真駒内スキー場 真駒内第1ロマンスリフトA/B線
真駒内スキー場 真駒内第1ロマンスリフトA/B線
事業者名:(株)プリンスホテル
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/makomanai/index.html
所在地:北海道札幌市南区常盤
キロ程:485.89m
支柱基数:9基 鋼管丸パイプ型T型パラレル
高低差:133.16m
最急勾配:30度20分(A線)/29度41分(B線)
輸送能力:各1200人/時
搬器台数:90台(A線)/71台(B線)
速度:1.8m/s(A線)/2.3m/s(B線)
回転方向:反時計(A線)/時計(B線)
動力:電気 各75kw
許可年月日:1980年8月14日
運輸開始年月日:1980年12月22日
建設年:2000年
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:各2人 セフティバー付
山麓:原動緊張(油圧)
山頂:終端
索道メーカー:安全索道
鋼索メーカー:テザック
観察日:2007年1月30日
本スキー場のメインラインとなるのは、第1高速よりもこちらかもしれない。本スキー場開設時に設置された第1ロマンスリフトA/B線を2000年にリプレースしたもの。旧線は537mだったので50mほど短縮されたことになる。リプレース時に「ボーダーが乗りやすい全く新しいタイプのリフト」とアピールしていたので、どんなリフトか楽しみにしていたが、私が見る限りでは搬器形状に若干の工夫があっただけで「全く新しいタイプ」は大げさすぎるような気がしないでもない。
山に向かって右側がA線、左側がB線。ペアパラレルで左右に速度差がある仕様で、筆者好みではあるが、平日のナイターという事もあって、B線のみの運転で体感では1.8m/s程度に減速しての運行だった。
山麓停留場は、安全索道製原動緊張装置の標準タイプ。山頂も標準的な終端装置。
これがボーダー向け搬器。座板の形状を変え肘掛を短くすることで、斜めに腰掛けボードを真っ直ぐに向け易くし、スムーズな乗降を目指したものだと推察される。この手の工夫は初見だったが、このシーズン他のプリンスのスキー場で同様の狙いを持ったと思われる搬器を見ることになる。
搬器以外には、特有の特徴は見出せなかった。訪問日の札幌市内中心部では降雪はなかったが、現地は吹雪模様でけっこう寒かった。市内は雪でも、こちらは晴天率が高いというのもここの売りだったはずだが、筆者のこころがけが悪かったのかもしれない。
これが当日使ったチケット。団体券扱いと思われる「団」の表記があるのは、本スキー場のパンフレットにある割引券を使ったためだと思われる。一般的にこの手の割引は、1日券に限定されるケースが多く、2時間券という最低単位の時間券にまで適用されるのは珍しい。スキー場到着が20時と終了まで1時間しかなかったわけだが、おかげで2時間券が1,100円。無理しなくても元が取れる値段なので迷いなく2時間券を選択した。用紙の地紋は「PRINCE HOTEL & RESORTS」だった。
執筆日:2007年3月29日
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