カテゴリー「索道関連」の記事

2008.02.08

【話題】ダイナランドと高鷲スノーパークに行ってきました

1月16日の記事で取り上げたとおり、ダイナランドと高鷲スノーパークが経営統合された。隣接するスキー場であるので、来シーズンからの運営統合も必須であろう。

実は、経営統合が発表される以前から、ダイナランドに行く事は決めており、さらに某誌のリフト券プレゼント企画で高鷲SPのリフト券が当たったので、独立運営最後のシーズンの両スキー場の境を両側から見てきた。ダイナランドの公式サイトに、2月15日から共通券販売予定とあるので、これが最後の旧来スタイルでであろう。

Beta01

これが、高鷲SPダイナミックコースの途中から見たダイナランドのベータライナー山頂停留場。手前に見える赤いフェンスは、私が密かに“カマスの壁”と呼んでいる両スキー場仕切りだ。ダイナランドのスカイラインコースに滑り込むほうが自然なラインに見えるのは私だけ?

ちなみにダイナランド側から見上げると、こんな感じだ。

Camp01

“カマスの壁”には、誤侵入を防ぐためこういう看板も立っているが、視界が悪いと事情を知らない人は侵入してしまって酷い目にあいそう。このあたりは赤いひも1本だけで進入は簡単だ。

Sign01

Sign03

Sign02

この看板は、高鷲SPの来場者にダイナランドの存在をアピールしているのだろうか?

ダイナランドのスカイラインコースを滑っていくと、高鷲SPのチャンピオンクワッド山頂停留場の近くを通る。

Campq01

Skidata01

これが、今シーズンから導入された高鷲SPの新しいIC改札システムのカード。日本ケーブルが代理店となっているSKIDATA社のシステム。確かこれまでは、樫山工業と富士電機が組んだICカード改札だったと思う。ダイナランドは、以前、日本ケーブルが販売していたオリベッティなので、来シーズンはSKIDATAに統合される可能性が高いと思われる。カードにスキー場名が無いのは運営統合を見越してのことか、それともジェイマウンテンズグループの共通カードになる事を見越しているのか?

執筆日:2008年2月8日

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2007.11.24

【話題】今年度デビューの索道

たぶん、夏山リフト・ロープウェイはなかったと思うので、全てがこれからの、07-08スキーシーズンのデビューだろう。

◎普通索道編
○びわ湖バレイロープウェイ
 今年度最大の話題がこれ! 1975年に登場したびわ湖バレイのポマ テレキャビンが、ついに交走式に架替。後継は、日本ケーブル製の121人乗り交走式で、傾斜長1783m、高低差782m、最高速度12m/s。国内最高速の索道が誕生する。大径間はないので、この最高速度で支柱通過も可能だと思われる。ようやく欧州のレベルに追いついたことになる。
 ゴンドラからの切替えのタイミングが、なかなかはっきりと広報されなかったが、公式サイトの料金のページに「1月下旬までゴンドラで営業」とあるので、ゴンドラの廃止とロープウェイの開業は1月下旬と思われる。

Biwakov
8月31日に撮影のびわ湖バレイ
右側のクレーンが交走式の支柱位置。おそらく第2号柱と第3号柱と思われる。

◎特殊索道編
スキー場ガイドやサイトから07-08シーズンデビューのリフトを探してみた。見落としや発見するに至らなかったリフトもあるとおもうので、コメントで指摘して欲しい。

○富良野スキー場 ダウンヒル第3ロマンスリフト
 1982年建設、東京索道製のシングルリフト「ダウンヒル第3リフト」をペアにリニューアル。11月24日から運転開始のもよう。

○ニセコ グランヒラフ ホリデー第1ペア
 1978年建設、東京索道製ホリデー第1リフトB線の架替、隣にあった休止中の1970年建設、東京索道製ホリデー第1リフトA線も撤去されたものと思われる。
架替と言っても、平面的な位置も変わっているようだ。全長669m、高低差131m、輸送能力1200人/hのペアリフト。所要時間6分とあるので1.8m/sと思われる。

○ルスツ タワーペアリフト
 ルスツタワー(ホテル)から、イーストMt.山麓のイーストセンターステーション付近へダイレクトで向うリフト。フード付き高速2人乗りとあるので、デタッチャブルペアで間違いないだろう。ルスツタワーの宿泊者は、これまで本館にモノレールかシャトルバスで移動した後、イーストゴンドラ1号線で移動しており、かなり時間がかかったが、これで大幅に改善される。

○ルスツ アクロス第2ペアリフト
 アクロス第1ペアリフトの完全な平行線であった第2ペアリフトを大幅に延長(142m→513m)した。平行線ながら双方を運転する頻度は低かったようなので、延長することで有効活用するのであろう。
 稼働率といえば、シーズン始めにイゾラ山頂部だけでオープンするために昨年度新設されたイゾラ第5ペアは、今年は11月23日のオープン当日からイゾラ第1クワッド山麓まで滑走可能だったので、1日も運転されていない。昨年も数日しか運転していないはずで、新設早々からここまで稼働率の低いリフトは珍しい。

○猪苗代スキー場中央 はやま第3ファミリーリフト
 猪苗代第3リフトA/B線(シングル)に代わり、はやま第3ファミリーリフト(ペア)を新設。『平成19年度 鉄道要覧』には、これに該当するリフトも第3リフトA/B線も掲載がなく、旧線を廃線の上で新設したものと思われる。

○かぐらスキー場 かぐら第1ロマンスリフト
 1979年建設、日本ケーブル製のパラレルシングルリフト「かぐら第3リフトB/C線」のリプレースで登場。公式ブログの画像によれば日本ケーブル製と思われる。山麓停留場が今時には珍しいステージであるのが、豪雪地のスキー場である事を思わせる。11月23日から運転開始のもよう。


とりあえず、これだけしか見つけられなかった。ここ数年、意外なロコゲレンデで、リフト新設・架替があったので、まだあると思う。皆さん、教えてください。

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2007.01.07

祝!須磨浦ロープウェイ2200万人達成

いささか旧聞ですが、新年らしくおめでたい話題を・・・・

山陽電鉄が運営する須磨浦ロープウェイは、2006年9月30日2200万人乗車を達成した。昨年11月に訪問したところ、これを祝う大きな看板が掲げられ、搬器にはヘッドマークが取り付けられていた。

Suma01

Sumawp02_1

ヘッドマークは両搬器共に山麓側のみ。今回は、当ブログ初の試みとして画像をSVGAサイズで作成した。画像をクリックすると原寸表示されるので、さらに画像を右クリックしてデスクトップの壁紙に設定できる。※ココログの仕様で800×600ピクセルにリサイズされてしまいました(汗) 後日、別のサーバーに壁紙用の領域を設けますので、それまではこれで堪忍してくださいm(_ _)m

