カテゴリー「太平索道」の記事

2006.12.25

番外編:2006年度の索道動向:普通索道編

2006年度はまだ3ヶ月以上あるが、索道界としてはスキー場の新設索道が明らかになるこの暮れで、その全容がほぼ明らかになったと言っても過言でないだろう。そこで現時点で筆者が掴んでいる索道の動向を新設情報中心にまとめてみた。

正直言って、かなり抜けがあると思われるので、コメントでどんどん補足いただけるとありがたい。

まずは普通索道編。


◎新規開業普通索道

○ニセコ グラン・ヒラフ
・エースセンターフォーゴンドラ ニセコ高原開発(株) 2006.8.1運輸開始
※2006年度新設の普通索道は無いと思っていたら、とんだ伏兵が潜んでいた。→の「索道ニュース」でもお伝えしたように8月1日から10月9日まで、エース第2センターフォーリフトを流用してヒラフゴンドラのキャビンを使い、普通索道として営業した。白馬47とタングラムが2004年夏営業で導入したものと同様なクワッドの利用法だが、キャビンは夏冬兼用で使う点が新たな試みである。

◎休廃止普通索道
○稚内公園
稚内公園ロープウェイ 稚内市 1975.7.27運輸開始
※日本で最北の索道・ロープウェイである稚内公園ロープウェイが、利用者減と設備老朽化のため2006年3月31日限りで営業を終えた。最終営業日から2006年4月1日付の廃止と思われる。
この結果、日本最北のロープウェイは、大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイとなっている。

○ニセコ東山スキー場
ニセコ東山ゴンドラ (株)プリンスホテル 1982.12.15運輸開始
※2005-2006シーズンでは休止と伝えられ、休止中のままコクドからプリンスホテルに譲渡された本ゴンドラは、キャビンを流用したアート作品が札幌近郊の公園で展示されており、プリンスの公式サイトのゲレンデマップからも抹消されている(ニセコ三山の共同サイトでは休止中として掲載)ので、休止中としても実質的には廃止と思われる。太平索道がミューラー社との提携で導入した単線自動循環式の最後の1本であった。

○ARAI MOUTAIN&SPA
・新井ゴンドラ 新井リゾート(株) 1993.12.19運輸開始
※運営会社である新井リゾートマネージメントの特別清算により、今シーズンの営業を断念。資産は外資系投資会社が保有しており、施設の保全のみを行って来シーズンからの運営者を探している。
安全索道製定員10名の立ち乗りゴンドラ。立ち乗りとしては、野沢温泉長坂(2代目)に次ぐ国内第2号機である。

○牛岳温泉スキー場
・牛岳ロープウェイ 富山市 1981.12.18運輸開始
※設備老朽化のため本ロープウェイでアクセスするユートピアゲレンデを今シーズン休止と告知している。このまま廃止の公算が高い。安全索道製交走式で、ワンスパンで谷を渡る。


○三峰山(埼玉県)

・三峰ロープウェイ 秩父鉄道(株) 1964.4.29運輸開始
※設備老朽化のため2006年5月19日から2007年5月31日までの予定で休止している。これを報じる中では、収支面で復旧に及び腰な様子も読み取れたので、発表どおり休止を終えるかどうか予断を許さない状況と思われる。

○箱根(神奈川県)
・箱根ロープウェイII期線 箱根ロープウェイ(株) 1960.9.7運輸開始
※三線自動循環式から複式単線自動循環式フニテルへの架け替えのため、2006年6月1日から2007年5月31日までの予定で運休中。2007年6月1日から新線の営業開始予定。2005年3月に宮島ロープウェイが二線自動循環式に改造され、後述の通り奈良ドリームランドスカイウェイが3月に休止されたため、この休止により日本独特の技術であった三線自動循環式は全て姿を消した。

○朝日村営鈴蘭シャンツェ(岐阜県)

