く見える。この減速機がむき出しなのが良くないのかもしれない。

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山頂の終端装置は標準的なタイプ。

執筆日:2006年3月28日

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2006.02.03

大山国際第7リフト/第8リフト

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大山国際第7リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:549m
支柱基数:10基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:600人/時
搬器台数:102台
速度:不明(キロ程・搬器台数から逆算すると1.8m/s)
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1980年8月19日
運輸開始年月日:1980年12月21日
建設年:昭和55年
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:1人
山麓:原動
山頂:重錘緊張
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

大山国際第8リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
キロ程:660m
支柱基数:不明
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:600人/時
搬器台数:不明
速度:不明
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:1980年8月19日
運輸開始年月日:1980年12月21日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:1人
山麓:原動
山頂:重錘緊張
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年1月4日

大山国際で最も奥まった位置にあるチャンピオンコースの上部に架かるシングルパラレルリフト。上級者コースとされているが、特に厳しいのは第8リフト山頂から第7リフト山頂までの壁なので、第7リフトから下は、中級者でもなんとかなるだろう。実際、筆者レベルでも(見た目はともかくとして)滑る事ができた。

大山の現役リフトでは最古参で、またシングルリフトの最後の2本である。

筆者訪問時は第8リフトは運休中であり、乗れなかった。ホームページを見ると、競技会があると一般にはクローズされる事が多いようなので、意外とこの2本の乗車は難しいのかもしれない。

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定石どおり並んでいる山麓停留場。時計がある建物は改札で、その左手の小屋が運転室。その間に第7リフトの原動装置が見える。第8リフトの原動はその影だ。

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第7リフト山頂停留場。

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センター4山頂からアプローチした第8リフト山頂停留場。

執筆日:2006年2月3日

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2006.02.02

大山国際第6リフト/第9リフト

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大山国際第6リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:570m
支柱基数:10基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:95台
速度:不明(キロ程・搬器台数から逆算すると2.0m/s)
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:1991年8月21日
運輸開始年月日:1991年12月20日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

大山国際第9リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
キロ程:880m
支柱基数:17基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:128台
速度:不明(キロ程・搬器台数から逆算すると2.3m/s)
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1991年8月21日
運輸開始年月日:1991年12月20日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年1月4日

大山国際で最も奥まった位置にあるチャンピオンコースの下部に架かるペアパラレルリフト。大山で最も長い中級者コースで、もっと便利な位置にあれば人気ナンバーワンは間違いないと思うが、気の毒なほど空いている。第6リフト乗り場から下は、大山で最も新しいコースであるため知名度が低いのか知れないが、それでももう12シーズン目である。やはり、大山国際へのアプローチが不便であるためとしか思えない。

第1・2リフト乗り場付近から第9リフト連絡通路として圧雪された緩斜面を通りアプローチする。この緩斜面全体が初級者ゲレンデの適地だと思われ、ここをゲレンデにすればチャンピオンコースにももっと呼び込めそうな気がするが、第1・2リフトの空き具合を見ると、これ以上の初級者ゲレンデは過大投資と思われ、この斜面が活用できないのは実にもったいない。

もちろん筆者もこの通路でアプローチしたが、緩斜面部分から第9リフト乗り場に向かう通路の狭さは驚いた。スキー中級者ならまったく問題はないと思うが、ボーダーだと辛いと思う人もいるのではないだろうか。少なくとも横滑りで降りる必要がありそうで、渋滞の元になりそうだ。

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さて、これが大山スキー場の最深部ともいうべき第9リフトの山麓停留場。通常、パラレルリフトというと、地形その他の理由で少々はずれていても、停留場位置が山麓・山頂共に横並びであるか、山麓停留場は横並びというケースが多い。長さが大幅に異なるケースでも、位置が違うのは山頂停留場というのが一般的だ。しかし、山麓がこういう状況なので、筆者はパラレルリフトだとは微塵も思わず乗車し、途中に第6リフト山麓停留場が現れてビックリした。この場合、支柱番号がどうなるのか気になるが、トップ画像でかろうじてわかるように、同じ支柱に対して左右で違う番号が付けられている。

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第6リフトの山麓停留場はこの通りで、2号柱からパラレル支柱になっている事がわかる。

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山頂はパラレルリフト定番の一体型ステージの停留場だ。

執筆日:2006年2月2日

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2006.02.01

大山国際第5リフト

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大山国際第5リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:547m
支柱基数:11基
高低差:149m
最急勾配:不明
輸送能力:1800人/時
搬器台数:92台
速度:2.0m/s
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1970年7月20日
運輸開始年月日:1970年12月20日
建設年:平成7年
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:3人 モデルE類似タイプ
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年1月4日