本ロープウェイは、本年9月18日で開業50周年を迎える。さらに本年は同社の前身である兵庫電気軌道が設立されて100周年という節目の年であるので、これらを記念して搬器交換を本年2月におこなう予定である。新搬器の営業開始日は、まだ正式に決まっていないようだが、新搬器の営業が始まれば、またレポートをあげたい。

執筆日:2007年1月7日

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2006.12.29

番外編:今シーズン最後かもしれないスキー場(2006-2007)

いよいよ本格的にスタートした2006-2007スノースポーツシーズン。残念ながら、今シーズン限りとか、売却予定ながら買収先の発表がないという話も聞こえてくる。「なくなるかも」と聞くと、「名残惜しいとか」「最後のチャンス」と思うのはマニアのみならず多くの人がいだく人情というものだ。

◎プリンスホテル関係
一説には世界最大の索道事業者といわれたコクドも、西武グループの再編により索道などリゾート関係の事業をプリンスホテルに譲渡した。その上で、かなりのスキーリゾートを売却対象としている。売却対象を西武グループとして正式に発表した事はなく、それぞれの地元での関係者への説明を元に報じられたものを拾わないと、全容がわからない。すでに一部の施設がシティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパンに売却する事が決まっているが、マスコミ報道に拠れば、スキーリゾートの一括売却で交渉していたが、折り合いの付いた施設のみ売却を発表したという事であり、売却対象ながら今回漏れた施設の中には、今後、厳しい対応を強いられる設備があるかもしれない。

マスコミ報道等で売却対象と報じられた施設は、筆者のまとめたところ以下の通り。

・津別スキー場 売却先未定
・糠平温泉スキー場 来春シティ社に売却
・深川スキー場 売却先未定
・札幌北広島プリンスホテルファミリースキー場(ホテル・ゴルフ場を含む) スキー場は昨シーズンから休業中、売却先未定
・真駒内スキー場 売却先未定
・ニセコ東山スキー場(ホテル・ゴルフ場を含む) 来春シティ社に売却
・函館七飯スキー場 来春シティ社に売却
・鰺ヶ沢スキー場(ホテル・ゴルフ場含む) 来春シティ社に売却
・森吉スキー場 今シーズン休業
・阿仁スキー場 来春シティ社に売却
・千畑スキー場 休業中
・湯沢中里スキー場 来春シティ社に売却
※三国スキー場 休業中
・小千谷山本山スキー場 休業中
・燕温泉スキー場 今シーズンから休業
・ごりん高原スキー場 売却先未定
※日光菖蒲が浜スキー場 昨シーズンから休業中
・水上高原スキー場(ホテル・ゴルフ場含む) 来春シティ社に売却
・表万座スキー場 来春シティ社に売却

 ※印は売却対象という報道は確認していないが休業中の施設
   太字は売却先未定、青字は休業中、緑字は営業継続中

北海道では、地元に寄付してでも来春には撤退と報じられたこともあり、現時点で売却先が決まっていないスキー場には厳しい局面が予想される。津別は地元自治体で引き取らない限り難しいかもしれない。とにかく太文字で示したスキー場は、現時点で来シーズンの営業が約束されていないと考えるべきだろう。

◎札幌後楽園北広島スキー場
東京ドームグループの経営見直しにより、本スキー場を経営する札幌後楽園カントリークラブが撤退・売却対象となったため、スキー場も同様に撤退・売却対象と思われる。事業撤退時期は2007年4月と発表されているが、いまのところ具体的な買収先について報じられておらず先行き不明だ。ちなみに札幌後楽園ホテルは別法人であるので売却対象ではない。

◎かんばやしスキー&スノーボードパーク
7月15日付信濃毎日新聞で、今シーズン限りで閉鎖と報じられた。長野オリンピックでスノーボードハーフパイプ会場になったスキー場であるが、ハーフパイプが唯一の呼び物で、あと少し走れば志賀高原となれば、よくぞここまで持ったと褒めるべきか。94年に上林温泉スキーリフトから志賀高原観光開発に譲渡された時点で、本来の寿命は全うしていたのかもしれない。
志賀高原観光開発の公式サイトで、雪不足により今シーズンの営業を見送る旨の発表があった。報じられた方針が変わっていないなら、このまま廃業となる可能性が高いと思われる。(1/13追記<U君さん、情報ありがとうございます)

◎舞子後楽園スキー場
札幌後楽園カントリークラブと同様に本スキー場と付属ホテルが撤退・売却対象となった。それなりの規模と集客力のあるスキー場だけに救いの手が伸びそうな気がするが、こちらも今のところ具体的な買収先の報道は無く、先行きが心配になってきた。

◎白山市営スキー場
2005年2月1日に松任市、美川町、鶴来町、河内村、吉野谷村、鳥越村、尾口村、白峰村の1市2町5村が合併して誕生した白山市では、白山麓の5村が争うように開設した村営または第3セクターのスキー場6箇所を抱え、元村営の5箇所は本年度から財団法人白山市地域振興公社に移管したものの、縮小が課題となっていた。市から事業見直し案策定をの委託されたコンサルタントは、一里野温泉・瀬女高原・金沢セイモアの3スキー場を民間の経営に移譲、鳥越高原大日はファミリースキー場に、白峰温泉は競技スキー場にそれぞれ特化した運営を行い、中宮温泉は廃止とする最終報告を公表した。この案での鳥越・白峰も地元住民による経営を想定しているようで、市は経営から手を引く計画で、中宮以外も安心はできない。特に鳥越は、今年夏の水害でゲレンデの一部が崩壊し、リフト支柱2本が倒壊したために今シーズンは休業しており、この復旧費用の負担如何によっては、再開が困難になる可能性がある。一方、ゲレンデの一部が崩壊し、今シーズンの営業を危ぶむ声があった中宮では、全コースの営業を予定しているようで災害復旧は終えた模様。
白山市としての正式な決定は、来年夏までに行うとされており、早ければ来シーズンの営業から影響が出る可能性もある。民間に移譲とされた3スキー場も、引き受け先が現れるとは限らずできるだけ今シーズンに訪問しておいたほうが良いかもしれない。
ただ、索道ファンには注目の的であった中宮のシュレップリフトは、休止する模様である。

こちらも情報の漏れは多数あると思われ、みなさんのフォロー期待してます。

執筆日:2006年12月29日
追記日:2006年12月30日/2007年1月13日

 PS.もう来年の話をしても鬼は笑わないと思うが、鬼が笑うかもしれない再来年の話を・・

hiroさんのブログの記事によれば、日本最西端のスキー場羅臼町民スキー場が2007年度シーズンで営業を終了するとの事。となると来シーズンで終了となるわけで、チャンスはあと2シーズン。昨シーズンは悪天候に阻まれて没になっただけに、今シーズンに再チャレンジするしかない。 12月30日追記