・鈴蘭グループゴンドラ 朝日村 1996.2.10運輸開始
※『平成17年度鉄道要覧』には休止中として掲載されていたが、平成18年度版からは記載が無く、2005年度中、もしくは2006年4月1日付で廃止されたものと思われる。なお、朝日村は2005年2月1日付で高山市と合併しており、平成17年度版に朝日村として掲載されていること自体が問題であった。同シャンツェは現役ジャンプ台であり、2007年2月開催の第19回全国高等学校選抜スキー大会会場にも使われる予定である。運輸開始年から判るように老朽化とは考えにくく、運営コストが負担であったための廃止と思われるが、メーカーの太平索道が廃業した事も関係するかもしれない。高山市が2006年度に鈴蘭シャンツェの指定管理者を募集していたが、委託業務に索道は含まれておらず復活の目はなさそうだ。
本ゴンドラは、単線固定循環式を採用している点が珍しく、また普通索道完乗を目指す人には、競技関係者のみの利用となっていたために「乗れない」事で知られていた。
『鉄道ピクトリアル2001年4月増刊号 千年の京にありて』掲載の「単線固定式普通索道について」という記事が、本ゴンドラをまとめて紹介する数少ない文献と思われる。

○比良山スキー場
比良ロープウェイ 比良索道(株) 1962.8.16
※すでに本ブログでも取り上げたとおり2004年3月末を最後に休止していたが、『平成17年度鉄道要覧』には休止中で掲載されていたものの平成18年度版には記載がない。スキー場ゲレンデの復元作業の目途が立ったため、2005年度中か2006年4月1日付でリフト共に正式に廃止の手続きがとられたものと思われる。

○びわ湖バレイ
アルプスゴンドラ (株)びわ湖バレイ 1975.10.31運輸開始
※株式の大多数を持つ名鉄が、保有する全株を日本ケーブル系のNCリゾートに譲渡すると発表し、その報道の中で来季からはゴンドラを大型ロープウェイに架け替えると報じられた。筆者は、ゴンドラとは別位置にゴンドラの夏営業を行いながらの新線建設となると予想するが、今シーズンの終了と共に営業を休止する可能性も排除できない。営業を行った単線自動循環式普通索道では国内で2番目、現存する中では最古の施設であるので、機会があればこの冬に乗っておきたい。

○奈良ドリームランド

スカイウェイ (株)ドリームパーク 1961.7.1運輸開始
※『平成18年 鉄道要覧』に平成18年8月31日廃止予定として掲載されていたが、機器故障により2006年3月に運休し、そのまま再開することなくドリームランド廃園を迎えた。故障したのは制御盤らしく、代替の部品もないために簡単に修理とはいかなかったようだ。架設当時の機械がほぼそのまま残る三線自動循環式だったので、その廃線は惜しまれる。

○南レク御庄公園

御荘湾ロープウェイ 愛媛県 1977.8.10運輸開始
※設備老朽化と山頂駅付近を通る有料道路の無料化が決まり利用者減が見込まれるため、2006年3月31日限りで営業を終えると決定。実際は、3月27・28日の2日連続で宙吊り事故(27日は搬器が山麓駅構内で脱線、28日は4号柱脱索検出器誤作動)を起こし、29日に運休して総点検を行い、その結果、30・31日は運休となったために3月28日が最終営業日になった。稚内公園と同様、2006年4月1日付の廃止と思われる。
本ロープウェイは日本ケーブルが自社開発した単線自動循環式の最後の1本であり、この廃止によって純国産の単線自動循環式は姿を消した。
本ロープウェイが廃止され、2006年度に立山山麓ゴンドラが富山県から富山市(ないしは同市3セクの大山観光開発)に移管されたため、県営の普通索道は消滅した。

執筆日:2006年12月25日
加筆日:2006年12月26/27日

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2006.12.07

索道メーカー 太平索道

太平索道は、御薗生精一が1938年に日索工業として設立した伝統ある索道メーカーだった。御薗生精一は原晋一が架設工事を請負った秩父索道の架設工事に参画し、同工事の経験者を率いて品川索道工務所を設立しており、その後身が日索工業に当るようだ。原晋一は、索道創世記の日本で代表的な索道技師で玉村式索道で知られる玉村勇助と共に足尾銅山で技師を務め、玉村勇助が足尾銅山から独立し玉村工務所を設立した1907年に、玉村氏と同様に独立し1911年に中央工業所を設立、1914年には国内で2番目の旅客索道である大正博覧会不忍池空中ケーブルカーを架設している。