センター4沿いのパラダイスコースのうち、中間部分より下の中斜面をカバーするリフト。中級者にとって美味しい部分をカバーするので利用価値が高い。

許可・運輸開始年月日から推測するに、旧第3リフトないしは第4リフトの免許を生かして変更認可で架けられたと思われる。ちなみに旧第5リフトは、旧第3・4リフト山頂から現在のセンター4山頂付近までのリフトだった。

DAISENKOKUSAI05TL02

大山国際は他のゲレンデに比べて空いており、数少ない来場者はセンター4に集中していた。実にもったいない。上の原方面からのアクセス改善は必要だろう。現在、3回目となる冬季国体開催の打診が鳥取県になされてるそうだが、それを機に改善できないだろうか? 国体の開催自体が、財政状況から不透明な状況のようなので、捕らぬ狸の皮算用な話しだが、なにかのきっかけで改善しないと大山国際のみならず大山自体がジリ貧だろう。

執筆日:2006年2月1日

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2006.01.31

大山国際センター4

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大山国際センター4
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:1293m
支柱基数:22基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:4.0m/s
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:1995年8月2日
運輸開始年月日:1995年12月9日
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:2人 フード付き
山麓:原動
山頂:不明
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年1月4日

大山でダントツの長さを誇るリフトで、唯一の単線自動循環式。しかもフード付きともっとも快適なリフト。名称からクワッドだと思い込んでいたが、今回の訪問にあたりガイドを見直していて、デタッチャブルペアという事に初めて気がついた。「4」というのは第4リフトいう意味らしい。

上部が上級者コースなので、乗り場では上級者専用リフトを強調していた。また、昨晩降雪機を使用したので凍結に注意して欲しい旨の掲示もあり、これはなかなか細やかな配慮だと思う。

安全索道のフード付きクワッドは、背中も完全に覆われていて防寒性が高いと以前に褒めたが、(画像ではわかりにくいが)このリフトでは背中側にはまったくフードが無く、背中上部は無防備。追い風の吹雪だとかえって寒くないかと心配になった。当日は、この段階では時折小雪が舞う程度だったので杞憂かどうかは不明。

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車庫線は直列形ではないようで、搬器はランダムに並んでいたので、搬器台数を数える事はできなかった。

停留場は裏カバーがあるタイプで、どちらが緊張装置かわからなかった。監視室内の制御盤の名称がはっきりと見えなかったが、緊張ではなく終端と書いてあったような気がする。

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後付けと思われる防風壁が、強風時の環境の厳しさを物語る。撮影位置の反対側に第8リフトの山頂がある。

執筆日:2006年1月31日

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2006.01.30

大山国際第1/第2リフト

DAISENKOKUSAI0102PL01

大山国際第1リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:392m
支柱基数:7基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:73台
速度:不明(キロ程・搬器台数から逆算すると1.8m/s)
回転方向:反時計
動力:電気
許可年月日:1970年7月20日
運輸開始年月日:1970年12月26日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

大山国際第2リフト
事業者名:鳥取砂丘大山観光(株)
スキー場名:大山国際スキー場
公式サイト:http://www.daisen.net/ski/
所在地:鳥取県西伯郡大山町大山
キロ程:394m
支柱基数:7基
高低差:不明
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:74台
速度:不明(キロ程・搬器台数から逆算すると1.8m/s)
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1976年4月28日
運輸開始年月日:1976年12月19日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年1月4日

大山国際スキー場は、大山スキー場のゲレンデとして最後に開発された。最後と行っても1972年の冬季国体会場となるべく1970-1971年シーズンに開業しているので、今となっては老舗ゲレンデだ。国体用に開発したスキー場と言っても、このゲレンデは初級者向けの緩斜面だ。

斜面は魅力的だが横に広がる大山の特徴として、アクセスは最悪。上の原との間にちょっとした谷があり、県道を歩いていくしかない。ほぼレベルなのだが、どちらから行っても中間部分がちょっと下がっており、こんな感じだ。

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スケーティングができないボードには過酷な環境で、諦めて歩いている人が多かった。スキーヤーでも担いで歩く人がいる。筆者は、意地になって往復ともスケーティングしたが、しんどかった。この状態で30年も放置されているのは、驚異といえよう。

ゲレンデマップによると上の原第2ゲレンデから連絡通路があるそうだが、入口が見つけられなかった。

さて、この2本のリフトは、許可や運輸開始日では別々のリフトになっているが、現状はペアパラレルリフトになっている。微妙に第2リフトの方が長いが、この程度の差をつける事の意味が分からない。

山麓停留場は、安全索道のペアリフトで、もっともよく見るカマボコ形機械室タイプ。ただ、多いのは前後2本脚であるが、ここは3本脚で中央前脚を2基で共用するタイプになっている。

DAISENKOKUSAI0102PL02

山頂は、この画像でもわかるように微妙にずれている。この微妙な差で、搬器台数が1台異なるのが面白い。

残念ながら第2リフトは運休しており、乗車できなかった。

執筆日:2006年1月30日

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