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2006.12.26

番外編:2006年度の索道動向:特殊索道編

普通索道に引き続き特殊索道の2006年度の動向をまとめてみた。普通索道以上に抜けがあると思われるので、ドシドシご指摘いただけるとありがたい。

◎新規開業/運輸再開特殊索道
○富良野スキー場
・連絡リフト (株)プリンスホテル
※1982.12.18運輸開始の連絡リフト(東京索道製:シングル)を日本ケーブル製に架替、2006-2007シーズンから運輸開始。コクド流の命名なら連絡ロマンスリフトとなるはずだが、同スキー場公式サイトでも「連絡リフト」となっている。<GONさん、情報提供ありがとうございました
正式名称は「連絡リフト」で正解であることを確認。

○ルスツリゾート
・イゾラ第5ペア (株)加森観光 2006.12.2運輸開始
※ゴンドラとフード付きクワッドのみという非常にハイレベルな索道のみだったイゾラエリアに始めて登場した固定循環式リフト。どうもシーズンインの少雪期に山頂部のみで営業するために導入したようで公式サイトでも「オープン時~期間限定運行」と注釈入りで表示され、本格営業を開始した今では「ゴンドラ・リフト運行状況」の一覧から外されてしまった。本年は予定の11月23日から9日間遅れた12月2日に運行を開始し、気がついたらすでに運休していた。おそらく10日も営業していなかったと思われる。さすが加森というべきか、なんとも豪気な事である。しかし、完乗を目指すならわずかな期間に訪問せねばならずファン泣かせのリフトになりそうだ。<kikiさん、情報ありがとうございました
日本ケーブル製<07年1月現地調査で確認

○北大雪スキー場
・第1リフト (株)グランドレジャー 1979.12.11運輸開始
・第2リフト (株)グランドレジャー 1979.12.28運輸開始
※永らく休止していたが地主である国から返却か営業再開かを求められたため、春スキー期間の営業再開を決定。全4本の内2本を、2007年3月15日から5月6日まで営業する予定。

○雫石スキー場
・サンシャインリフト (株)プリンスホテル 2006.12.24運輸開始
※1981年12月22日運輸開始のサンシャインA/B線(日本ケーブル製シングルパラレル:A線は休止中)をペアリフトにリプレース。こちらもコクド流の命名ならばサンシャインロマンスとなるはずだが公式サイトでもサンシャインリフトとなっている。

○阿仁スキー場
・第2ロマンス (株)プリンスホテル 2000.12.19運輸開始
※近年は縮小営業を行っていた阿仁スキー場を平常営業に戻すに従い、休止していた第2ロマンスを再開する事になった。本スキー場はシティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパンへの売却が決定しており、今シーズンの営業体制が当面受け継がれるものと思われる。

○たざわ湖スキー場
・銀嶺第1リフト 田沢湖高原リフト(株)
※「番外編:2005年度デビューの索道」に書いたように、2005年度から冬季国体向けにゲレンデ・リフト整備を進めており、銀嶺第1ロマンスを廃止し、位置をやや変えて銀嶺第1リフト(2人乗り、2.0m/s)を架設した。
機械は日本ケーブル製で、搬器の大部分は、東京索道製旧線からの流用らしい>U君さんの情報、ありがとうございました(2/17追記)

○鳥海高原矢島スキー場
・矢島クワッドリフト 由利本荘市
・矢島ペアリフト 由利本荘市
※3本あったペアリフトをフード付クワッド1本、ペア1本に整理した。ペアは旧線の移設or機器流用。クワッドは東京索道担当ながらドッペルマイヤーシステムだそうだ。<tuneさん、情報提供ありがとうございます

○妙高杉ノ原スキー場
・杉ノ原第2ロマンス (株)プリンスホテル
※1976年12月21日運輸開始の杉ノ原第1A/B線をリプレースしペアリフトを架設。公式サイトのブログ「杉ノ原日記」の画像によれば日本ケーブル製の模様。パノラマゲレンデにあったスノーパークが第2ロマンス横に移るようで、パノラマJバーリフトは、廃止もしくは休止の模様で公式サイトのゲレンデマップから抹消されている。

○奥伊吹スキー場
・第2ペアリフト 奥伊吹森林レクリエーション(株)
※奥伊吹スキー場は、リフトの正式名称と営業上使用している名称がまったく異なるので、今シーズンからペアリフトになったという第2ペアリフトの正式名称がわからない。とにかく、これで稼働中のリフトからシングルは無くなった。(1/4追記)

○ハチ北高原スキー場
・山麓ペア 鉢伏開発観光(株)
※登行リフトの正確が強い中央山麓リフト(1969年1月1日運輸開始:シングル)がペアリフトにリプレースされた。起点が並んでいたアルペン登行リフト(1983年12月19日運輸開始:シングル)も合わせて廃止されている。新リフトは神戸新聞記事の写真によると、日本ケーブル製と思われる。 ちゃきさんからいただいたコメントによれば樫山製との事。記事の写真を改めてよく見れば日ケではなさそう。思い込みは怖い。(1/11修正)

○奥神鍋スキー場
・登降ファミリーペアリフト (株)奥神鍋 2006.12.20運輸開始?
※駐車場とゲレンデの連絡リフト。かなり以前からの懸案であったがようやく実現した。「登行」という方が一般的だとおもうが、公式サイトで「登降」となっているのでこれが正しいのだろう。神鍋観光協会のサイトに掲載された写真によれば日本ケーブル製のように思われる。12月20日運輸開始は、この日に開通式が行われたようなのでこう記したが、営業運転は自然雪による営業が始まった後という事であるので、もっと遅い日で届け出る可能性もある。

○プラーナ
・松山ハイランドリゾートトリプル プラーナ 2003.12.21
※サレガランドプラーナという名称で2004-2005シーズンまで営業を行っていたが、資金繰りなどの事情で2005-2006シーズンは休業。今シーズンからプラーナという名称で運営を再開した。新設ではないが、紹介しておく。

◎休廃止特殊索道
○稚内公園
稚内公園スキー場第1リフト 稚内市 1980.12.10運輸開始
※日本で最北のリフトである稚内公園第1リフトが、利用者減とアクセス手段であるロープウェイの設備老朽化のため2006年3月21日限りで営業を終えた。実際には20・21日は吹雪のため運休しており実質的には19日が最終日となった。即日廃止を届け出ていれば2005年度の廃止になるが、ロープウェイと合わせて2006年4月1日付での廃止届出の可能性もある。
この結果、日本最北のリフトは、稚内市こまどりスキー場第1ペアリフトとなった。