このような経緯があるために、太平索道では創業を原氏が足尾銅山から独立した1907年と称していた。

原氏の独立以来、密接な関係にあった高田商会が戦時色が強まるにつれ、鉱山開発に傾倒し帝国鉱業開発と改称し、日索工業も鉱山索道の実績を積み重ね、帝国鉱業開発の修理工場を日索工業の川口工場とし、戦時統制経済下では索道機械の鋳造を同工場で集中して引き受けていた。

このように貨物索道を中心とした名門索道メーカーであり、貨物索道が減少してからは旅客索道に転進、交走式や三線自動循環式の普通索道にこそ実績はないものの、単線循環式では多くの実績を残してきた。しかし、1997年を最後に新設はなく、現在では廃業したもようである。

単線自動循環式普通索道の導入にあたって、当初はミューラー社(スイス)と技術提携を結び、後に提携先をスタデリー社(スイス)に転じている。ミューラー社との提携で架設したゴンドラは、白根火山・妙高杉ノ原・ニセコ東山・八海山の4本でニセコを除く3本はリプレース済みで、ニセコも昨シーズンから休止しており、壊滅状態となった。

スタデリー社との提携製品は、ゴンドラもデタッチャブルリフトも多くが稼働中である。

かぐらゴンドラ
太平索道製単線自動循環式普通索道:かぐらゴンドラ
搬器は日ケや東索と同じCWA社製

今庄365第2クワッド
太平索道製デタッチャブルリフト:今庄365第2クワッド
筆者にはあまりかっこよく見えないが、この倉庫然とした上屋がデタッチャブルリフトの標準仕様らしい

趣味的に見た外観上の特徴を見出せるほど観察数が多くないが、間違いないのが下のパラレルリフト支柱のアーム形状。筆者はこれをみると鉄人28号の肩を思い出すのだが、どうだろう。これは他社では類似の形状を見た事がない。

ニセコ東山 ダウンヒル第3リフトA・B線
太平索道製パラレルリフト支柱:ニセコ東山 ダウンヒル第3リフトA・B線丸パイプを曲げたような形状が独特

単線固定循環式の設備でも、銘板にはスタデリー社の名前も入っているので、同様にドッペルマイヤー社の名前を入れた銘板を使う日ケのように、技術提携の成果を生かした設備になっていると思われるが、具体的にどの部分が提携の成果がわからない。

会社の廃業により、使用中の事業者は保守などで大きな手間がかかっていると思われ、優先的に淘汰される可能性があるので、同社製を採用した索道には早めに訪問したい。

執筆日:2006年12月7日

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2006.03.10

スキーメビウス デュオリフト

MEBIUSUPL01

スキーメビウス デュオリフト
事業者名:(株)グラウンズ
スキー場名:スキーメビウス
公式サイト:http://sc-op.jp/index.htm
所在地:北海道北見市端野町2区
キロ程:471m
支柱基数:9基
高低差:78m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:2.3m/s
回転方向:時計
動力:電気 45kw
許可年月日:1989年11月8日
運輸開始年月日:1989年12月16日
建設年:1989年
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月1日

ここは全コースがナイター営業をしているので、デュオリフトも営業している事を期待したが、残念ながら15時で営業を終了しており、眺めただけで乗れなかった。

搬器や支柱、原動緊張装置の機械カバーなどは太平索道の標準的なタイプだが、原動緊張装置のコラムに特徴がある。クワッドリフトの停留場上屋の脚と揃えたV字型形状で、このタイプは初めて見た。おそらく特別設計だと思われ、リゾートとしてデザインされたスキー場である事を思わせる。

MEBIUSUPL02

技術提携先のスタデリー社(スイス)の名前とロゴも入った太平索道のメーカースプレート。

MEBIUSUPL03

折返滑車を上下で支持する終端装置。

MEBIUSUTICKET

リフト券売り場では、1回券400円と表示されていたが、2回分ということこのように200円券を4枚渡された。本来は1回券200円で、デュオは1乗車で1回分、カルテットは2回分必要なのかもしれない。それをデュオの営業終了後なので、1回券400円と案内していたのか? 1回券が発売当日限りというスキー場は少数派だろう。