○森吉スキー場
・森吉第1高速 (株)プリンスホテル 1987.12.19
・森吉第2高速 (株)プリンスホテル 1990.12.24
※阿仁スキー場を通常営業する代わりに本スキー場が休業となった。売却対象であるが、シティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパンの買収対象から外れており、今後が心配である。2本ともフード付きデタッチャブルクワッドで、第1は日本ケーブル製、第2はメーカー未確認。U君さんの情報によれば日本ケーブル製。(2/17追記)

○田沢湖高原アッスルスキー場
・アッスル第1リフト (株)ドリームビジョン田沢湖開発 1988.12.17運輸開始
・アッスル第2リフト (株)ドリームビジョン田沢湖開発 1982.12.18運輸開始
・アッスル第3リフト (株)ドリームビジョン田沢湖開発 1990.12.25運輸開始
・アッスル第4リフト (株)ドリームビジョン田沢湖開発 1991.12.14運輸開始
※2000年に経営不振の本スキー場を地元宿泊業者等で設立した会社で引き取り営業を継続したが、ついに行き詰まり今シーズンの休業が決まった。第2は日本ケーブル製シングルで、残りはペアリフト。

○スポーツコム浦佐国際スキー場
・第3ペア (有)フィールドボックス 1984.12.21運輸開始
・第5ペア (有)フィールドボックス 1985.12.21運輸開始
※今シーズンから廃業する事が決まり、すでにリフト撤去も終了した。

○苗場スキー場
・第6高速 (株)プリンスホテル 1989.12.16運輸開始
※日本ケーブル製のデタッチャブルクワッド。休止か廃止は不明だが、今年のゲレンデマップから消えている。索道趣味さん、情報提供ありがとうございます。(2/17追記)

○ARAI MOUTAIN&SPA
・膳棚第1リフト  新井リゾート(株) 1993.12.19運輸開始
・山麓第1リフト  新井リゾート(株) 1994.12.22運輸開始
・山麓第2リフト  新井リゾート(株) 1994.12.22運輸開始
小毛無第1リフト 新井リゾート(株) 1998.1.1運輸開始
※運営会社である新井リゾートマネージメントの特別清算により、今シーズンの営業を断念。資産は外資系投資会社が保有しており、施設の保全のみを行って来シーズンからの運営者を探している。
膳棚第1は安全索道製フード付きデタッチャブルクワッド、山麓第1は安全索道製ペア、山麓第2は安全索道製デタッチャブルペア、小毛無第1はフード付きデタッチャブルクワッドでメーカーを確認していないが、他が安索なので同じだと思われる。

○燕温泉スキー場
・燕第1/2ロマンス (株)プリンスホテル 2000.12.18
※一時は2005-2006シーズンから閉鎖と伝えられたが実際は営業が行われ、2006-2007シーズンは閉鎖となった。売却交渉を行っているようだが、売却先は未定。

○菅平高原
・大松山第1ペア 菅平大松山開発(株) 1986.12.19運輸開始
・大松山第2ペア 菅平大松山開発(株) 1988.12.17運輸開始
※今シーズン、スキー場公式マップから抹消された。両方とも日本ケーブル製。<五菱さん、情報提供ありがとうございます。

○八方尾根
チャンピオンスカイペア 八方尾根開発(株)
・スカイライン第1ぺア 八方尾根開発(株)
・北尾根第2ぺア 八方尾根開発(株)
・咲花第1トリプル 八方尾根開発(株)
※今シーズン、スキー場公式マップから抹消された。チャンピオンスカイペアは安全索道製のデタッチャブルペア、スカイライン第1は日本ケーブル製の固定式ペア。残る2本はメーカー未確認。八方尾根開発とスカイパーク八方が統合された成果としてのリフト整理と推察される。<安索好きさん、情報提供ありがとうございます(2/17追記)

○立山山麓スキー場らいちょうバレーエリア
・第1パラレルA/B線 富山市or大山観光開発(株) 1983.1.10運輸開始
・第4ペア      富山市or大山観光開発(株) 1988.12.18運輸開始
※昨シーズンで富山県が運営から手を引いたため、富山市が引き取り第3セクターの大山観光開発に運営を委託した。旧県営リフトのうち今シーズン営業されないのはこの3本。地権者のうち1名が県から市への移管を承諾していないために、運行できないリフトが1本あると報じられたが、どちらが該当するかは不明。
第1パラレルは安全索道製。第4ペアは、確か安全索道か東京索道製である。

○牛岳温泉スキー場
・第7/8リフト 富山市 1980.2.1運輸開始
※設備老朽化のため本リフトの架かるユートピアゲレンデを今シーズン休止と告知している。このまま廃止の公算が高い。おそらく安全索道製。

○鳥越高原大日スキー場
※大雨でゲレンデが崩落し、リフト支柱2本が転倒。今シーズンの休業が決定した。

○万座温泉スキー場
・万座第1高速 (株)プリンスホテル 1987.12.19運輸開始
※2006-2007シーズンの同スキー場公式サイトのマップから抹消されており、今シーズンから廃止または休止されたと思われる。昨シーズンはマップには掲載されていたものの休止していた模様で、マップからの抹消は復活の意思がないか、来場者からの問い合わせ対応の煩雑さを回避するためと思われる。東京索道製デタッチャブルクワッド。

○表万座スキー場

・第3ロマンス (株)プリンスホテル 1984.12.29運輸開始
※2006-2007シーズンの同スキー場公式サイトのマップから抹消されており、今シーズンから廃止または休止されたと思われる。安全索道製ペア。本スキー場はシティグループ・プリンシパル・インベストメンツ・ジャパンへの売却が決定しており、今シーズンの営業体制が当面受け継がれるものと思われる。

○すずらん高原スキー場
・第1ペア 御嶽鈴蘭高原観光開発(株) 1986.11.29運輸開始
・第2ペア 御嶽鈴蘭高原観光開発(株) 1984.12.5運輸開始
・第3ペア 御嶽鈴蘭高原観光開発(株) 1988.11.27運輸開始
・第4ペア 御嶽鈴蘭高原観光開発(株) 1988.12.3運輸開始
※今シーズンから休止。

○上の台緑の村
・上の台緑の村リフト
 安来市 1994.4.29運輸開始
※旧伯太町から合併に伴い引き継いだ人工芝スキー場用シングルリフト。平成18年度鉄道要覧から抹消。2006年4月1日付で安来市の設置条例が改正されており、2006年4月1日付で廃止の可能性が高い。<U君さん、情報ありがとうございます(2/17)

○グリーンピアなかがわ
・グリーンピアなかがわ第1 那珂川町 1986.7.20運輸開始
・グリーンピアなかがわ第2 那珂川町 1997.4.20運輸開始
※人工芝スキー場用ペアリフトで第1はスポーツスライドのスレッド&利用者運搬も兼ねていた。第2は実線側が屈曲で空線側が直線という三角形に架設された屈曲リフト。累積債務のかさむグリーンピアなかがわを大幅に縮小する事になり2005年度いっぱいで営業を終えたため廃止。廃止日がはっきりしないので2005年度に廃止の可能性もある。2本とも日本ケーブル製でこれにより国内の屈曲式チェアリフトは全廃となった(はず)。
なお、グリーンピアなかがわは、全国に展開されていた簡易保険によるグリーンピアとは無関係。

○烏帽子岳高原リゾートスポーツの里

・烏帽子岳高原リゾートスポーツの里リフト (財)佐世保観光コンベンション協会 1993.4.1運輸開始
※人工芝スキー場用ペアリフトで同施設営業見直しでスキー場を廃止する事になり、2005年度いっぱいで営業を終了。おそらく2006年4月1日付の廃止と思われる。日本ケーブル製で、日本最西端の索道・リフトであった。これによって日本で最西端の索道は、長崎スカイウェイ中腹駅(山麓)となったが長崎スカイウェイは12月29日から休止となったため、現役では長崎ロープウェイ稲佐岳(山頂)駅となる
なお、最西端のリフトとなったのは諫早市のいこいの森たかきリフトだが、こちらは長期休止中なので現役としては天山リゾート第2リフトになる。

廃止・休止線はこの程度で収まるとは思えないが、取りあえずアップする。

執筆日:2006年12月26日
加筆日:2006年12月27日/1月4・11日/2月17日/3月1日

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2006.12.25

番外編:2006年度の索道動向:普通索道編

2006年度はまだ3ヶ月以上あるが、索道界としてはスキー場の新設索道が明らかになるこの暮れで、その全容がほぼ明らかになったと言っても過言でないだろう。そこで現時点で筆者が掴んでいる索道の動向を新設情報中心にまとめてみた。

正直言って、かなり抜けがあると思われるので、コメントでどんどん補足いただけるとありがたい。

まずは普通索道編。


◎新規開業普通索道

○ニセコ グラン・ヒラフ
・エースセンターフォーゴンドラ ニセコ高原開発(株) 2006.8.1運輸開始
※2006年度新設の普通索道は無いと思っていたら、とんだ伏兵が潜んでいた。→の「索道ニュース」でもお伝えしたように8月1日から10月9日まで、エース第2センターフォーリフトを流用してヒラフゴンドラのキャビンを使い、普通索道として営業した。白馬47とタングラムが2004年夏営業で導入したものと同様なクワッドの利用法だが、キャビンは夏冬兼用で使う点が新たな試みである。

◎休廃止普通索道
○稚内公園
稚内公園ロープウェイ 稚内市 1975.7.27運輸開始
※日本で最北の索道・ロープウェイである稚内公園ロープウェイが、利用者減と設備老朽化のため2006年3月31日限りで営業を終えた。最終営業日から2006年4月1日付の廃止と思われる。
この結果、日本最北のロープウェイは、大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイとなっている。

○ニセコ東山スキー場
ニセコ東山ゴンドラ (株)プリンスホテル 1982.12.15運輸開始
※2005-2006シーズンでは休止と伝えられ、休止中のままコクドからプリンスホテルに譲渡された本ゴンドラは、キャビンを流用したアート作品が札幌近郊の公園で展示されており、プリンスの公式サイトのゲレンデマップからも抹消されている(ニセコ三山の共同サイトでは休止中として掲載)ので、休止中としても実質的には廃止と思われる。太平索道がミューラー社との提携で導入した単線自動循環式の最後の1本であった。

○ARAI MOUTAIN&SPA
・新井ゴンドラ 新井リゾート(株) 1993.12.19運輸開始
※運営会社である新井リゾートマネージメントの特別清算により、今シーズンの営業を断念。資産は外資系投資会社が保有しており、施設の保全のみを行って来シーズンからの運営者を探している。
安全索道製定員10名の立ち乗りゴンドラ。立ち乗りとしては、野沢温泉長坂(2代目)に次ぐ国内第2号機である。

○牛岳温泉スキー場
・牛岳ロープウェイ 富山市 1981.12.18運輸開始
※設備老朽化のため本ロープウェイでアクセスするユートピアゲレンデを今シーズン休止と告知している。このまま廃止の公算が高い。安全索道製交走式で、ワンスパンで谷を渡る。


○三峰山(埼玉県)

・三峰ロープウェイ 秩父鉄道(株) 1964.4.29運輸開始
※設備老朽化のため2006年5月19日から2007年5月31日までの予定で休止している。これを報じる中では、収支面で復旧に及び腰な様子も読み取れたので、発表どおり休止を終えるかどうか予断を許さない状況と思われる。

○箱根(神奈川県)
・箱根ロープウェイII期線 箱根ロープウェイ(株) 1960.9.7運輸開始
※三線自動循環式から複式単線自動循環式フニテルへの架け替えのため、2006年6月1日から2007年5月31日までの予定で運休中。2007年6月1日から新線の営業開始予定。2005年3月に宮島ロープウェイが二線自動循環式に改造され、後述の通り奈良ドリームランドスカイウェイが3月に休止されたため、この休止により日本独特の技術であった三線自動循環式は全て姿を消した。

○朝日村営鈴蘭シャンツェ(岐阜県)

・鈴蘭グループゴンドラ 朝日村 1996.2.10運輸開始
※『平成17年度鉄道要覧』には休止中として掲載されていたが、平成18年度版からは記載が無く、2005年度中、もしくは2006年4月1日付で廃止されたものと思われる。なお、朝日村は2005年2月1日付で高山市と合併しており、平成17年度版に朝日村として掲載されていること自体が問題であった。同シャンツェは現役ジャンプ台であり、2007年2月開催の第19回全国高等学校選抜スキー大会会場にも使われる予定である。運輸開始年から判るように老朽化とは考えにくく、運営コストが負担であったための廃止と思われるが、メーカーの太平索道が廃業した事も関係するかもしれない。高山市が2006年度に鈴蘭シャンツェの指定管理者を募集していたが、委託業務に索道は含まれておらず復活の目はなさそうだ。
本ゴンドラは、単線固定循環式を採用している点が珍しく、また普通索道完乗を目指す人には、競技関係者のみの利用となっていたために「乗れない」事で知られていた。
『鉄道ピクトリアル2001年4月増刊号 千年の京にありて』掲載の「単線固定式普通索道について」という記事が、本ゴンドラをまとめて紹介する数少ない文献と思われる。