執筆日:2006年3月10日

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2006.03.09

スキーメビウス カルテットリフト

MEBIUSUDQ01

スキーメビウス カルテットリフト
事業者名:(株)グラウンズ
スキー場名:スキーメビウス
公式サイト:http://sc-op.jp/index.htm
所在地:北海道北見市端野町2区
キロ程:1004m
支柱基数:17基
高低差:216m
最急勾配:不明
輸送能力:2400人/時
搬器台数:89台
速度:4.0m/s
回転方向:時計
動力:電気 350kw
許可年月日:1989年11月8日
運輸開始年月日:1989年12月16日
建設年:1989年
種別:特殊索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:4人
山麓:原動油圧緊張
山頂:終端 車庫線
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2006年2月1日

留辺蘂八方台に寄った後、あと1ヶ所、近隣でナイター営業を行うスキー場に寄ろうと考えた結果、太平索道のフード付きクワッドリフトを擁するスキーメビウスに決めた。

太平索道のフード付きクワッドの第1号であり、筆者は他に同社のフード付きクワッドの架設場所を知らないので(ここが唯一という事はないと思うが)、確実に見ておく良い機会と思ったのだ。

ナイター営業でも全コースがカバーされ、初級者コースから上級者コースまでそろい、1キロを越える連続滑走距離が確保されているので、ナイターゲレンデとしては満足度が高い。昼でも半日くらいなら十分に楽しめそうだ。ゲレンデトップからは、北見市街地の明かりも見え、駅前の東急と思われる赤いネオンも確認できた。

リフト名がカルテットとデュオ、コース名がピッコロ、ビオラ、ホルン、クラリネットと音楽用語で統一され、ホテルが併設された洒落たデザインのセンターハウスなど市民スキー場のレベルを超越しているが、いかんせんメインターゲットはオホーツク海側最大の都市とはいえ人口が約11万人の北見市、過剰な施設なのかもしれない。メンテナンスが十分ではないという印象を受けた。

リフト停留場のデザインは、太平索道製デタッチャブルリフトの標準的な形状。

MEBIUSUDQ02

車庫線は山頂にあった。こういう気遣いもリゾートとしてトータルデザインされたスキー場である事をうかがわせる。

搬器は、センターにもアームレストがある座面が2+2に分かれたタイプ。フードのデザインは正面下側が不透明で、背面は背板とフードの間を布で塞ぐという日本ケーブルとよく似た設計。

MEBIUSUDQ03

しかし、フードのメンテナンスの悪さは気になった。安全上問題がある部材ではない事は承知しているが、このように大穴を開けたまま運行している搬器もあった。

MEBIUSUDQ04

穴は開かないまでも、このように補修してある搬器もある。ここまでひどく無くても無傷のフードは皆無と言ってもよいくらいで、視界が効かず支柱の銘板でさえも読み取れないのはまいった。

メンテ担当者が出来る限り努力している事は、このフードの補修からもうかがわれるが、この状態なのはメンテ費用の不足だろうか? それとも太平索道が廃業してしまったからだろうか? 前述のようにフード付きの実績が少ないメーカーであるのでフードの交換部品は簡単に入手できないのだろう。

実に痛ましいリフトだった。平日のナイターでもそこそこの来場者があるだけに頑張って欲しい。

行った後で気が付いたのだが、たぶん日本で最北端・最東端のクワッドリフトと思われる。

執筆日:2006年3月9日

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2005.11.30

かぐらゴンドラ ~長さ県内第2位

KAGURAGL01

かぐらゴンドラ
事業者名:株式会社コクド
スキー場名:かぐらスキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/kagura/index.html
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町三俣
キロ程:3131m
支柱基数:31基
高低差:415m
最急勾配:29度46分
輸送能力:1800人/時
搬器台数:118台
速度:5.0m/s
回転方向:反時計
動力:電気 630kw
許可年月日:1988年10月28日
運輸開始年月日:1988年12月24日
種別:普通索道
方式:単線自動循環式
搬器定員:6人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:太平索道-スタデリー
搬器メーカー:CWA
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年3月23日