○比良山スキー場
比良ロープウェイ 比良索道(株) 1962.8.16
※すでに本ブログでも取り上げたとおり2004年3月末を最後に休止していたが、『平成17年度鉄道要覧』には休止中で掲載されていたものの平成18年度版には記載がない。スキー場ゲレンデの復元作業の目途が立ったため、2005年度中か2006年4月1日付でリフト共に正式に廃止の手続きがとられたものと思われる。

○びわ湖バレイ
アルプスゴンドラ (株)びわ湖バレイ 1975.10.31運輸開始
※株式の大多数を持つ名鉄が、保有する全株を日本ケーブル系のNCリゾートに譲渡すると発表し、その報道の中で来季からはゴンドラを大型ロープウェイに架け替えると報じられた。筆者は、ゴンドラとは別位置にゴンドラの夏営業を行いながらの新線建設となると予想するが、今シーズンの終了と共に営業を休止する可能性も排除できない。営業を行った単線自動循環式普通索道では国内で2番目、現存する中では最古の施設であるので、機会があればこの冬に乗っておきたい。

○奈良ドリームランド

スカイウェイ (株)ドリームパーク 1961.7.1運輸開始
※『平成18年 鉄道要覧』に平成18年8月31日廃止予定として掲載されていたが、機器故障により2006年3月に運休し、そのまま再開することなくドリームランド廃園を迎えた。故障したのは制御盤らしく、代替の部品もないために簡単に修理とはいかなかったようだ。架設当時の機械がほぼそのまま残る三線自動循環式だったので、その廃線は惜しまれる。

○南レク御庄公園

御荘湾ロープウェイ 愛媛県 1977.8.10運輸開始
※設備老朽化と山頂駅付近を通る有料道路の無料化が決まり利用者減が見込まれるため、2006年3月31日限りで営業を終えると決定。実際は、3月27・28日の2日連続で宙吊り事故(27日は搬器が山麓駅構内で脱線、28日は4号柱脱索検出器誤作動)を起こし、29日に運休して総点検を行い、その結果、30・31日は運休となったために3月28日が最終営業日になった。稚内公園と同様、2006年4月1日付の廃止と思われる。
本ロープウェイは日本ケーブルが自社開発した単線自動循環式の最後の1本であり、この廃止によって純国産の単線自動循環式は姿を消した。
本ロープウェイが廃止され、2006年度に立山山麓ゴンドラが富山県から富山市(ないしは同市3セクの大山観光開発)に移管されたため、県営の普通索道は消滅した。

執筆日:2006年12月25日
加筆日:2006年12月26/27日

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2006.12.23

番外編:2005年度デビューの索道

昨年書いた「2004年デビューの索道」でも書いたが翌年度の秋をすぎないと前年度新設の索道はなかなかわからない。今年はすでに秋を通り越してスキーシーズンに入ってしまったが、まずは2005年度デビューの索道をまとめてみた。

◎普通索道
・谷川岳ロープウェイ 谷川岳ロープウェー(株) 2005.9.13運輸開始
※三線自動循環式を改造した二線自動循環式の旧線のリプレースで、複式単線自動循環式のフニテルでリプレースされた。旧線と平行に、旧線の営業を行いながら建設されたため新規許可の索道事業となっている。旧線は架設・改造共に安全索道の施工だったが、新線は日本ケーブル製。

◎特殊索道
○ニセコ グラン・ヒラフ
・スインギングモンキー ニセコ高原観光(株) 2005.12.10運輸開始
※リフト名称を公募と言うことで注目を集めた。名称決定の発表は、筆者が気が付かない間に行われたようで、ノーチェックだったが、今年のガイドによれば上記の名称に決まったようだ。ちなみに昨シーズンの名称は、営業上は「ノーネームペア」だったが、鉄道要覧では「コネクティング・ペア」となっている。
公式サイト上に掲載された建設途上のレポートの画像を見る限りは日本ケーブル製。

○ルスツリゾート
・ウエストタイガーペアリフト 加森観光 変更認可による架替
※シングルリフトをペアへ架替。鉄道要覧上は出てこないので、変更認可での架設と思われる。<kikiさん提供の情報。ありがとうございました
日本ケーブル製<07年1月現地調査で確認

○富良野スキー場
・北の峰第2ロマンスリフト (株)プリンスホテル
※シングルパラレルリフトだった北の峰第2A/B線(1973年:東京索道)をペアへ架替。スキー場ガイドによれば、20m短くなるようなので、廃止→新規許可と思われが、なぜか「平成18年度 鉄道要覧」には、いまだ「北の峰第2A/B」で掲載されている。そのため変更認可での架替か、廃線→新規許可か不明。<さいとーさん提供の情報。ありがとうございました
日本ケーブル製<07年2月現地調査で確認

○大鰐温泉スキー場
・国際ファミリーリフト 大鰐地域総合開発(株)
※あじゃらスカイフォーリフト(1987年:安全索道)の架替。比較的長い(865m)にも関わらずデタッチャブルクワッドから固定式ペアへの架替となったのは、建設費やランニングコストの兼ね合いと中間停留場設置の関係があるものと思われる。「鉄道要覧」によれば、旧線廃止で新規許可の形になっている。<さいとーさん提供の情報。ありがとうございました
ちなみに「平成18年度 鉄道要覧」では雨池ペアが同時に架替と読み取れるが、これは校正ミスと推察される。
<クワッドの支柱流用のペアであることを確認

○むつ市釜臥山スキー場
・第2リフト むつ市
※電源立地地域対策交付金によるスキー場整備事業の一環として、シングルリフトの第2リフト(1982年:安全索道)をペアリフトに架替。日本ケーブル製でローディングカーペット付き。<U君さん提供の情報。ありがとうございました

○阿仁スキー場

新設索道はないが、近年の短縮営業を止め、シーズンを通しての営業となり、さらに近年は休止していたサンシャインコースを復活、休止中の第2ロマンスリフトが復活する。

○田沢湖スキー場
・かもしかクワッドリフト 田沢湖高原リフト(株) 2005.12.23運輸開始
※旧線廃止→新規許可で「かもしかロマンスリフト」をデタッチャブルクワッド化。速度5.0m/s。日本ケーブル製<U君さん提供の情報。ありがとうございました