みつまたエリアとかぐらエリアを結ぶゴンドラ。一応、ゴンドラに平行するコースもあるが、緩斜面部分が非常に多く、初級者以外にはまったく魅力的でない。逆に言えば、初級者がゴンドラで繰り返し滑る稀有な場所という言い方もできよう。

こういう立地なので、登行ゴンドラ的な性格が強い。ゴンドラ開通以前のかぐらエリアへの移動は、「みつまた第4リフト」「かぐら第1リフト」「かぐら第2リフト」の3本のリフトを乗り継がねばならず、このゴンドラの登場により移動時間・快適性の両面で大きく改善された。

朝は八海山、午後はかぐらという筆者の強引な行程も、みつまたロープウェイの大型化とかぐらゴンドラ無しでは考えられなかったであろう。

日本一の長さを誇る「苗場・田代ゴンドラ」・・ドラゴンドラが登場するまでは新潟県内一の長さだった。

KAGURAGL02

搬器は、安索以外のメーカーでお馴染みのCWA。8人乗りが登場するまでコクドが標準としていたアルミ無塗装ヘアライン仕上げの外観。同じCWA搬器でもメーカーによりサスペンダーの取付方式が異なり、索道メーカー判別の手がかりになる。

KAGURAGL03

このクリップ形状は、日ケー-ドッペルマイヤーのゴンドラ用第二世代のクリップに似ている。

KAGURAGL04

搬器内の銘板。スタドレー社とCWA社が記されている。太平索道は、4人乗りゴンドラではミューラー社と提携していたが、6人乗りゴンドラとデタッチャブルリフトではスタドレー社と提携している。

執筆日:2005年11月30日

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2005.11.21

八海山第2ロマンスリフト

HAKKAI2PL

八海山第2ロマンスリフト
事業者名:株式会社コクド
スキー場名:六日町八海山スキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/hakkaisan/index.html
所在地:新潟県南魚沼市八海山
キロ程:906m
支柱基数:不明
高低差:264m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明(セーフティバー・フットレスト付き)
速度:不明
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1984年7月16日
運輸開始年月日:1984年12月23日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動緊張
山頂:終端
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年3月23日


ロングランコースで中級以上のスキーヤー・ボーダーに人気のある六日町八海山スキー場の山麓部、第1ロマンスリフトの上部にあるリフト。ロープウェイを使うメインコースから外れている独立ゲレンデになっているので空いているが、この画像のように大会などに使われることも多いようだ。

なかなか快適な中斜面だが、このスキー場にあっては目立たないのもしかたがない。筆者の訪問時には、すっかりグシャグシャの春の雪であったので、メインコースの荒れ方が酷く、こちらの方が快適だった。

さて本題のリフト。今は無き太平索道のペアリフトで、山麓原動緊張。日本ケーブルで言う3コラム形オーバーヘッドドライブタイプ。搬器は長時間の乗車に対応したフットレスト付き。

執筆日:2005年11月21日

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2005.11.20

八海山第1ロマンスリフト

八海山第1ロマンスリフト
事業者名:株式会社コクド
スキー場名:六日町八海山スキー場
公式サイト:http://www.princehotels.co.jp/ski/hakkaisan/index.html
所在地:新潟県南魚沼市八海山
キロ程:652m
支柱基数:不明
高低差:107m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:不明
回転方向:不明
動力:電気
許可年月日:1984年7月16日
運輸開始年月日:1984年12月23日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年3月23日

ロングランコースで中級以上のスキーヤー・ボーダーに人気のある六日町八海山スキー場の山麓部にある。このスキー場で初級者が安心して利用できる唯一のリフト。

旧ゴンドラ山麓停留場を転用した「ベースキャンプ」の横に起点があり、ここからロープウェイ山麓駅に向うには、このリフトで上ってから滑り込むしかない。

たぶん山麓原動緊張だと思うが、写真もメモも見つからず自信がないので「不明」にしておく。

執筆日:2005年11月20日

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2005.10.24

栂池高原 鐘の鳴る丘第11ロマンスリフト

KANENO11ROMAPL01

鐘の鳴る丘第11ロマンスリフト
事業者名:株式会社白馬館
スキー場名:栂池高原
公式サイト:http://hakuba-sanso.co.jp/
所在地:長野県北安曇郡小谷村栂池高原
キロ程:134m
支柱基数:不明
高低差:20m
最急勾配:不明
輸送能力:12
00人/時
搬器台数:不明
速度:不明
回転方向:時計
動力:電気
許可年月日:1995年11月1日
運輸開始年月日:1995年12月22日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:原動(油圧)緊張
山頂:不明
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年1月26日

鐘の鳴る丘ゲレンデトップの裏側に架かるリフト。

鐘の鳴る丘ロマンスリフトや鐘の鳴る丘第10リフトと共に、トップから少し下がって位置になる鐘の鳴る丘第2ゲレンデや丸山ゲレンデのベース部から鐘の鳴る丘に戻るリフトの一つ。

鐘の鳴る丘の裏側のリフトではもっとも南側にあり、山麓停留場は鐘の鳴る丘第2ゲレンデに架かるスカイライナー4の山麓停留場の近くにある。

スカイライナー4の前身である鐘の鳴る丘第2ロマンスリフトの起点は、鐘の鳴る丘ゲレンデのトップにあり、いったん下がった位置に中間停留場を持っていたため、この第11ロマンスの役割も併せ持っていた。そのため第2ロマンスの一部を残して、第11ロマンスとしたのかと思ったが、開業年に開きがあるので、まったくの新設である可能性が高そうだ。

執筆日:2005年10月24日

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2005.10.21

栂池高原 鐘の鳴る丘第5ロマンスリフト

鐘の鳴る丘第5ロマンスリフト
事業者名:株式会社白馬館
スキー場名:栂池高原
公式サイト:http://hakuba-sanso.co.jp/
所在地:長野県北安曇郡小谷村栂池高原
キロ程:461m
支柱基数:不明
高低差:75m
最急勾配:不明
輸送能力:不明
搬器台数:不明
速度:不明
回転方向:不明
動力:電気
許可年月日:1988年11月15日
運輸開始年月日:1988年12月23日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年1月26日


鐘の鳴る丘ゲレンデの山に向かって右端に架設されたリフト。終点から鐘の鳴る丘第9リフトに乗り継いでゲレンデトップに向う事ができる。

ゲレンデトップに直行するクワッドが3本もかかる状況では、乗り継ぐ需要はほとんどないと思われ、初心者の足慣らし、リフト乗車練習用の需要が多いように思われる。

執筆日:2005年10月21日

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2005.10.19

栂池高原 鐘の鳴る丘第3ロマンスリフト

鐘の鳴る丘第3ロマンスリフ
事業者名:株式会社白馬館
スキー場名:栂池高原
公式サイト:http://hakuba-sanso.co.jp/
所在地:長野県北安曇郡小谷村栂池高原
キロ程:1103m
支柱基数:不明
高低差:150m
最急勾配:不明
輸送能力:1200人/時
搬器台数:不明
速度:不明
回転方向:不明
動力:電気
許可年月日:1987年11月6日
運輸開始年月日:1987年12月22日
種別:特殊索道
方式:単線固定循環式
搬器定員:2人
山麓:不明
山頂:不明
索道メーカー:太平索道
鋼索メーカー:不明

観察日:2002年1月26日

鐘の鳴る丘ゲレンデの山に向かって左端に架設されたリフト。営業開始の1987年と言えば、鐘の鳴る丘でもデタッチャブルトリプルの登場後であり、全国的にはデタッチャブルクワッドがかなり普及を始めており、志賀高原では500mを切るものも登場していた時期なので、1キロを越えながらの固定循環式の採用は珍しくなっていた。

固定循環式の採用理由としては、このリフトの山麓付近のゲレンデは、リフト架設に合わせて拡張された部分で、斜度も鐘の鳴る丘の主要部分に比べるときつめであるため、滑走用というよりは栂池の宿泊街から鐘の鳴る丘へのアクセスリフトの意味合いが強いと考えたためかもしれない。実際、落倉ペンション村方面からの送迎は、ここまでである事も多い。

執筆日:2005年10月19日

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