・銀嶺第3リフト 田沢湖高原リフト(株) 2005.12.23運輸開始
※「銀嶺第3ロマンスリフト」の位置を若干変えてリニューアル。したがって、旧線廃止→新規許可の新線の扱いになっているが、旧線の機械転用という可能性はある。速度2.3m/sなのでローディングカーペット付きの可能性があるが未確認。
<U君さんのご確認によれば、搬器は日本ケーブル製、ローディングカーペット無し。
<索道関係者さんの情報によれば、日ケ部品を使っているものの東索製旧かもしかロマンスの移設

・銀嶺クワッドリフト 田沢湖高原リフト(株) 2005.12.23運輸開始
※山麓停留場へのアクセス改善のため地盤を下げたため、傾斜長が2m伸びた。この程度なら変更認可で可能と思われるが、なぜか、旧線廃止→新規許可の新線の扱いになっており、地盤下げ以外にも変更点があったのかもしれない。

田沢湖スキー場のリニューアルは、2007年の「秋田わか杉国体」冬季大会においてアルペン会場となるための対策で、今シーズンは銀嶺第1ロマンスが位置を変えて架け替えられた。公式サイト掲載のゲレンデマップから削除された銀嶺第2ロマンスの運行も行われている模様。

○パルコール嬬恋
・第6デュオリフト パルコール嬬恋(株) 2005.12.23運輸開始
※故障のため2004年度は動かなかった三菱YANの「バラキ第2クワッド」を固定式ペアリフトにリプレース。索道方式の変更からか、長さが大幅に短縮されたが(1627m→1375m)、それでも固定循環式としては屈指の長さと思われる。

○八幡平リゾート
・第2ペアB線 東北リゾートサービス(株)
※「平成18年度 鉄道要覧」によれば架け替えれた模様。旧線よりも1m伸びて1199mとなっているが架設位置はほとんど変わっていない。1991年製の(今の状況では)比較的新しいリフトであり、架け替えの理由は不明。

○ホワイトピアたかす
第2クワッド  トーカイ開発(株) 2005.12.10運輸開始
※三菱YAN製「第2クワッド」を日本ケーブル製でリプレース。これで三菱YANのクワッドは国内から消滅したと思われる。現地での表示によれば、西日本初の5.0m/s運転のクワッドらしい。

○箱館山スキー場
・第3ロマンスリフト 近江鉄道(株) 2005.12.3運輸開始
※シングルリフトだった第3リフトA・B・C線を撤去し新設。CSSSBさんの情報によれば、日本ケーブル製。<ありがとうございました。

○ハチ高原スキー場
・ファミリートリプルリフト 鉢伏開発観光(株)
※1990年建設のファミリーペアをリプレースし、トリプルリフト化。変更認可で実施。
そのほか、中央ペアリフトの延長、白樺ペアの短縮が行われており、その規模から法令上の扱いは、新設になると思われるが「平成18年度 鉄道要覧」ではキロ程の変更すら行われておらず扱いが不明だ。

○九重スキー場

・第3リフト 九重森林公園(株) 2005.12.16運輸開始
※パノラマゲレンデ(第5ゲレンデ)新設に伴いペアリフトを建設。日本ケーブル製と思われる。

抜けや勘違いがあるようなら、コメントで補足いただけるとありがたい。

執筆日:2006年12月23日
加筆修正:2007年2月17日、3月8日

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2006.06.28

ほたか牧場で搬器落下事故~事故続報を見て

この事故については先日も書いたが、サスペンダーの破損による搬器落下という、いささかショッキングな内容なわりに関心を寄せるマスコミが少なく、なかなか全貌がつかめない。その中で、さすがに地元紙である上毛新聞は連日続報を掲載している。(昨日はこちら、今日はこちら。ただし、同紙のサイトでは、記事は1週間しか保存されないので、読むのはお早めに)また28日のNHK-TV「おはよう日本」の関東ローカルでも続報が放送されたそうだ。

リフトのニュースとなると、いささか用語の使い方に混乱が見られ、サスペンダーを「支柱」、原動/終端滑車を「回転盤」を表現するなど意味を汲み取るのに悩んだが、概ね状況が見えてきた。

27日付上毛新聞記事によれば、

・落下したリフトの寸断された部分には何かでこすれた傷が多数ある
・別のリフトにも同じ場所に同様の傷がある

という事であり、磨耗ないしは傷からの腐食によりサスペンダーが破損したものと推定される。さらに28日付上毛新聞記事には、

今村徹・関東運輸局専門官は、支柱の折れた部分に付いていた傷を、リフトが折り返す際に回転盤と接触してできたものと断定した。

回転盤にリフトの支柱部分が触れているのを目視で確認した。

と書かれており、原動/終端滑車の一部がサスペンダーと接触することで、破断の原因となった傷が発生した事が判明している。

近年のリフトでは、サスペンダーと握索機を接合する部分の上部にゴムやナイロン製の振れ止めが付き、これが原動/終端滑車の振れ止めガイドに当り動揺を抑える構造になっている。この構造は東京索道であっても例外ではない。下の画像の矢印が振れ止めだ。

01

そして、この下の画像が実際に搬器が終端滑車を回る様子だ。振れ止めがガイドと密着しているのに対し、滑車下側の振れ止めとサスペンダーは接触していない様子が見て取れる。(矢印部)
つまりこの状態では、今回のリフトに見られたようなサスペンダーの傷はつかない。

02

滑車を回る際に搬器は遠心力で外側に振れるため、通常は上部を押さえていれば十分で、この画像のように通常は内側にある振れ止めには接触しない。したがって、原動/終端滑車の下部振れ止めが搬器サスペンダーと接触していた理由が事故原因と考えられる。

聞くところによると、NHK「おはよう日本」では、滑車のゴムライナーの劣化・肉痩せが接触の理由ではないかと伝えていたそうだ。かなり放置していないとそこまでの状況にならないと考えられ、これが正しいなら事業者の管理責任が問われそうだ。

執筆日:2006年6月28日

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2006.06.27

西武グループスキー場の動向

西武鉄道の有価証券報告書における株主の虚偽記載を発端とするコクド系企業(西武鉄道グループ)の再編で、元々はグループの中枢であり、リゾート事業の中心的存在であったコクドは、2006年2月1日にプリンスホテルと合併、同社は続いて2月3日付で、西武鉄道と共に新設の持ち株会社「西武ホールディングス」の完全子会社となった。したがって、国内最大の索道事業者・スキー場運営会社であったコクドは消滅し、プリンスホテルがその座にある。

この西武グループでは、昨年に引き続き事業建て直しのために保有施設の見直しを図っており、索道ファン、スノースポーツ愛好者としては、その動向から目が離せない。昨年もコクドの動向について何度か記事を書いたが、今年もウォッチを続けたい。

前置きはこれぐらいにして、さあ本編。「Yahoo!ニュース」6月26日付で『不採算の34施設を売却 西武ホールディングス』という共同通信配信記事が掲載された。

この記事によれば“12都道県の34のリゾート施設について売却などの意向を自治体に表明したことが26日、分かった”という事だ。

この記事で新たに明らかになった売却対象の施設は「伊藤博文自宅跡などがある大磯プリンスホテル別館「滄浪閣」(神奈川県大磯町)、旧吉田茂邸(同町)、萩山テニスコート(東京都東村山市)」だった。

これまでに各マスコミの報道で明らかになっている売却対象の施設は、筆者の調べた限りでは以下の9道県30施設。今回の記事で明らかになった2都県3施設を加えても11都道県33施設で、前述の記事の内容には1県1施設足りない。実は、24日付け日本経済新聞『プリンスホテル、不採算31施設売却へ』 には、10道県31施設を売却する方針を固めた旨が書かれており、下記のリストから1県1施設が漏れているのは、こちらからも明白である。しかし、この記事では31施設の内訳として「ホテルが6カ所、スキー場13施設、10のゴルフ場など」とも書かれており、以下のリストにおけるホテル・スキー場・ゴルフ場の数とは一致している。したがって漏れているのはスキー場以外の施設と思われ、現時点で地元自治体等に売却が明らかにされているスキー場は以下にあるとおりと断言しても差し支えないだろう。

○筆者が6月25日までに知りえた閉鎖対象施設
北海道 11ヶ所
 ニセコ東山スキー場
 ニセコ東山プリンスホテル
 ニセコ東山プリンスホテルゴルフ場
 ニセコゴルフコース
 函館七飯スキー場
 真駒内スキー場
 札幌北広島プリンスホテル
 札幌北広島プリンスゴルフ場
 糠平温泉スキー場
 深川スキー場
 津別スキー場

青森県 4ヶ所
 鰺ケ沢プリンスホテル
 鰺ケ沢スキー場
 鰺ケ沢高原ゴルフ場
 津軽高原ゴルフ場

岩手県 1ヶ所
 金ケ崎ゴルフコース

秋田県 4ヶ所
 田沢湖プリンスホテル
 千畑スキー場
 阿仁スキー場
 森吉スキー場

新潟県 3ヶ所
 湯沢中里スキー場
 燕温泉スキー場
 妙高温泉室内プール

長野県 2ヶ所
 野尻湖プリンスホテル
 湯田中渋温泉ごりん高原スキー場

熊本県 2ヶ所
 阿蘇プリンスホテル
 阿蘇プリンスホテルゴルフ場

宮崎県 2ヶ所
 生駒高原宮崎小林ゴルフコース
 宮崎日向ゴルフコース

鹿児島県 1ヶ所
 鹿児島鹿屋ゴルフコース

前述の「Yahoo!ニュース」記事では、“売却する不採算施設は最終的には約40に上る可能性がある”とも書かれており、さらに売却対象のスキー場が増えるかどうかが気になる。
なお上述の各スキー場は、今年度中に売却と報じられた施設も多く、名前が上がっているからといっても2006-2007年シーズンにプリンスホテルにより営業されないとは限らない。

執筆日:2006年6月27日

28日付け毎日新聞記事によれば、すでに明らかになっている売却・撤退が明らかにされているのは11都道県33施設と言うことで、上述のリストには抜けはない事になる。記事には一覧が掲載されており、上記に一致している。なお、日光菖蒲ケ浜スキー場の今年度の休止が栃木県に伝えられたそうだ。

なお16日付の毎日新聞新潟版記事によれば、中越地震で破損し、復旧を行っていない小千谷山本山高原スキー場の処遇は未定、昨年度から休止の三国は休止のままのようだ。さらに燕温泉に関しては、昨年夏に廃止を申し入れたものの地元の要請で1シーズンだけ延命していたという状況で、このシーズンの来場者は2800人だったそうだ。全員が1日券を買ったとしても売り上げは700万円。これでは人件費にもならないだろう。

追記:2006年6月28日

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ほたか牧場で搬器落下事故

右側の索道ニュースで速報したとおり、25日10時ごろ、群馬県ほたか牧場の第6ロマンスリフトで搬器落下事故が発生し、乗車中の2名のうち、1名が骨折の重傷、もう1名が軽傷を負うという事故があった。

幸い死者はなく、国内がワールドカップで浮かれている時期なので、マスコミの扱いは小さかったが、タイミングが悪ければこれでは済まないだろう。

なかなかショッキングな事故なので、情報を求めてネットを探して見た。25日夜の時点では、NHKニュースでしか見つけられなかったが、26日の午後になって探すと、地元紙である上毛新聞のほか、毎日新聞読売新聞東京新聞の地域ニュースに掲載されていた。この中では、読売新聞が一番詳しく、事故搬器が写っておる現場写真まで掲載されている。

事故が起きたのは、武尊牧場第6ロマンスリフトであることは他のニュースで判明しており、東京索道製で1993年6月建設である事は推測出来ていたが、この記事で裏づけを得ることができた。

事故搬器の様子は、前述、読売の記事を参考にしていただくとして、ほぼ同型と思われる1992年12月建設の津別スキー場第1ロマンスリフトの搬器サスペンダー部の画像をアップしておく。フットレストかセフティーバーかという違いを除けば、ほぼ同時期の建設だけに同型の搬器といえよう。

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この津別第1ロマンスの画像を見て気づくのは、サスペンダーの本体部分と握索機回りで色合いが微妙に異なること。サスペンダー本体やフレームなどは溶融亜鉛メッキと思われ、握索機回りはジンコートスプレーかなにかかもしれない。

おそらくは、メンテのために握索機を着脱したため、このようになっているのだと思われるが、参考のためには、まったくの新品状態も見ておきたいものだ。

それはさておき、サスペンダーのパイプに微妙な凹凸が見られることから、おそらくは握索機を取り付けるリング状になった部分はサスペンダー本体のパイプと溶接で接合されていると思われ、何らかの原因でこの部分が破断したことが事故の原因と思われる。

この破断位置に、何らかの前兆が見られたかどうかが、事故が予見できたかどうかの分かれ目になりそうだ。 lift_skyさんの記事によれば、該当施設ではとりあえずはテストハンマーによる打音法で一斉検査を実施したそうだ。コンクリートの打音検査に比べれば、金属の打音検査は分かりやすいのでとりあえずの手段としては効果的な方法と思う。

リフト搬器は量産製品であり、おそらくはある程度の数量をまとめて協力業者に発注した部材と思われ、同一ロットの搬器は早急な非破壊検査が必要と思われる。グリーンシーズンだったのが不幸中の幸いで、他のリフトにおいても搬器の検査を期待したいものだ。

執筆日:2006年6月27日

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